tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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其の後【司とつくしは兄妹?…<つかつく>】  25.



1月1日 元旦当日…。
新春パーティーが、執り行われる事と成ったのだった。



実は、此の新春パーティーが、執り行われる事と成ったのは、司の母親で在る 楓の提案が通った形と成って居たのだった。


司の母親で在る 楓は、日本に帰国する計画を立てて居たのだ。
だが、出張でも無い帰国に関して、例え、出張と称して居ても、道明寺HDの幹部が、不振がる事も予想されるのだ。


だからだったのだろう。
司の母親で在る 楓は、考えたのだ。
自身の日本への出張の理由の一つに、『新春パーティー』の開催を盛り込む事を…。


だからだったのだろう。
司の母親で在る 楓は、素早く、動いたのだった。
自身の夫で在る 保に、打診する為に…。


「あなた…。
 長らく、日本で、新年の挨拶を兼ねた『新春パーティー』の開催を、執り行って居りませ
 んわ。
 如何かしら?
 司も、つくしも、其の時期は、日本でしょ‼
 来年の新年の挨拶は、『新春パーティー』という形で、日本で、パーティーを執り行うと
 言うのは…。」と…。


此の自身の妻で在る 楓からの提案には、司の父親で在る 保とて、驚愕するのだった。


実は、今迄の楓は、こう言って居たのだ。


「態々、日本に帰国して帰って、パーティーを執り行わなくても宜しいのでは無くて…。」と…。


だからこそ…。
日本では、長らく、パーティーを執り行う必要性も無く…。
執り行って来なかったのだ。


云わば…。
長らく、日本で、パーティー自体を、執り行って来なかったのは、司の母親で在る 楓の考えに基いて、執り行って来なかったとも言えるのだ。


其れなのに…。
平然と、「長らく、日本で、新年の挨拶を兼ねた『新春パーティー』の開催を、執り行って居りませんわ。」と、言えた自身の妻で在る 楓に対して、驚愕でしか無かったのだった。


だからだったのだろう。
司の父親で在る 保は、思うのだった。


“立場が変われば…。
 考え方も変わるとは、此の事だな。”と…。


なので、司の父親で在る 保は、自身の妻で在る 楓の考え方に賛同する振りをして、日本での新年の挨拶を兼ねた『新春パーティー』の開催を、許可するのだった。


「そうだな。
 そうしよう。」と…。


だが、其処で、更に、自身の妻で在る 楓から、提案が為されたのだった。


「あなた…。
 日本での新年の挨拶を兼ねた『新春パーティー』の開催に際しまして…。
 ご相談が御座いますの。」と…。


なので、司の父親で在る 保は、自身の妻で在る 楓からの更なる提案も、応じ様とするのだった。


「で、何なんだ?」と…。


其処で、司の母親で在る 楓は、自身の夫で在る 保に、伝えるのだった。


「ええ。
 私(わたくし)の本来の日本への帰国の目的は、つくしの為…。
 ですから…。
 あなたの幼馴染の皆さんには、『新春パーティー』の開催に関して、ギリギリ迄、お伝え
 に成らずに置いて於いて欲しいんですの。
 招待状に関しましても、ギリギリ迄、発送する事は避けますわ。
 ですから…。
 『新春パーティー』の開催の件は伝えずに…。
 あなたの方から、1月1日 元旦当日を空けて於く様に…。
 其れだけをお伝え願いましたら…。」と…。


そんな自身の妻で在る 楓からの更なる提案に、驚愕し乍らも…。
司の父親で在る 保にとって、自身の妻で在る 楓のつくしへの思いは、分かるのだ。


何故なら…。
実子では無いしても…。
司の母親で在る 楓は、十数年間を、つくしの母親として、過ごして来たのだ。


何れは、花沢家に返す娘だと分かって居ても、道明寺家の嫁として、また、つくしは、道明寺家に戻って来る事が、決まって居る娘なのだ。


だからこそ…。
司の母親で在る 楓は、つくしの事をして遣りたい思いで一杯だったのだ。


なので、自身の妻で在る 楓のつくしへの思いを、“叶えて遣りたい。”と、思う司の父親で在る 保だったのだ。


唯一つ、司の父親で在る 保の心配事だったのは…。
自身の妻で在る 楓が、“無茶をし無いか?”と、言う事だけだったのだ。


だが、無事、何事も無く…。
否…。
大した事も無く…。
つくしの振袖が決まったと聞いて、ホッとしていた司の父親で在る 保だったのだ。


そして、自身の妻で在る 楓の申し出通り…。
司の父親で在る 保は、自身の幼馴染で親友達には、「1月1日 元旦当日を空けて於いてくれ‼」と、お願いして居た事も有り…。
招待状の送付が遅れて居た事に関しても、愚痴を言われずに済んで居たのだった。



と言う訳で…。
1月1日 元旦当日…。
新春パーティーが、執り行われる事と成ったのだった。



だが、此の『新春パーティー』に出席して居るメンバーを見た時の類は、何かを察知して居たのだった。


先ずは、つくしが、『新春パーティー』が始まる前の控室に居た(自身の兄で在る)類の所に、桜子を連れて、近付いて来たのだった。
そして、つくしは、自身の兄で在る 類に、声を掛けるのだった。


「お兄様…。
 今日も、パートナーを、連れて来て居ないでしょ?
 今日のお兄様のパートナーに、桜子は、如何かしら?」と…。


悪びれた様子も無く…。
そんな風に、言って来た自身の妹で在る つくしに、睨みを利かせ乍ら…。
類は、言って除けるのだった。


「俺は、普段から、パートナーは、要らないんだ。」と…。


だからだったのだろう。
つくしは、自身の兄で在る 類の考えて居る事は、分からないまでも…。
普段から、『女性嫌い』の為に…。
パートナーを連れて来ない事は知って居るのだ。


其れ処か?
自身の兄で在る 類は、普段から、自身に、『女性』を近付けた事が無かったのだ。


だからこそ…。
自身の兄で在る 類に、“桜子をパートナーとして、就けたら、如何だろうか?”と、思って居た事は、事実だったのだ。


なので、残念で仕方ないつくしだったのだ。


だが、つくしは、自身の兄で在る 類に、返答するのだった。


「分かった。」と…。



だが、此の時の類は、そんな自身の妹で在る つくしに対して、思うのだった。


“例え、つくしの友人だったとしても…。
 俺の良く知らない女を、俺の傍に置く事は無い。
 返って、『有難迷惑』何だ。”と…。


其れでも、類は、自身の妹で在る つくしには、直接、自身の思いは、言わずに居たのだった。
其れが、類にとっては、自身の妹で在る つくしに対する兄としての想いだったのだ。



そして、つくしは、桜子に、謝りを入れるのだった。


「ごめんね、桜子…。
 如何も、お兄様は、頑なな様だわ。」と…。


だが、此の時の桜子は、思うのだった。


“花沢さんがダメでも…。
 美作さんが、いらっしゃるのでは…?
 先輩には、言えないですけど…。
 寧ろ、花沢さん寄りも、美作さんの方が、リラックス出来るかも…。
 美作さんは、気難しく無さそうですし…。”と…。


だからこそ…。
桜子は、つくしに、言えた言葉だったのだ。


「いいえ。
 でも、美作さんも、パートナーをお連れの様では無い様子ですが…。」と…。


だからだったのだろう。
つくしは、あきらの方を、チラッと、見たのだった。
確かに、あきらは、パートナーを連れて居る様子は無いのだ。
なので、つくしは、あきらに、訊きに行こうとするのだった。


「美作さん…。
 今日は、パートナーを連れて来て居ないんですか?」と…。


そんな風に、あきらに話しし始めたつくしに、司は、驚愕し始めたのだった。


だからだったのだろう。
司は、そんなつくしに言って除けるのだった。


「おい。
 つくし…。
 お前のパートナーは、俺だろ?
 お前のパートナーは、一生、俺‼
 誰を、誘おうとしてんだ⁉」と…。


なので、つくしは、そんな風に、怒り全開で言って来た司に、言い始めるのだった。


「そんな事、分かってるわよ。
 実は…ね。
 桜子は、今迄、ドイツに居たでしょ?
 だから…ね。
 日本には、知り合いが居ないんだって…。
 だから…さ。
 お兄様に、パートナーの打診をして視たんだけど…。
 断られちゃったの。
 だから…。
 もし、今日の美作さんに、パートナーが、居ない様なら…。
 桜子を、パートナーとして、如何かと思っただけ…よ。」と…。


だからだったのだろう。
司は、あからさまに、ホッとした顔をして魅せるのだった。


だが、総二郎は、思うのだった。


“あきらは、飛んだとばっちりだな。
 俺には、『優紀』と云うパートナーが、居て良かったよ。”と…。



其処で、あきらは、つくしに、言って除けるのだった。


「俺で良ければ…。
 パートナーに、成っても良いよ。」と…。


だからだったのだろう。
つくしは、大喜びで、あきらに、お礼の言葉を伝えるのだった。


「美作さん…。
 有難う。」と…。


そして、つくしは、桜子に、にこっと、笑って魅せるのだった。



だが、此の時のF3は、思うのだった。


“流石、『気遣いのあきら』…。
 こういう時のあきらは、断らねぇ(ない)んだよな(ね)。”と…。


だが、此の時のあきらは、あきらで…。
桜子の見た目の容姿だけで、OKサインを出したのだ。


何故なら…。
桜子は、連れて居て、見栄えが良いから…だったのだ。


だが、そう思って居た筈のあきらは、此の時までだった事は言うまでも無いのだ。

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