tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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I’m crazy about you. ~お前に夢中~  19.



【9.のエピローグ】


楓は、自身の夫で在る 道明寺HD 会長の保からの命(めい)を受けて…。
出張と称して、日本に帰国して帰って来たのだった。


そして、楓は、帰国して直ぐ…。
タマに、自身の自室に来る様に、伝えるのだった。


そして、楓は、タマに、ソファに座る様に、伝えて…。
或る報告書を、タマに見せるのだった。


タマは、其の或る報告書を見て、絶句するのだった。
そして、タマは、楓に、一言、呟くのだった。
訊くかの様に…。


「奥様…。
 此の報告書に書かれている事は、本当の事ですかい?」と…。


なので、楓は、タマに、頷き乍ら、返答するのだった。


「ええ。
 残念乍ら…。
 其処に、書いて在る事は、全て、本当の事よ。」と…。


タマは、嘆くかの様に、返答するのだった。


「何て、事ですかい。
 やっと、坊っちゃんが、立ち直ったというのに…。
 自身が、調べさせた事で、事実が、発覚するとは…。」と…。


なので、楓も、タマからの返答の言葉に、納得するかの様に、返答するのだった。


「ええ。
 私(わたくし)が、気に成って居る事は、其の事なのよ。
 司が、此の事を知って、“また、ヤル気を失くしたら…。”と、思うと…。
 如何する事が、司にとって、一番良いのか?
 其処で、タマと相談したくて…。
 私(わたくし)は、日本に、帰国して帰って来たのよ。
 勿論、主人とも、相談した結果よ。」と…。


だからだったのだろう。
タマは、楓に確認するのだった。


「旦那様は、何と言ってお出でで…?」と…。


なので、楓は、タマに、話しし始めるのだった。
タマに、意見を求めるかの様に…。


「ええ。
 先ずは、私(わたくし)が、主人に、態と、訊いて視たのよ。
 “司には、牧野さんの事を忘れる様に…。
  伝えましょうか?”と…。
 でも、主人は、言ったのよ。
 “タマに、相談を掛けても良いのかも知れないなぁ~。”と…。
 だけど、主人が、一番、危惧して居る事は、司が、使い者に成らなく成る事よ。
 其れは、道明寺財閥の御曹司としてだけじゃ無く…。
 道明寺HDの後継者としても…よ。
 だったら…。
 此の報告書を、司に見せなければ良いだけの事…。
 だけど…。
 後で、此の事を知った司は、私(わたくし)達 夫婦を責めるでしょうね。
 だったら…。
 見せるべきかも知れない。
 だけど…。
 司に、此の報告書を見せた事で、司が、暴走しないとも限らない。
 其処は、主人も、私(わたくし)も、恐れている所よ。
 タマ…。
 タマだったら…。
 司に、如何して遣る事が、一番、良いと思うかしら?」と…。


其処で、タマは、そんな楓に、言って除けるのだった。


「奥様…。
 坊っちゃんは、そんな柔じゃ御座いませんよ。
 坊っちゃんの傍に、つくしが居れば…。
 勿論、坊っちゃんの力の糧に成る事は言うまでも御座いません。
 ですが…。
 こう成った理由さえ、坊っちゃんが、知れば…。
 坊っちゃんは、きっと、崩れる事は、無いでしょ。
 ですが…。
 坊っちゃんに、理由も申し上げず…。
 坊っちゃんから、もし、つくしを取り上げる様な事をすれば…。
 きっと、坊っちゃんは、取り返しの付かない事に成るださね。
 今の坊っちゃんは、つくしの記憶を取り戻してお出でです。
 其の今の坊っちゃんに、“つくしの事を忘れろ‼”と、仰る方が、酷ださね。
 だったら…。
 思い切って…。
 桃乃園家 と 道明寺家の過去の因縁を、お伝えすべきでしょう。」と…。


其処で、楓は、タマに、確認するかの如く…。
訊き始めるのだった。


「タマは、司に、“過去の話しをしろ‼”と、仰るの?」と…。


だからだったのかも知れない。
タマは、頷き乍ら、楓に、言って除けるのだった。


「奥様…。
 全てのお話しを、坊っちゃんに為さらないと…。
 坊っちゃんは、きっと、納得為さらないでしょう。
 と言う事は…。
 何方に転んだとしても…。
 坊っちゃんの暴走を止める事は、誰にも、出来ないださね。
 もし、坊っちゃんの暴走を止められるとする成らば…。
 其れは、つくしだけださね。」と…。


だからだったのかも知れない。
楓は、タマに、伝えるのだった。


「そうね。
 だけど…。
 此の件に関しては、私(わたくし)の一存では、決められ無いわ。
 道明寺家の過去のお話しですから…。
 ですので、一度、主人とお話しして視るわ。」と…。


なので、其の夜(NY時間の朝)…。
楓は、自身の夫で在る 保に、連絡を入れて、タマからの話しを伝えるのだった。
そして、楓は、自身の夫で在る 保の判断を仰ぐのだった。


そして、暫く考えて居た保は、自身の妻で在る 楓に、言って除けるのだった。


「其の方が良いのかも知れん。
 タマの言う通りに、コトを進めなさい。」と…。


だからだったのだろう。
楓は、自身の夫で在る 保に、返答するのだった。


「分かりました。
 そう致します。」と…。


そして、楓からタマに、保からの伝言が伝えられたのだった。



此の時の保は、思って居たのだった。


“流石は、タマだな。
 其の方が、司も、納得するかも知れん。
 流石は、『亀の甲より年の功(こう)』だな。”と…。
 


そして、次の日の朝…。
楓は、タマと共に…。
司の自室に向かうのだった。


だが、其の司の自室が、東の角部屋に成って居た事に、楓は、驚愕するのだった。


なので、タマは、何故、司の自室が、東の角部屋に成ったのか?
話しし始めるのだった。


そして、楓は、頭を抱えるかの如く、タマに、言って除けるのだった。


「本当に、司には、牧野さん…。
 いいえ…。
 つくしさんしか居ない様ね。
 未だ、司は、後悔して居ると言う事かしら…?」と…。


だが、其処は、タマ…。
タマは、しっかり、楓にとっても、際どい所を突くのだった。


「其れは、奥様も、同じじゃ無いかい?
 奥様も、つくしの事で、後悔為さってお出での様に、お見受けするがね。」と…。


だからだったのだろう。
楓は、自身の心の内を、タマに、伝えるのだった。


「そうね。
 そうかも知れないわ。
 私(わたくし)は、司が、入院した時に…。
 つくしさんの心根を知ったわ。
 其の時に、ドクターから聞いたのよ。
 司の命(いのち)が、助かったのは、つくしさんのお陰だと…。
 だから…。
 私(わたくし)は、其の時に、初めて、後悔と言う言葉の意味を知ったわ。
 其れまでの私(わたくし)は、後悔等…。
 した事が無かったのよ。
 其れなのに…。
 私(わたくし)が、後悔する何て…。
 だからこそ…。
 私(わたくし)は、つくしさんが、司の下に、帰って来てくれる事を願って居るわ。
 例え、其れは、難しいお話しだったとしても…。
 私(わたくし)は、自身の後悔だけじゃ無く…。
 司の為に…。
 そして、司とつくしさんの為に、尽力するつもりよ。」と…。


だからだったのだろう。
タマは、そんな楓からの告白の話しを、じーっと、唯、訊いて居たのだった。



だが、楓が、司に、桃乃園家 と 道明寺家の過去の因縁の話しをしたとしても…。
結局の処…。
最終的に、如何するのか?
決めるのは、司本人だと言う事は、楓にも、タマにも、分かり切って居る話しだったのだ。


勿論、楓が、司に、全ての話しをしたとしても…。
其れでも、司は、つくしに向かうだろう事も含めて、楓にも、タマにも、承知して居る話しだった事は言うまでも無いのだ。


其れでも、此の時の楓とタマにとっては、司に話しする事の重要性に、注視するしか無かったのだ。
 


そして、楓とタマは、司の自室で在る 東の角部屋のドアをノックしたのだった。


そして、司の返事と共に、楓とタマは、ドアを開けて、中に入るのだった。
そして、此の時の楓とタマは、司の自室で在る 東の角部屋の中に入る前に、お互いの顔を見合わせ乍ら、頷くのだった。

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