其の後【司とつくしは兄妹?…<つかつく>】 24.
大晦日の総二郎は、優紀を自宅まで、愛車で迎えに行く前に…。
司に、報告の連絡を入れて居たのだった。
「司…。
色々、サンキュな!
優紀と、付き合える事に成ったわ。」と…。
此の総二郎からの報告を喜んだのは、司自身だったのだ。
何故なら…。
総二郎は、今までに、本気の恋愛をして来なかったのだ。
「其れが、当然だろう‼」と、総二郎は、言って居た程だったのだ。
だからこそ…。
そんな総二郎を、心配して居た司だったのだ。
幼馴染で親友だからこそ…。
司は、そんな総二郎を、心配して居たのだ。
だからだったのだろう。
司は、思って居たのだった。
“良かったなぁ~。
総二郎…。”と…。
なので、司は、総二郎に、提案するのだった。
「そうか…。
其れは、何より…だ。
なぁ~、総二郎…。
(1月)1日の元旦のうち(道明寺家)の新春パーティーに、来るよな?」と…。
だからだったのだろう。
総二郎は、司に、即答するのだった。
「ああ。
優紀をパートナーにして、出席する。」と…。
なので、司は、提案の話を話しし始めるのだった。
「だったら…よ。
新春パーティーの後は、仲間(F4&つくし&優紀)で、騒ごうぜ‼
まぁ~、(新春)パーティーは、途中で、抜けても良いし…よ。」と…。
だからだったのだろう。
総二郎は、司に、訊き始めるのだった。
「俺は、良いけど…よ。
類とつくしちゃんの母ちゃんが、煩ぇんじゃねぇの?」と…。
だからだったのだろう。
司は、話しし始めるのだった。
「俺とつくしは、(1月)4日には、NYに戻る事に成ってる。
どうせ、日本に居る間のつくしは、(類とつくしの)母ちゃんに取られるんだから…よ。
日本で、俺とつくしだけが、一緒に居られるのは、精々、(1月)2日までだろ⁉
と言う事は…。
俺とつくしが、仲間(F4&つくし&優紀)と一緒に騒げるのは、精々、(1月)1日の元旦
だけだろ⁉
だからこそ…。
其の日位ぇは、良いんじゃねぇの?
寧ろ、類が一緒に居れば…。
(類とつくしの)母ちゃんも、文句は出ねぇだろ?」と…。
だが、そう司から聞いた此の時の総二郎は、思うのだった。
“司の解釈を、納得して良いモノやら…。
諭してやった方が良いモノやら…。
どっちが良いんだろうな?
悩む処だよな?”と…。
そう思って居た総二郎では、有ったのだが…。
敢えて、司には、何も言わなかったのだ。
何故なら…。
此の後の司が、不貞腐れる事位…。
司との長い付き合いの中で、総二郎には、分かり切って居たのだから…。
其れに、此の後の司が、不貞腐れた事で、面倒臭い事に成る事も、分かり切って居た総二郎だったのだ。
だからこそ…。
敢えて、司には、何も言わずに、置いて於いたのだった。
なので、総二郎からの返答の言葉が無い事を良い事に…。
此の時の司は、総二郎から賛成の意を貰えたと解釈して居たのだった。
此の事が、後々、揉める事に成るとは、此の時の総二郎には、分からなかったのだ。
所謂、総二郎は、予期して居なかった事だけに、後悔するのだった。
また、つくしは、道明寺邸で、新春パーティーを執り行う事を、司から聞いた事で、桜子を誘う事にするのだった。
勿論、司の母親で在る 楓に、了承を得た事は、事実だったのだが…。
なので、つくしは、桜子に、連絡を入れるのだった。
「桜子…。
(1月)1日の元旦は、如何してる?」と…。
だからだったのだろう。
つくしからそう訊かれた桜子は、“何か、有ったのだろうか?”と、思い乍らも、つくしに、返答するのだった。
“別に予定は有りませんが…。
何か、有ったんですか?”と…。
だからだったのだろう。
つくしは、そんな風に、心配して居る桜子に、話しし始めるのだった。
「うん。
(1月)1日の元旦に…ね。
道明寺邸で、新春パーティーを執り行う事に成ったの。
で、桜子を誘うをと思って…ね。
先日、仲良く成ったばかりの友達も、桜子に紹介し様と、思ってるの。
西門流の家元夫人のお気に入りの女の子なの。
私と、同じ歳だけど…ね。」と…。
だからだったのだろう。
桜子は、即座に、つくしに、訊き始めるのだった。
“私は、パートナー無しでも、宜しかったでしょうか?
先輩は、道明寺さんのパートナーとして、ご出席為さるんですよね?”と…。
なので、つくしは、即答するのだった。
「うん。」と…。
だからだったのだろう。
桜子は、つくしの返答の言葉を聞いて、自身の気持ちを言い始めたのだった。
“先輩の其のお友達の方が、西門流の家元夫人のお気に入りの方と言う事は…。
きっと、西門さんのパートナーは、其の方が為さるんだと思うんです。
でも、私は、現在の処…。
お相手が居ないんですよね。
だから…。
何方かのパートナーとして、出席する事が出来ないと思うんですよね。”と…。
なので、つくしは、しれっと、言って除けるのだった。
「じゃさあ~。
お兄様か?
美作さんの何方かのパートナーは…?
美作さんは、如何か?
今は、分からないんだけど…。
お兄様には、パートナーは、居なかったと思うんだけど…?」と…。
其処で、桜子は、パぁ~と、明るく成ったかの様な声で、つくしに、訊くのだった。
“えっ??
F4の皆様も、ご出席為さるとは、思って居ましたが…。
花沢さんと美作さんには、パートナーが、お出でに成らないという事ですよね?”と…。
なので、此の時のつくしは、あいまいな返事しかし無かったのだ。
「うん。
多分だけど…。
ほら…。
お兄様は、『女性嫌い』だし…。」と…。
だからだったのだろう。
桜子は、そんなつくしの返答の言葉を聞いて、納得するのだった。
“成程…。
そうですね。
(1月)1日の元旦も、楽しみにしていますね。
先輩…。
お誘い下さり、有難う御座いました。”と…。
なので、此の時のつくしは、何も、考えず…。
返答するのだった。
「うん。」と…。
だが、実は、此の事が切っ掛けで、後には、あいまいに返事した事を、つくし自身、後悔するのだった。
そして、次の日…。
所謂、1月1日の元旦当日と成ったのだった。
其の場(道明寺邸)には、F4は、勿論…。
つくしと優紀…。
そして、つくしから誘われた桜子…。
そして、道明寺財閥から、同じ財閥系として、招待状を受け取って居た滋…。
そして、滋と一緒に、日本に帰国して帰って居たあや乃が、其の場(道明寺邸)に居たのだった。
実は、つくしの兄で在る 此の時の類は、思って居たのだった。
“何も、起こらなければ、良いんだけど…ね。
何で、揃いも揃って…。
此の場(道明寺邸)に、此のメンツが居るんだろうね。
大騒ぎに成る様な予感しか無いよ。”と…。
或る意味…。
類の勘は、当たるのだった。