tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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其の後【司とつくしは兄妹?…<つかつく>】  26.



其の後…。
道明寺邸での新春パーティーでは、それぞれ、パートナーと共に、入場したのだった。


司は、つくしをパートナーに…。
総二郎は、優紀をパートナーに…。
そして、あきらは、桜子をパートナーに…。


類は、相変わらず、パートナー無しでの入場だったのだ。



だが、此のパーティーに出席して居る淑女達の目が向いて居るのは、F3のそれぞれのパートナーとして入場していたつくしと優紀と桜子だったのだ。


何故なら…。
此れまでの司は、どんなパーティーだったとしても、一切、パートナーと一緒に、入場して来た事が無かったのだ。


もし、やんごとなき事情に寄り、如何しても、パートナーと一緒に、入場し無ければ成らない時でも、一切、自身の身体に触れさせる事は無く…。
寧ろ、隣にも歩かせ無かったのだ。
一歩、後ろから、歩いて来る様に、伝える程だったのだ。


また、司は、其のやんごとなき事情で、パートナーと一緒に、入場し無ければ成らない時でも、一切、誰にも、其のパートナーを紹介する事が無かったのだ。


其の時のパートナーと成った淑女は、唯、司の傍に居られるだけだったのだ。


“其れでも良いから、パートナーに成りたい。”と、思う淑女は、非常に多かったのだ。


其れなのに…。
例え、つくしが、花沢家の娘だったとしても、司の腕に、つくしの手を添えて、司からエスコートされて居る姿を観れば…。
此れまで、司のパートナーとして、パーティーに出席して来た数少ない淑女達のプライドは、ズタズタに成って居たのだった。


何故なら…。
此れまでの司は、パートナーに対して、無関心だったのだ。


其れでも、此れまで、司のパートナーとして、パーティーに出席して来た数少ない淑女達は、司の傍に居られた事が、何よりの誇りだったのだ。


だからこそ…。
つくしに対する敵意の目が、寄せられて居た事は、事実だったのだ。



また、優紀に対しても、同じ事が云えたのだったのだ。


総二郎の場合は、あれだけ遊んで居ても、パーティーの際には、パートナーを連れて居なかったのだ。


だからだったのだろう。
総二郎を狙って居る淑女達にとって…。
総二郎の傍に近付けるのは、唯一、遊びの場だけだったのだ。


其れなのに…。
此の日の総二郎は、パートナーを連れて来たのだ。


しかも、総二郎の腕に、優紀の手が添えられ…。
其の優紀の手の上には、総二郎の手が添えられて居たのだった。


そんな総二郎と優紀の姿を観て居た淑女達は、優紀に対する敵意の目が、寄せられて居た事は、事実だったのだ。



また、此の日のあきらに関しても、総二郎とは、同じ事が云えたのだった。


『マダム専門』で在る あきらも、また、パーティーの際に、パートナーを連れて歩く事は無かったのだ。


何故なら…。
其の時に、あきらが付き合って居るマダムに対してのあきらなりの配慮だったのだ。


其れなのに…。
此の日のあきらは、パートナーとして、桜子を連れて居たのだ。


だからだったのだろう。
あきらを狙って居る淑女達は、此の状況に、苛立ちを覚えて居たのだった。


勿論、桜子も、また、あきらの腕に、桜子の手が添えられて居たのだった。


だからこそ…。
桜子も、また、あきらを狙って居るそんな淑女達の標的の的と成って居たのだった。



だが、類だけは、パートナーを連れて居なかったのだ。


だからと云う訳では無いのだが…。
類は、自身の妹で在る つくしと一緒に居たのだった。
幾ら、司から嫌がられ様とも…。


何故なら…。
類が花沢家の長男成らば…。
つくしも、また、花沢家の長女なのだ。
つくしとて、花沢家の一員として、挨拶しなくてはいけない企業も有るのだ。


だからだったのだろう。
類は、自身の妹で在る つくしを連れ廻そうとして居たのだ。
其れを、阻止し様とする司…。
此の時のつくしの身体は、司と類を、行ったり来たりして居たのだった。


なので、司とつくし…。
そして、類の3人で、行動する事と成って居たのだった。



其の時だったのだ。
そんな司とつくし…。
そして、類の傍に、滋とあや乃が、近付いて来たのだった。


そして、滋は、つくしに声を掛けるのだった。


「つくし…。」と…。


其の滋の対応は、まるで、つくしだけじゃ無く、F4共…。
知り合いの様な振る舞いだったのだ。


「あっ⁉
 司も、類君も、つくしと一緒だったんだぁ~。」と…。


そんな滋の対応に、司と類は、怪訝さが拭えなかったのだ。


だからだったのだろう。
司と類は、そんな滋を睨み付けるのだった。


だが、別に、気にして居る様子も無い此の時の滋は、平然として居たのだった。


だからだったのだろう。
此れ以上…。
滋の事は、放って置いて、司と類は、つくしと共に、別の所に、挨拶に向かうのだった。



そして、其の後…。
パーティーも、終わりに近付き…。
宴もたけなわと成った頃…。
F4&つくし&優紀&桜子は、其の場(パーティー会場)を後にし様として居たのだった。



其の様子を観て居た滋は、あや乃に声を掛けるのだった。


「ちょっと、あや乃…。
 F4と、つくしを含めたあのパートナーの3人が、席を外す様ね。
 後を就いて行って視ない?」と…。


なので、あや乃は、気安く、返答して居たのだった。


「そうね。」と…。



そして、面々が、パーティー会場から出たと同時に…。
つくしは、或る人物に声を掛けられたのだった。


そうなのだ。
天草清之介だったのだ。


天草清之介という人物は、政治家一族の出身…。
つくしとは、ひょんな事が切っ掛けで、NYに留学して来た天草清之介と知り合ったのだ。


実は、天草清之介という人物は、江戸っ子気質で、喧嘩が強い事から…。
つくしは、天草清之介の事を『金さん』と、呼んで居たのだった。


実は、そう呼ぶ事にしたのは、タマの影響からだったのだ。


タマに、天草清之介の事を話しした時に、つくしは、タマから聞かされて居たのだった。
日本の時代劇に、『遠山の金さん』という人物が居ると言う事を…。
なので、つくしは、自然と、天草清之介の事を『金さん』と、呼ぶ様に成って居たのだった。


なので、天草清之介は、つくしに、声を掛けて居たのだった。


「つくし…⁉」と…。


なので、つくしは、呼ばれた方に、振り向いたのだった。


「えっ??
 金さん…⁉」と…。


そんなつくしと天草清之介の様子に、腹を立て始めて居たのは、他でも無い。
そうなのだ。
司だったのだ。


また、あや乃も、そんなつくしと天草清之介の様子を、睨み付ける様に、観て居たのだ。


何故なら…。
司を好きだった筈のあや乃は、自身の幼馴染で在る 天草清之介を、つくしに、取られた様な気持ちに成って居たのだった。


実は、あや乃が、滋から、誘いを受けたと云っても…。
久し振りに、日本に帰国して帰って来た理由は、幼馴染で在る 天草清之介に、会う為でも有ったのだ。


だからだったのだろう。
自身の幼馴染で在る 天草清之介と、親し気に話すつくしに、あや乃は、嫉妬したのかも知れない。



そして、其の日のF4&つくし&優紀&桜子だけじゃ無く…。
何故か?
滋&あや乃…。
そして、『金さん』こと…。
天草清之介は、新春パーティーの為の此のF4&つくし&優紀&桜子の控室と成って居た部屋に集まって居たのだった。


司は、天草清之介に…。
あや乃は、つくしを…。
それぞれ、睨み付けて居た事は、言うまでも無かったのだった。

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