tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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I’m crazy about you. ~お前に夢中~  13.



【プロローグ  ⑤<10.のエピローグ>】


牧野家を乗せたリムジンは、桃乃園邸に着いたのだった。


つくしは、道明寺邸で、一時…。
メイドをしたり…。
司には、道明寺邸に連れて行かれたり…と、お屋敷というモノには、見慣れていたのだ。


勿論、道明寺邸だけじゃ無く…。
西門邸・美作邸にも、お邪魔した事の在る つくしだったのだ。
今、つくしが見て居る景色は、既に、見慣れた景色だったのだ。


だからだったのだろう。
桃乃園邸を見たからと云って、つくしが、驚く様な事は無かったのだ。


勿論、つくしと進姉弟の父親で在る 晴夫にとっては、実家なのだ。
当然、桃乃園邸を見ても、平然として居たのだ。


そして、つくしと進姉弟の母親で在る 千恵子も、若き日…。
つくしと進姉弟の父親で在る 晴夫に連れられて、桃乃園邸に、お邪魔した事が有ったのだ。
なので、つくしと進姉弟の母親で在る 千恵子自身も、桃乃園邸を見たからと云って、ビクビクする事も無かったのだ。



だが…。
進は、そう言う訳には、いかなかったのだ。


進にとっては、初めて見るお屋敷…。
其の迫力に、何も言えず…。
唯、目を、バタバタと、瞬きさせて居る進だったのだ。



そして、其処へ、桃乃園家の執事が、リビングルームに、誘導したのだ。
つくしと進姉弟の父親で在る 晴夫にとっては、勝手知ったる住まい…。


だが、つくしと進姉弟の父親で在る 晴夫は、話しに寄っては、此の話しを辞退するつもりで居たのだ。


何故なら…。
将来的には、つくしと進姉弟を、不幸にするかも知れないから…だったのだ。


だからこそ…。
つくしと進姉弟の父親で在る 晴夫は、桃乃園家の執事に、全て、任せて居たのだった。



そして、牧野家の面々は、桃乃園家の執事から、ソファに座る様に勧められたのだ。


そして、牧野家の面々は、つくしと進姉弟の父親で在る 晴夫の両親…。
所謂、つくしと進姉弟の祖父母が、リビングルームに入って来る事を、待って居たのだった。
其処へ、つくしと進姉弟の祖父母が、リビングルームに入って来たのだった。



そして、つくしと進姉弟の祖父で在る 桃乃園総帥が、牧野家の面々に、声を掛けて来たのだった。


先ずは、つくしと進姉弟の両親で在る 晴夫と千恵子に、声を掛けたのだった。


「久し振りだったな。
 晴夫…。
 千恵子さん…。
 元気そうで、何より…だ。」と…。


其処に、つくしと進姉弟の両親で在る 晴夫と千恵子は、返答したのだった。


「「ご無沙汰しておりました。」」と…。


そして、其の後、つくしと進姉弟の方を向いて、声を掛けたのだった。


「つくしと進…だな。
 “初めまして…。”だな。
 私が、祖父さん…だ。
 そして、こっちが、祖母さん…だ。」と…。


其処で、つくしが、つくしと進姉弟の祖父で在る 桃乃園総帥に声を掛けたのだった。


「お祖父様は、パパとママをお許しでは無かったんですよね?
 何故…?
 今頃に成って…。
 私達を、此方(桃乃園邸)に呼ばれたんですか?」と…。


だからだったのだろう。
少し、怒った様な顔付きに成ったつくしと進姉弟の祖父で在る 桃乃園総帥は、“当たり前だ。”と、云わんばかりに、つくしに、言って除けるのだった。


「執事からは、訊いて居ないのかい?」と…。


だからだったのだろう。
つくしも、負けじと、言って除けるのだった。


「はい。
 伺いました。
 ですが…。
 お祖父様の口から、お聞きしたいと思います。」と…。


其のつくしの様子に、つくしと進姉弟の祖父で在る 桃乃園総帥は、そんなつくしを気に入ったのだった。


だからだったのだろう。
つくしの要望通り…。
つくしと進姉弟の祖父で在る 桃乃園総帥は、話しし始めるのだった。


「そうか…。
 じゃあ、言って遣ろう。
 晴夫の兄で在る 和夫には、子供が居らん。
 だからこそ…。
 桃乃園家直系の跡継ぎが必要だ。
 其の跡継ぎは、進だ。
 だからこそ…。
 お前等を呼び寄せた。
 進…。
 進は、桃乃園家の唯一の直系だ。
 此れからは、桃乃園財閥の御曹司として、弁えた生活を心掛けなさい。
 良いな。」と…。
「………」


だが、此の時の進は、何と言って良いのか?
分からずに居たのだ。


何故なら…。
進が、選んだ道では無いのだ。
所謂、進にとっては、与えられた道と成るのだ。


だからだったのだろう。
そんな様子の進に、つくしは、また、つくしと進姉弟の祖父で在る 桃乃園総帥に、言って除けるのだった。


「もし、進が、“継ぎたくない。”と、言ったら…。
 お祖父様は、如何為さいますか?」と…。


だが、つくしと進姉弟の祖父で在る 桃乃園総帥は、そう言って来たつくしに、睨み付ける様に、話しし始めたのだった。


「儂は、そんな事は、許さんぞ。
 進にとっては、其れが、宿命だ。
 否…。
 其れが、桃乃園家の孫として、産まれて来た運命だ。
 儂の言う事を聞いて居れば…。
 何もかも上手く行く。
 晴夫と千恵子さんを見なさい。
 儂に、あれだけ、反発したにも関わらず、生活力が無く…。
 結局…。
 子供に負担を掛けた。
 儂に、反発した罰だろう。
 だからこそ…。
 進は、人生を失敗しないで済む様に、儂の言う事を聞いて居なさい。」と…。


だが、そんな言葉を聞いた其の時のつくしは、叫び掛けて居たのだった。


何故なら…。
余りにも、理不尽なつくしと進姉弟の祖父で在る 桃乃園総帥の其の言い分に、つくしは、キレて居たから…だったのだ。



だが、其処に、つくしと進姉弟の伯父夫婦で在る 和夫夫婦が、リビングルームに入って来たのだった。


そして、つくしと進姉弟の伯父夫婦で在る 和夫夫婦が、リビングルームに入って来たと同時に、つくしと進姉弟の父親で在る 晴夫が、自身の兄で在る 和夫に声を掛けたのだった。


「兄さん…。
 ごめん。
 今迄、勝手して…。」と…。


そして、つくしと進姉弟の父親で在る 晴夫の兄の和夫は、自身の弟で在る 晴夫に、頷くのだった。


何故なら…。
つくしと進姉弟の父親で在る 晴夫の兄の和夫は、自身の弟で在る 晴夫の気持ちが、痛い程、分かって居たからだったのだ。


そして、つくしと進姉弟の伯父で在る 和夫は、自身の父親で在る 桃乃園総帥に、言って除けるのだった。


「貴方が言う『反発した罰』とは、如何言う意味でしょうか?
 では、私達 夫婦は、如何言う『罰』を受けたと言うのでしょうか?
 貴方の言う通りに聞いたが故に、私達 夫婦は、貴方の代わりに、『罰』を受けたと言う
 事でしょうか?」と…。
「………」



つくしと進姉弟の祖父で在る 桃乃園総帥にとって、自身の息子で在る 和夫の反発した物言いを、初めて、聞いたのだった。


自身の息子で在る 和夫は、今迄、反発した態度を見せた事も無く…。
唯、つくしと進姉弟の祖父で在る 桃乃園総帥が引いたレールを、真っ直ぐに、歩いて居ると思って居たのだ。


だが、“其れがそうじゃ無いと、言いたいのか?”と、言いたく成る様な言葉を、つくしと進姉弟の伯父で在る 和夫は、つくしと進姉弟の祖父で在る 桃乃園総帥に、言った事と成ったのだ。


だからだったのだろう。
つくしと進姉弟の祖父で在る 桃乃園総帥は、何も、言えずに居たのだった。


所謂、つくしと進姉弟の祖父で在る 桃乃園総帥は、自身の息子で在る 和夫夫婦に関しては、今の今迄、何もかも、上手く行って居ると思って居たのだ。


何もかも、上手く行かず…。
緊迫した生活を送って居た自身の息子で在る 晴夫こそ…。
“私に、反発したからこそ、『罰』を受けたのだ。”と、つくしと進姉弟の祖父で在る 桃乃園総帥は、理解して居たのだ。


其れが、優等生だと思って居た自身の息子で在る 和夫に言われた言葉に、つくしと進姉弟の祖父で在る 桃乃園総帥は、ショックを受けて居たのだった。

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