tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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I’m crazy about you. ~お前に夢中~  22.



【9.と 21.のエピローグ】


道明寺HDに精通して居る解析者は、依頼主と成る司では無く…。
西田に、此の報告書を託したのだ。


何故なら…。
此の道明寺HDに精通して居る解析者は、『道明寺司』と云う男が、如何言う男で、如何言う性格で在るのか?
熟知して居るという事に他ならないのだ。


其れ故…。
自身の判断よりも…。
一番良いのは、西田からの判断を仰ぎ…。
西田に、此の報告書を託す事だったのだ。


西田に任せる方が、一番、角が立たず…。
スムーズに事が進むと、此の道明寺HDに精通して居る解析者は、判断したからだったのだ。


其の結果…。
事がスムーズに進んだ事は言うまでも無かったのだ。



そして、結果…。
道明寺家にとっては、一番、最良で…。
道明寺家にとっては、一番、望んで居た事と成ったのだ。



実は、楓は、自身の息子で在る 司に、此の報告書の話しをすれば…。


“司は、きっと、つくしさんに向かうだろう。
 あの息子(こ)の気持ちを、セーブさせるには、如何すれば、一番、良いのだろう
 か?”と、悩み乍ら、報告して居たのだった。


ところが、自身の息子で在る 司から、返って来た言葉は、其の時の楓が、密かに、思って居た事とは、全く、違って居たのだった。


所謂、誤算は誤算でも、良い方の誤算だったのだ。


だからこそ…。
此の時の楓は、自身の息子で在る 司からの返答の言葉を聞いて、驚愕したという訳だったのだ。


【其の時に、司が、自身の母親で在る 楓に、伝えた言葉とは…。


 「ババア…。
  俺を鍛えてくれ‼
  俺は、決心した。
  あいつを取り戻す為に…な。
  俺は、NYの大学に通い乍ら…。
  ビジネスも、勉強する。
  そして、NYの大学を卒業と同時に、俺は、日本に帰国して、あいつの祖父さんから、
  認めて貰う。
  其れが出来ねぇなら…。
  俺は、あいつに相応しい男とは言えねぇだろ?」と…。   】



だが、楓は、喜んでばかりも居られなかったのだ。


何故なら…。
此の時の楓は、背筋に冷や汗の様なモノが流れた事を感じて居たから…だったのだ。


だからこそ…。
此の時の楓は、思うのだった。


“司は、つくしさん次第で、如何とでも成ると言う事を露呈して居る様なモノ…。
 と言う事は…。
 司次第で、司は、つくしさんを射止める事も出来ると言う事…。
 何もかも、あの息子(こ)次第だと言う事…ね。 
 だからこそ…。
 私(わたくし)も、司と一緒に、気を引き締めて行かなければ、いけないという事だわ。
 私(わたくし)は、責任重大と言う事…よね。”と…。


だからこそ…。
此の時の楓は、驚愕し乍らも、自身の息子で在る 司に、伝えるのだった。


「ええ。
 分かったわ。
 だけど…ね。
 此れだけは、覚えて於いて欲しいわ。
 アメリカビジネスは、遣れば遣るだけ、評価される。
 けれど…。
 一旦、劣等性の烙印を押されれば…。
 死に物狂いで、頑張ったとしても…。
 中々、良い方向に、評価して貰えないわ。
 日本の様に、企業の『Jr.(ジュニア)』だったり…。
 『七光り』だったり…。
 貴方も、ご多望に漏れず…。
 色々な物言いで、チヤホヤされて来たと思うわ。
 けれど…。
 アメリカビジネスは、そうはいかない。
 企業の『Jr.(ジュニア)』だとしても…。
 『七光り』だったとしても…。
 そんな事は、関係無いわ。
 出来なければ、排除される様な社会よ。
 甘いだけでは、生きてはいけない社会だわ。
 アメリカビジネスは、日本の様な『縦割り社会』…。
 所謂、『上下関係』だったり…。
 『年功序列』だったり…。
 『上の立場の人間を敬う』という言葉は、通用しない様な社会よ。
 自分自身よりも上の立場の人間が、もし、ミスをしたとしても、上の立場の人間のミス
 は、上の立場の人間の力で、補う。
 其のミスが、自分自身のせいでは無いので有れば…。
 尚更…ね。
 勿論、自分自身がミスをした場合も、然り…ね。
 誰も、助けてはくれないわ。
 此れが、アメリカビジネスの鉄則よ。
 其の分、自分自身さえ頑張れば…。
 一個人として、評価して貰える。
 其れだけ、遣り甲斐が在るのは、アメリカビジネスの方ね。
 日本は、もし、上の立場の人間が、ミスをしたとしたら…。
 其のミスを、自分自身が、背負わされる事も有ると聞いたわ。
 また、評価されるべきは、自分自身で在ったとしても…。
 “評価されている人間は、上の立場の人間だった。”と、言う事は、日本では良く有る話し
 らしいわ。
 勿論、其の反対で…。
 “自分自身のミスを、上の立場の人間が、庇ってくれた。”と、いう話しも、良く有る話し
 らしいわ。
 其処は、思い遣りの国で在る 日本らしいと言えば…。
 日本らしい遣り方ね。
 だからこそ…。
 アメリカビジネスは、失敗出来ない。 
 肝に銘じて置いて頂戴。」と…。


司とて、分かって居なかった訳じゃ無い。


だが、自身の母親から聞く、其の生々しさに、司自身、少し、後退りしそうな思いも有ったのだが…。
此の時の司は、将来のつくしとの生活の為に…。
未来のつくしとの為に、奮起する事を、更に、誓って居たのだった。


だからこそ…。
此の時の司は、自身の母親で在る 楓に、言えた言葉だったのだ。


「ああ。
 承知して居る。
 宜しく頼む。」と…。


そして、司は、自身の母親で在る 楓に、頭を下げて居たのだった。


そして、楓は、そんな自身の息子で在る 司の成長に、涙が溢れて来そうに成って居たのだった。
一応、此の時の楓は、社長の立場として、堪えたのだが…。


そして、此の時の楓は、更に、自身の息子で在る 司が、『つくし』という一人の女性に出会えた事を、感謝して居たのだった。




【9.と 19.と 21.のエピローグ<報告書>】


道明寺HDに精通して居る解析者が、西田に託した報告書の詳細とは…。


*携帯から読み取れる電波は、極僅かで在ると言う事…。


*其の場所は、桃乃園HDビル周辺で在ると言う事…。


*牧野家の戸籍が、削除されていると言う事…。


*此れまで、桃乃園財閥の御曹司で在る 桃乃園家の次男に関して…。
 行方不明と報じられて居たのだが…。
 此の程…。
 見付かったとの情報を入手した。


*此の桃乃園財閥の御曹司で在る 桃乃園家の次男には、17歳の娘と、15歳の息子が居ると
 いう情報が有る。
 此れは、『牧野つくし』と、其の弟との年齢とも合致する。


*時を同じくして…。
 牧野家が、消息不明と成って居る。
 所謂、牧野家の情報が、全て、ブロックが掛かって居る為に、情報が、掴めなく成って居
 る。


等々の情報が、此の報告書に、記載されて居たのだった。




<此の二次小説『I’m crazy about you. ~お前に夢中~  22.』の中に出て来る『アメリ
 カビジネス』と『日本ビジネス』について…。
 偉っそうに、語らせて頂いておりますが…。
 実は、私の知り合いから見聞きした情報を、織り込ませて頂きました。
 また、私共が、経験した事も、含めて、織り込ませて頂きました。
 全てが、そうだとは限りません。
 ですが…。
 此処は、『二次小説の世界』…。
 『二次小説ネタ』として、スルーして下さいました成らば、幸いです。
 了承の程、宜しくお願い致します。>


<此の二次小説『I’m crazy about you. ~お前に夢中~  22.』は、短めに成っておりま
 す事をお詫び申し上げます。
 了承の程、宜しくお願い致します。>

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