tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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其の後【司とつくしは兄妹?…<つかつく>】  33.



【32.のエピローグ<類とつくしの両親で在る 花沢夫婦の其の後>】


類の父親で在る 花沢孝は、自身の息子で在る 類の様子を観乍ら…。
付け加えるかの様に、伝えたのだ。


「母さんの事は、心配要らない。
 息子と娘を、一気に、自身の下から、手放すんだ。
 最初は、寂しがるかも知れん。
 だが、私が、母さんの傍に居る。
 心配せずに、フランスに渡仏しなさい。」と…。


だからだったのだろう。
類は、後ろ髪を引かれる様な思いなのか?
自身の父親で在る 花沢孝から、認めて貰えた事が、嬉しいのか?
自身でも、理解出来ない様な思いが、心の中を、埋めて居たのだ。


何故なら…。
類自身、自分勝手な考えで、フランスに渡仏する訳では無い。


だが、其れでも、類自身、自身の母親で在る 花沢かすみには、寂しい思いをさせる事に成るのだ。


だからこそ…。
類は、後ろ髪を引かれる様な思いに成るのだった。


其の事に関しては、類自身…。
“とても、(自身の妹で在る)つくしには、言える話では無いだろう。”と、思って居たのだった。


何故なら…。
そん事を、自身の妹で在る つくしに話しすれば…。
きっと、自身の妹で在る つくしは、NYに渡米した事を、後悔し始める事が、類には、分かって居たからだったのだ。


なので、類は、此の件に関して…。
自身の妹で在る つくしには、伝える事はし無かったのだ。


そうする事が、正解の様な気がして居た類だった事は言うまでも無かったのだ。



そして、類が、自身の父親で在る 花沢孝から、認めて貰えた事で…。
類は、フランス留学の件を、自身の母親で在る 花沢かすみに話ししたのだった。


「俺…。
 父さんから、認められたから…。
 フランスに、留学するよ。」と…。


其の時だったのだ。
自身の母親で在る 花沢かすみが、類に、言って除けたのだった。
驚愕顔で…。


「えっ??
 如何して…今なの?
 つくしが、NYに渡米して、今のつくしは、日本に居ないのに…。
 類迄居なく成ったら…。
 ママは、如何成るの?」と…。


だからだったのだ。
類の父親で在る 花沢孝は、自身の妻で在る 花沢かすみに、話しして聞かせるのだった。


「君には、私が、傍に居るだろう。
 つくしが、今、君の傍に居ないからと言って…。
 何も、類を、強制的に、日本に、留まらせる必要性は無いだろう。
 つくしは、自分一人だけ…。
 遣りたい様に行動して居る事を、類に、恐縮して居るんだよ。
 だからこそ…。
 つくしは、類に、発破を掛けたんだよ。」と…。


其処で、類とつくし兄妹の母親で在る 花沢かすみは、驚愕するのだった。


何故なら…。
例え、つくしが、NYに渡米し様とも…。
“何時までも、私(わたくし)の味方で居てくれて居る。”と、信じて止まなかったのだ。


勿論、つくしは、自身の母親で在る 花沢かすみの味方で在る事は言うまでも無いのだ。


だが、自身の娘で在る つくしが、自身の息子で在る 類に、「発破を掛けた。」と、自身の夫で在る 花沢孝から聞けば…。
自分自身では、想像を絶する程のショックが、(類とつくし兄妹の母親で在る 花沢かすみ)
自身の中を駆け巡るのだった。


だが、此の時の類とつくし兄妹の母親で在る 花沢かすみは、信じられない気持ちでも居たのだ。


“其れが、例え、つくしにとっては、(自身の兄で在る)類の為だったとしても…。
 また、其れが、例え、つくしにとっては、(自身の兄で在る)類に、恐縮して居るからだ
 ったとしても…。
 つくしが、(自身の兄で在る)類に、発破を掛けるのだろうか?”と…。



だからだったのかも知れない。
此の時の類とつくし兄妹の母親で在る 花沢かすみは、自身の思いの丈を、自身の夫で在る
 花沢孝に、言って除けるのだった。


「勿論、あなたは、私(わたくし)のお傍に居て下さるでしょう。
 けれど…。
 あなたには、出張も、御座います。
 其れに…。
 全世界を股に掛けて出張為さり…。
 殆ど、花沢邸で、お過ごしに成らないあなたが、如何遣って、私(わたくし)のお傍に居
 て下さるおつもりでしょうか?
 其れに、私(わたくし)は、漸く、つくしの居ない生活に慣れた所でした。
 其れなのに…。
 今度は、類までもが…。
 フランスだ何て…。
 “また、新しい生活に慣れて行け‼”と、あなたは、私(わたくし)に、仰るおつもりです
 か?
 しかも、私(わたくし)の傍には、子供達が居る筈なのに…。
 其の新しい生活は、子供達も、誰も居ない生活…何ですのよ。
 慣れる筈が御座いませんわ。」と…。


だからだったのだろう。
類とつくし兄妹の父親で在る 花沢孝は、そんな自身の妻で在る 花沢かすみの前で、クスクスと、笑い始めたのだった。


だからだったのだろう。
そんな自身の夫で在る 花沢孝の笑って居る姿を観て居た此の時の類とつくし兄妹の母親で在る 花沢かすみは、機嫌が、一気に、悪く成るのだった。


だからこそ…。
此の時の類とつくし兄妹の母親で在る 花沢かすみは、そんな自身の夫で在る 花沢孝に、言って除けるのだった。


「あなた…。
 私(わたくし)は、真剣に、お話しして居るんですのよ。
 何を、笑っていらっしゃるのですか?」と…。


なので、此の時の類とつくし兄妹の父親で在る 花沢孝は、暫くの間…。
笑いが治まらない様子だったのだが…。
漸く、笑いが静まった所で、自身の妻で在る 花沢かすみに、話しし始めるのだった。


「否…。
 君の事で、笑って居た訳じゃ無い。
 自身の立てた作戦に、笑って居たんだよ。
 君が話しして居る内容を訊いて居て、上手く行くだろう事が、分かったから…ね。」と…。


なので、そう言って来た此の時の類とつくし兄妹の父親で在る 花沢孝に対して…。
自身の妻で在る 花沢かすみ と 自身の息子で在る 類は、驚愕顔を顔に張り付かせたまま…。
じーっと、類とつくし兄妹の父親で在る 花沢孝の顔を観て居たのだった。


何故なら…。
類とつくし兄妹の父親で在る 花沢孝から、次に聞かされるだろう言葉の意図が、此の時の類とつくし兄妹の母親で在る 花沢かすみ と 類にとっては、全く、理解されずに居たのだから…。


だからだったのだろう。
類とつくし兄妹の父親で在る 花沢孝は、自身の妻で在る 花沢かすみ と 自身の息子で在る 類に、伝えるのだった。


「私が、出張の際…。
 かすみは、私に就いて、一緒に、出張に行けば良いだろう。
 そうすれば…。
 君は、寂しく無いだろう?
 勿論、私が、仕事の時は、寂しいかも知れない。
 だが…。
 其れも、一時(いっとき)の事だ。
 其の時間の間の君は、ショッピングして居れば良いし…。
 フランスや、NYに、出張の際は、子供達にも、会えるだろう。
 如何だ。 
 私の作戦は、上手く行くと思わないかい?」と…。


だからこそ…。
此の時の類とつくし兄妹の母親で在る 花沢かすみの顔付きは、緩み始めて居たのだった。


なので、此の時の類とつくし兄妹の母親で在る 花沢かすみの口から出て来る言葉には、類自身も、呆れる程だったのだ。


「仕方ないですわね。
 では、私(わたくし)は、あなたの出張に就いて行きますわ。」と…。



だが、此の事が切っ掛けで、類は、フランス留学出来る事に成ったのだから…。
此の時の類とて、口が裂けても、自身の母親で在る 花沢かすみには、反論の言葉を口に出さずに居たのだった。


其の甲斐が有ってか?
類は、フランスに渡仏する事が出来るのだから…。



だからだったのだろう。
此の時の類は、フランスに渡仏する前手に、自身の父親で在る 花沢孝に、お礼の言葉を告げて居たのだった。


「父さん…。
 有難う。
 此れからの父さんは、ちょっと、大変に成ると思うけど…。
 大丈夫…?」と…。


だが、此の時の類とつくし兄妹の父親で在る 花沢孝は、自身の息子で在る 類に、言って除けるのだった。


「まぁ~、そうだな。
 けど…な。
 母さんは、意外と、単純だよ。
 まぁ~、可愛いもんだろ?
 其れに、親が決めた縁談だったとしても…。
 最終的に、父さんは、母さんを選んで結婚した。
 と言う事は…。
 母さんへの責任は、父さんに有るという事だろう。
 まぁ~、云わば…。
 子供の類とつくしには、責任は無いという話しだ。
 お前達には、未来が待ってる。
 父さんと母さんのせいで、其の未来を失くす様な事だけは、するな。
 其れは、返って、父さんと母さんにとっても、不幸な話だろ。
 そんな事に成れば…。
 父さんと母さんは、何時までも、後悔し無ければ成らなく成る。
 だからこそ…。
 私は、類とつくしの海外移住を、認めたのだから…な。」と…。
「有難う。
 父さん…。」と…。


此の時の類にとって…。
そんな話しを、自身の父親で在る 花沢孝から聞いた時の類は、其れ以上の事が出て来なかったのだ。



そして、類が、フランスに渡仏して、落ち着いた頃…。
類は、父親と此の時に話しした内容を、自身の妹で在る つくしに、話しして、聞かせるのだった。


つくしは、類同様…。
自身の父親で在る 花沢孝の父親としての愛情の深さを、此の時に、初めて、思い知るのだった。



だが、当の本人で在る 花沢孝は、自身の妻で在る 花沢かすみ…。
そして、自身の息子で在る 類…。
そして、自身の娘で在る つくし…。


それぞれへの懺悔の意味も込めて…。
自身の子供達で在る 類とつくしの未来を、良い方向で迎えられる事を、願って居たのだった。


其れが、今迄、自分勝手して来た自身の懺悔の意味でも在るのだ。


今は、家族がバラバラに過ごして居る花沢家では在るのだが…。
其の後の花沢家の面々は、何時も、心は、繋がって居る様に思って居たのだった。

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