tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

PVアクセスランキング にほんブログ村

I’m crazy about you. ~お前に夢中~  21.



【19.の其の後】


楓とタマは、司の自室で在る 東の角部屋のドアをノックしたのだった。


そして、楓とタマは、司のノックの返事と共に…。
ドアを開けて、司の自室で在る 東の角部屋の中に入ったのだった。


実は、此の時の楓とタマは、複雑な面持ちだったのだ。


だからこそ…。
楓とタマは、司の自室で在る 東の角部屋の中に入る前手で、お互いの顔を見合わせて、頷いて居たのだから…。



そして、ソファに座って居る司の正面に楓が座り…。
其の楓の横に、タマが座ったのだった。
楓が、タマに、自身の横に座る様に、促したのだ。


そして、楓は、持って居た例の報告書を、自身の息子で在る 司の前に差し出し、話しし始めるのだった。


「司…。
 此方をご覧なさい。」と…。


其処で、司は、其の報告書の見出しを観乍ら、自身の母親で在る 楓に、訊き始めるのだった。


何故なら…。
見出しの表題は、【報告書】と、だけ…。
記載されて居たのだから…。


「此の【報告書】は、何の報告書だよ?」と…。


だからだったのだろう。
楓は、其れでも、“中を確認しろ‼”と、まるで、目で合図するかの如く…。
更に、言って除けるのだった。


「取り敢えず…。
 中を確認しなさい。」と…。


だからだったのだろう。
司は、自身の母親で在る 楓の言葉通り…。
中を開いて、確認するのだった。


そして、其処(報告書)に、書いて在る文面を読んで居た司は、驚愕で、言葉が、出て来なく成って居たのだった。


だからだったのだろう。
楓とタマは、思うのだった。


“無理も無いわね(だろうさね)。
 私(わたくし)(タマ)でも、驚愕したのだから…。”と…。



だが、司は、落ち着きを取り戻し…。
漸く、声を発するのだった。


「此処(報告書)に書いて在る事は、本当の事かよ?」と…。


なので、楓は、頷き乍ら…。
そんな司に言って除けるのだった。


「ええ。
 其処(報告書)に書いて在る事は、全て、本当の事よ。」と…。


だからだったのだろう。
司は、未だ、まじまじと、其の報告書を、見詰めたままだったのだ。


なので、タマは、そんな司の様子に、溜まり兼ねた様に、司に訊き始めるのだった。


「坊っちゃんは、つくしの事を諦めるのかい?」と…。


だからだったのだろう。
司は、そう訊いて来たタマに、吠える様に、言って除けるのだった。


「諦める訳ねぇだろ。
 俺は、返って、燃えるっつーの。
 牧野を、俺の手元に取り戻す為に…な。」と…。



だが、今の楓には、司に話しし無くてはいけない事が有るのだ。


だからだったのだろう。
楓は、徐に、話しし始めるのだった。


「司…。
 ちょっと、訊いて欲しい事が有るのよ。」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時の司は、そんな自身の母親で在る 楓の言葉に、驚愕し乍らも、了承するのだった。


「ああ。
 改まって、何だよ⁉」と…。


其処で、楓は、自身の息子で在る 司に、話しし始めるのだった。


「ええ。
 実は…ね。
 桃乃園家 と 道明寺家には、過去に因縁が在るのよ。」と…。


だからだったのだろう。
司は、更に、驚愕顔を顔に張り付かせたまま…。
自身の母親で在る 楓に、訊き始めるのだった。


「因縁…?」と…。


なので、楓は、更に、話しし始めるのだった。


「そうよ。
 司から言えば…。
 お祖父様の時代から…ね。
 其の当時の頃の事は、私(わたくし)にも、タマにも、良くは、分からないの。
 唯、お父様から、聞いた話だと…。
 其の因縁は、かなり、根深そうなの。
 だから…。
 司が、幾ら、つくしさんを取り戻したくても…。
 桃乃園総帥からのお許しが出るか如何かは、不透明よ。
 其れでも、貴方が、つくしさんを、“取り戻したい。”と、言うのなら…。
 私(わたくし)は、貴方を応援し様と思って居るわ。
 償いのつもりで…。」と…。


なので、司は、改めて、其の桃乃園家 と 道明寺家との間に在ったという『因縁』が、何なのか?
知りたかったのだ。


だからだったのだろう。
司は、自身の母親で在る 楓に、訊き始めるのだった。


「其の桃乃園家 と 道明寺家との間に在った『因縁』とは、如何言う『因縁』…何だ
 よ?」と…。


なので、楓は、静かに、話しし始めるのだった。


「ええ。
 そうね。
 貴方にも、知る権利は、有るわね。
 実は…ね。
 貴方のお祖母様は、“お祖父様とお付き合いして結婚した。”と、貴方は、聞かされて居た
 筈よね…?
 所謂、お祖父様とお祖母様は、”其の当時には、珍しい恋愛結婚だった。”と…。
 だけど…。
 若い頃のお祖母様は、凄く、モテたそうで…。
 桃乃園総帥からも、求愛されて居たそうなの。
 で、桃乃園財閥は、お祖母様のご実家と、無理矢理、提携為さったそうで…。
 桃乃園総帥は、無理矢理、お祖母様と、ご婚約されたそうなの。
 だけど…。
 其の事を許さなかったお祖父様が、お祖母様と、先に、入籍為さったのよ。
 “其れは、契約違反だ‼”と、抗議して来た桃乃園総帥に、お祖父様は、仰ったらしい
 わ。
 “其方から、先に、(お祖母様を)横取りし様として来たんだろう。”と…。
 だから…。
 其れからの桃乃園家 と 道明寺家との間には、『因縁』が付き纏う様に成ったのよ。」と…。



だが、桃乃園総帥は、つくしの祖父…。


と言う事は…。
将来、司が、つくしと結婚する事に成れば…。
桃乃園総帥は、司にとっても、『祖父』と言う事に成るのだ。


だからだったのだろう。
其の後の桃乃園総帥の事を、知りたがった司だったのだ。


なので、司は、自身の母親で在る 楓に、訊き始めるのだった。


「祖母さんが、祖父さんと結婚した事で、桃乃園総帥の其の後は、如何成ったんだよ?」と…。


だからだったのだろう。
楓は、自身の息子で在る 司の質問に答えるのだった。


「ええ。
 其の当時…。
 既に、桃乃園家が進めて居たお相手の方と、桃乃園総帥は、ご婚約為さったそうよ。
 そして、ご結婚為さった様ね。
 でも、桃乃園総帥は、噂を聞いて居る限りだと…。
 かなり、傲慢な方の様で…。
 つくしさんのお祖母様は、かなり、桃乃園総帥から振り回されたご様子だと伺った事は、
 有るわ。
 つくしさんのお祖母様は、お身体も、丈夫では無いそうよ。
 だから…。
 きっと、そんな家庭に嫌気が差したつくしさんのお父様は、『家』を飛び出されたのかも
 知れないわね。」と…。



そんな話しを自身の母親で在る 楓から、聞いた司は、思うのだった。


“そんな桃乃園総帥に、俺が、打ち勝つ為には…。
 俺が、桃乃園総帥から、認めて貰える様な男に成らなければ…。
 俺は、きっと、牧野を取り戻す事は、出来無さそうだな。
 と言う事は…。
 俺の遣るべき事は、一つだろ?”と…。


だからだったのだ。
司は、此の時、決心したのだった。


そして、此の時の司は、自身の母親で在る 楓に、其の決心した話しをし始めるのだった。


「ババア…。
 俺を鍛えてくれ‼
 俺は、決心した。
 あいつを取り戻す為に…な。
 俺は、NYの大学に通い乍ら…。
 ビジネスも、勉強する。
 そして、NYの大学を卒業と同時に、俺は、日本に帰国して、あいつの祖父さんから、認
 めて貰う。
 其れが出来ねぇなら…。
 俺は、あいつに相応しい男とは言えねぇだろ?」と…。


だからだったのだろう。
此の時の楓は、自身の息子で在る 司から、そんな話しを聞いた事で、驚愕するのだった。



だが、此の時のタマは、違って居たのだった。
此の時のタマは、そんな風に言い切った司に、発破を掛けるかの様に…。
声を掛けるのだった。


「流石は、坊っちゃん…。
 つくしに、認めて貰える様な男に成って、日本に、帰ってお出で…。」と…。



そして、其の後の司は、自身の母親で在る 楓が、NYに戻る時に、一緒に、渡米したのだった。


其の事を知った時のF3は、驚愕で、言葉も出なかったのだった。

×

非ログインユーザーとして返信する