tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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I’m crazy about you. ~お前に夢中~  4.



<此の二次小説『I’m crazy about you. ~お前に夢中~  4.』は、一部の言葉に、不快
 に思われるやも知れない言葉が、入っております。
 了承の程、宜しくお願い致します。>



司が、病院に入院して居た時…。
実は、司の母親で在る 楓は、其の当時、司が入院して居た病院で、つくしと会って、司との1年の猶予を与えて居たのだった。


そして、司も、また、自身の母親で在る 楓より、つくしとの1年の猶予を与えられて居た
のだった。


其れは、司が、英徳高校を卒業後…。
本来…。
司の母親で在る 楓が、司との約束の中で、司をNYに渡米させる筈だったのだが…。


司は、其のまま、日本に残り…。
英徳大学に進学する事で、自身の母親で在る 楓より、1年の猶予を与えられたという事と成って居たのだった。



だが、司は、つくしが、行方不明に成った事で、ヤル気を失くし…。
あれから、司は、自室に籠ったまま…。
英徳大学に通学する訳でも無く、自室から、出て来る事も無かったのだった。


なので、タマは、心配に成り、司の自室に行脚する毎日だったのだ。



実は、司の自室のドアには、ルームキーが付いて居るのだ。


なので、司は、誰にも、自身のテリトリーの中に入って来て欲しく無かったので…。
敢えて、司の自室のドアには、司自ら、ルームキーを掛けて居たのだった。


だが、タマには、そんな事は通用し無いのだ。


何故なら…。
タマは、道明寺家の使用人頭なのだ。
タマは、道明寺邸の全ての部屋のルームキーを管理する立場に在るのだ。


なので、タマには、そんな事は通用し無いという訳だったのだ。



そして、タマは、其の日も、司の部屋に、行脚するのだった。


「坊っちゃん…。
 何時まで、ベッドに、張り付いてお出でですかい?
 若いもんが、何時もでも…。
 如何為さりたいのですかい?」と、タマは、司の気持ちを分かって居乍ら…。


タマは、態と、司に、訊き出そうとして居たのだった。


だが、司は、タマに、言って除けるのだった。


「うるせぇ~!
 俺の事は、放って置いてくれ‼」と、吠える日々だったのだ。



また、別の日には、一切、食事を摂ろうとし無い司に、痺れを切らせたかの様に、タマは、司の自室に、食事を運ぶのだった。


「坊っちゃん…。
 食事を摂りませんと…。
 体力を消耗させるだけださね。
 いい加減、食事なさいませ。」と…。


其れでも司は、タマに、吠えるのだった。


「飯は要らねぇ‼
 良いから、下げろ‼」と…。


タマは、“はぁ~。”と、溜息を突き乍らも…。
司の指示通り、食事を下げる日々だったのだ。


そして、タマは、思うのだった。


“お腹を空かせれば…。
 其の内、食させるでしょ。”と…。


だが、そんな日も、中々、訪れる事は無く…。
既に、あの日から、2か月近くは経って居たのだった。


そして、等々、司は、点滴生活と成って居たのだった。



実は、あの雨の日の後…。
つくしが、雲隠れして居たあの漁村の時と同じ様に、今回も、また、つくしは、雲隠れした程度にしか、司自身、考えて居なかったのだ。


だからだったのだろう。
司は、自身がつくしの記憶を取り戻した事を、何れ、知る事と成ると思って居たのだった。


何故なら…。
つくしが、司の其の後の事を気に成り始め、F3&桜子に連絡を取る事で、“全てを知る事と成る。”と、司は、何処か、安易に考えて居たのだった。


其れ位…。
司は、浅はかに、考えて居たのだった。



勿論、司が、つくしの記憶を取り戻して、つくしのアパートに向かった時に、既に、つくしのアパートは、『蛻の殻』と、成って居た所を観た時は、司自身、ショックだった事は言うまでも無かったのだ。


だが、また、漁村の時の様に、短期間で、つくしが見付かり…。
そして、司の前に、つくしが、現れると、何処か?
浅はかに、司は、考えて居たのだった。


もしくは、“また、類が、TVを観て居て、牧野を見付け出してくれるのではねぇか?”と、司自身、考えて居た事は、事実だったのだ。


しかし、其の司の思惑は、全て、外れてしまったのだ。
つくしは、中々、司の前に、現れる事は、無かったのだった。



ましてや、まさか、つくしが、携帯を替えて居た等と…。
司自身も、思って居らず…。
F3&桜子からも、つくしに、連絡を取る事が出来ないとは、思っても視なかったのだ。


所謂、つくしの行方不明は、前回(漁村の時)の様な雲隠れでは無く…。
完全なる失踪だったのだ。



そして、司は、道明寺邸には、或る人物達の登場で、つくしが、英徳学園を、自主退学して居た事を知るのだった。


其の或る人物達と言うのは、勿論のF3だったのだ。


実は、F3が、漸く、重い腰を上げるが如く…。
司の陣中見舞いに、向かう事にしたのだった。


本来なら…。
総二郎とあきらは、司の所には、行きたく無かったのだ。


何故なら…。
漁村の時と同じ状況成らば…。
間違い無く、司は、荒れている事が予想されるのだ。


総二郎とあきらにして視れば…。
また、司との本気(マジ)の殴り合いに成るのだけは、避けたかったのだ。


なので、実は、総二郎とあきらは、司から連絡して来る迄、様子を見る事にして居たのだった。


だが、類が、言って来たのだ。
なので、総二郎とあきらの事情が、変わって来たという訳だったのだ。


何故なら…。
今迄は、総二郎とあきらが、類を引っ張って、道明寺邸に現れるのが、通例だったのだ。


其れが、今回ばかりは、類から、総二郎とあきらを引っ張る形に成って居たのだ。


だからだったのだろう。
此の時の総二郎とあきらには、司の様子を見て居る場合では無かったのだ。


何故なら…。
類は、確実に、何かを企んで居る事は、総二郎とあきらには、分かり切って居たのだから…。



其の類の話しとは…。


「今から、司ん家(ち)(道明寺邸)に、行くけど…。
 総二郎とあきらは、如何する?」と…。



其の時だったのだ。
総二郎とあきらより、先に、声を掛けて来た人物が居たのだった。


そうなのだ。
和也だったのだ。


「僕も、行くよ。
 僕が居なきゃあ…。
 つくしちゃんの代わりに、道明寺に、文句が、言えないでしょ!」と…。


なので、総二郎とあきらだけじゃ無く…。
類までもが、和也に、言って除けるのだった。


「「「お前が行くと…。
   ややこしく成るから、来なくて良い‼」」」と…。


あの類が、総二郎とあきらと一緒に成って、そう迄言うと言う事は…。
やはり、類が、何かを考えて居る事は、此の時の総二郎とあきらには、了承済みだったのだ。


だからだったのだろう。
総二郎とあきらは、同じ事を思って居たのだった。


“類は、何を企んでんだぁ~⁉
 また、司との本気(マジ)の殴り合いの喧嘩に成る事だけは、ごめんだな。”と…。


だからだったのだろう。
総二郎とあきらは、そんな類に、同時に、言って除けるのだった。


「「勿論、一緒に、行くに決まってんだろ‼」」と…。


だが、類には、総二郎とあきらが、そう言って来る事が、分かり切って居ても…。
総二郎とあきらからの勢い在る物言いに、此の時の類は、総二郎とあきらには、“クスクス”と、笑って魅せて居たのだった。


そんな類の笑う姿を観て居た総二郎とあきらは、類のそんな笑う姿に、一抹の不安が過るのだった。



なので、其の後の類と総二郎とあきらは、共だって、道明寺邸に、向かって居たのだった。

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