tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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其の後【司とつくしは兄妹?…<つかつく>】  31.



其の後、フランスに戻った静は、つくしとの約束通り…。
類に、連絡を取るのだった。
そして、つくしからの話しを類に、聞かせるのだった。


そんな自身の妹で在る つくしの話しを静から聞いた類は、怒りを露わにするのだった。
勿論、心の中で…。


何故なら…。
静には、自身の心の内を、知られたくは無かったから…だったのだ。


だが、此の時の類は、自身の妹で在る つくしへの怒りは、相当だったのだ。



だからだったのだろう。
類は、静とのTELの後…。
自身の妹で在る つくしに、TELを掛けるのだった。


「つくし…。
 NYで、静と逢ったらしいね。」と…。


だからだったのだろう。
つくしは、静が、こんなに早く、自身の兄で在る 類に、連絡してくれるとは思って居なかったので、嬉しく成り、声も、弾んで居たのだった。
此の時までは…。


“うん。
 そうなの。
 静さんから、お兄様の所へ、もう、連絡が入ったって事…?”と…。


だが、此の時の類の声は、超絶、機嫌が悪そうな声だったのだ。


実は、通常、類の声質は、司程、低く無いのだ。
だが、此の時の類の声質は、何時も寄りも、1トーン、低めだったのだ。


「ふ~ん。
 で、如何して、俺の事を、静に、頼んでんの?」と…。
「………」


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、言い出せる言葉を、発する事が出来なかったのだ。
所謂、此の時のつくしは、何も発する事が出来ず、唯、黙った状況だったのだ。


何故なら…。
TELで、話しして居る筈なのに…。
つくしの背中からは、寒気を感じ…。
確実に、1~2℃、温度が下がった様な気がしたから…だったのだ。


なので、其の時まで、ハイテンションだったつくしの気分は、一気に、急降下して居たのだった。



実は、今の今迄…。
つくしは、類の本当の怖さを知らなかったのだ。


勿論、つくしは、司からは、訊いて居たのだ。


「F4の中で、マジで、怒ったとしたら…。
 怖くて、一番、厄介なのは、類だろうな。
 類が怒ったら、拗ねて、梃子でも動かなく成るだろうから…な。」と…。


だが、実は、此れまでのつくしは、司の言葉を信用して来なかったのだ。


何故なら…。
つくし自身、類の本当の怖さを知らなかったのだから…。
無理も無いと言えたのだった。


其れが、今、漸く、分かった様な気がしたつくしだったのだ。


だからこそ…。
つくしは、思うのだった。


“司のあの話しは、本当だったんだぁ~。”と…。



だが、『時すでに遅し』…とは、此の時の事を言うのだろう。


其処で、何も発して来ない自身の妹で在る つくしに、追い打ちを掛けるかの如く…。
更に、類は、言って除けるのだった。


「で、つくしは、俺の気持ちが、如何して、分かるの?
 俺の妹だから…って、言って良い事と、悪い事が有るでしょ?
 本人の気持ちを無視して、勝手に、動かないでくれるかな?」と…。


だが、つくしは、自身の兄で在る 類への思いを、初めて、話しし始めるのだった。


“だって…。
 お兄様は、静さんの事が、好き何でしょ?
 違う?
 如何して、我慢してるの?
 我慢せずに、静さんにぶつかれば、良いだけでしょ?
 私は、唯、お膳立てをしたつもりだけど…。”と…。


なので、類も、自身の妹で在る つくしに、負けじと、言って除けるのだった。


「其れが、余計なの。
 態々、本人(静)に、言う必要性は、何処にも無いでしょ?
 何時も、つくしは、先走りするから…。
 困るよ。」と…。


そんな自身の兄で在る 類の話しを聞いたつくしは、自身の兄で在る 類に、言わなくても良い言葉を言ってしまったのだ。


“だったら…。
 勝手にすれば、良いでしょ。
 後悔しても、遅いんだから…ね。
 私は、もう、お兄様には、何も、言わないから…。”と…。


そう言って、つくしは、TELを、自ら、勝手に、切ったのだった。



そして、其の後のつくしの機嫌は、超絶、悪く成ったのだった。


だからだったのだろう。
司は、そんなつくしを観て居て、オロオロするだけだったのだ。


つくしに、訳を訊いても、一切、何も、言おうとし無いので、司は、如何して良いのか?
分からず、唯、途方に暮れるだけだったのだ。



一方、日本でも、総二郎とあきらが、オロオロして居たのだ。


何故なら…。
類の様子が、変だったのだから…。
類の機嫌は、超絶、悪いのだ。



“だから…。”と、言う訳では無いのだが…。
総二郎とあきらは、類の様子から、詮索し始めたのだった。
【何故、類が、急に、機嫌を悪くしたのか?】と、言う議題と共に…。


そして、総二郎とあきらの詮索結果は…?
【きっと、類は、つくしちゃんと、喧嘩したのでは無いだろうか?】と、云う結論に達したのだった。



だからだったのだろう。
総二郎とあきらは、NYに居る司に、連絡を入れるのだった。


携帯をスピーカーにして、先ずは、あきらが、話しし始めるのだった。


「司…。
 ちょっと、訊いて良いか?」と…。


なので、司も、返答するのだった。


“ああ。
 何か、有ったのか?”と…。


なので、次は、総二郎が、話しし始めるのだった。


「あのなぁ~。
 つくしちゃんの様子は、如何だ?
 何か、変わった所はねぇか?」と…。


だからだったのだろう。
妙な物言いの総二郎に、怪訝に思った司は、少し、怒って居る様な口調で、返答するのだった。


“其れって…。
 如何いう意味だよ?
 何で、つくしの様子を、お前等が、気にするんだよ?”と…。


だからだったのだろう。
あきらが、慌てるかの様に…。
また、此の場を、鎮め様とするかの様に、話しし始めるのだった。


「司…。
 誤解すんなよ。
 総二郎が、訊いたのは…?
 類の様子が、変だからだよ。
 超絶、機嫌が悪ぃんだよ。
 で、総二郎と俺が、詮索した感じだと…。
 “つくしちゃんと、何か、有ったんじゃねぇか?”と、云う結論に達したんだよ。
 だから…よ。
 もしかしたら、“類とつくしちゃんは、兄妹喧嘩したんじゃねぇか?”と、思った訳だ。」と…。


なので、司は、ホッとしたかの様に、総二郎とあきらに、話しし始めるのだった。


“そう言う事か?
 実は…な。
 つい最近の話しだ。
 つくしが、類からのTELを受けて以降…。
 超絶、機嫌が悪ぃんだよな。
 だからって…よ。
 こっちからも、つくしに、何も訊けねぇし…。
 つくしからは、何も、言わねぇし…。
 困って居た所だ。”と…。


そんな司からの話しを聞いた総二郎とあきらは、納得したかの様に、総二郎が、言って除けるのだった。


「成程…な。
 そう言う事かよ。」


そして、あきらも、話しし始めるのだった。


「多分、類とつくしちゃんにとっては、初めての兄妹喧嘩じゃねぇ?
 何時も、類とつくしちゃんは、仲の良い兄妹って…感じだったろ?
 『兄妹(?)喧嘩は犬も食わねぇ(ない)』って、言うから…よ。
 まぁ~、様子を見ようぜ‼」と…。


だからだったのだろう。
司は、一応、あきらの意見を呑む事にしたのだった。


“ああ。
 分かった。”と…。



だが、其の後のつくしは、機嫌が良く成る処か?
良く成る気配さえ、つくしは、見せ様とし無かったのだ。


ところが、其の後の類は、自身の妹で在る つくしからの自身への思いを、思い直して視たのだった。


そして、類が、詮索した結果…。
類は、思うのだった。


“つくしは、俺の事を、本当に、心配してくれて居るのかも…ね。
 少しは、つくしの思いに触れて視ようか?”と…。

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