tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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I’m crazy about you. ~お前に夢中~  23.



【21.のエピローグ】


司のNYの渡米を知った時のF3は、驚愕で、言葉も出て来なかったのだ。



実は、F3が、司のNYの渡米を知ったのは、司からの連絡に寄るモノだったのだ。


司は、F4LINEに、連絡を入れたのだった。
其の日は、司が、自身の母親で在る 楓と共に、NYに渡米する前日の日の事だったのだ。


『今日の夜…。
 集合して貰えるか?
 報告してぇ事が有んだ。』と…。


なので、F3は、メープルの何時ものF4ラウンジに集合したのだった。



そして、司は、先ず、つくしの素性を、F3に報告したのだった。


司からの此の報告には、F3は、驚愕するのだった。


何故なら…。
F3とて、思っても視なかったのだから…。
仕方無いと言えたのだった。


だからこそ…。
此の時のF3は、それぞれ、思えた言葉だったのだろう。


“えっ??
 まさか…だよね⁉”
“信じられねぇ~。
 牧野には、お嬢は、似合わねぇだろ⁉”
“牧野って…。
 お嬢だったのかよ?”と…。



そして、其の次に、司から報告された事は、司のNYへの渡米の話しだったのだ。


此の時の総二郎とあきらは、驚愕で、言葉の一つも出て来なかったのだ。


だが、類だけは、納得したかの様に、ベッドに横に成るのだった。


何故なら…。
類は、思って居たからだったのだ。


“司なら…。
 そうするだろうね。
 牧野の記憶を取り戻した今迄の司だからこそ…。
 牧野を、取り戻す為に…ね。
 司は、大人に成ったと、言う事だよね。”と…。



だが、此処で、司は、F3に要望するのだった。


「其処で、お前等に、頼みが有んだ。
 牧野には、お前等だけで、勝手に、会いに行かねぇでくれ‼
 頼む。
 俺でも、まだ、牧野だけじゃ無く…。
 牧野の祖父さん…。
 云わば…。
 桃乃園総帥にも、まだ、会ってねぇんだ。
 俺が、日本に帰って来てから、桃乃園総帥には会って貰おうと思ってんだ。
 だから…よ。
 俺が、牧野に逢いに行く事も、日本に帰って来てから…だと思ってる。
 なので、お前等が、先に、牧野に逢いに行かれたのでは、俺からの牧野へのサプライズに
 成らねぇだろ?
 だから…よ。
 頼むよ。
 俺より、先に、牧野に逢いに行かねぇでくれ‼
 頼む。
 特に、類…‼
 頼んだ‼」と…。


だからだったのだろう。
総二郎とあきらは、そんな司に頷き乍らも、「了解‼」と、返答するのだった。


だが、類は、違ったのだった。
類は、寝転んで居た身体を、がばっと、起こして…。
そんな司に、言って除けるのだった。


「如何だろ?
 司は、牧野を傷付けた訳だし…。
 司が、例え、あの後直ぐに…。
 牧野の記憶を取り戻したとしても…。
 其の事を、牧野は、まだ、知らない訳でしょ?
 だったら…。
 俺が、司より、先に、牧野に逢いに行っても…。
 支障ないでしょ?
 牧野には、司の記憶の事は、言わないよ。
 唯、“NYに渡米した。”と、だけ、伝えて於くよ。」と…。


そんな風に言われた司は、そう言って来た類を睨み付けるのだった。


だからこそ…。
司は、そんな類に、吠える様に、言い返すのだった。


「類…。
 俺よりも、先に、牧野に逢いに行って視ろ‼
 俺は、類を恨むから…な。
 類は、ぜってぇに、俺より先に、牧野に逢いに行くな‼」と、此の時の司は、怒り処か?


恨みを込めた様な顔付きで、司は、類を睨み付けて居たのだった。



そんな司と類の様子を観て居た総二郎とあきらが、二手に分かれて…。
司と類を、抑えるのだった。


何故なら…。
司と類の二人の睨み合いは、今にも、『一触即発』と、いう雰囲気を醸し出して居たのだ。
此の場に、一緒に居た総二郎とあきらが、そんな司と類に、知らん顔を出来る筈等無かったのだ。


だからだったのだろう。
あきらは、そんな司と類の様子に、慌てる様に、言って除けるのだった。


「司…。
 お前は、心配せずに…。
 明日、NYに渡米しろ‼
 で、類は、明日、NYに渡米し様として居る仲間(司)を、快く、見送れ‼」と…。


だが、其処で、あきらに返って来た司からの返答の言葉は…。


「そんな事…出来るか?
 類が、“(牧野に)逢いに行かねぇ。”と、約束しねぇのに…。
 だから…よ。
 類…。
 牧野に、“逢いに行かねぇ‼”と、今此処で、俺と、約束してくれ‼」と、司は、類に、頭を下げ乍ら、頼み込むのだった。


そんな司を観た時の類は、思うのだった。


“本気で、司が、変わったという事なのだろうか?
 本気で、司が、変わったの成らば…。
 俺も、司を、弄らないで、許して遣ろうかな。”と…。


だからだったのだろう。
類は、司に、返答の言葉を告げるのだった。


「分かったよ。
 まだ、行かないよ。」と…。


なので、司は、類からの其の返答の言葉を聞けた事で、ホッとしたかの様に…。
司は、類の目を見乍ら、お礼の言葉を告げるのだった。
司は、類の目を見た時に、“類は、嘘を言って居ない。”と、思えたからだったのだ。


「類…。
 サンキュな!」と…。


だが、司は、唯、一言、F3に、願い出た事は言うまでも無かったのだが…。


「T3には、まだ、言わねぇでくれ‼
 言えば…。
 あいつ等の事だ。
 牧野に逢いに行こうとするだろうから…な。」と…。


なので、F3は、司からの要望を、了承するのだった。


「「「了解‼」」」



だが、其処で、あきらが、司に訊き始めるのだった。


「なぁ~、司…。
 お前は、牧野の素性を知っても…。
 其れでも、牧野には、SPを就けるつもり何だろ?」と…。


だからだったのだろう。
司は、ニヤッと、笑い乍ら、言って除けるのだった。


「ったりめぇだろ。
 其の辺は、抜かり無しだ。
 勿論、桃乃園財閥も、牧野には、SPを就けるだろうけど…な。
 俺は、俺で…。
 牧野が心配だから…な。
 で、牧野の元気な姿を、常に、拝みてぇだろ?
 だから…よ。
 SPには、画像を撮らせて、送らせるけど…な。」と、此の時の司は、類を、じーっと、観乍ら、言って除けるのだった。


だからだったのだろう。
類は、司が、何を言いたいのか?
分かり切って居るので、クスクス、笑い乍ら、言い返すのだった。


「分かってるって…(笑)。」と…。


なので、司は、安心したかの様に…。
NYに渡米したのだった。



そして、其の後…。
総二郎とあきらは、類を呼び出したのだった。


そして、類に、司と会った日の事を、訊き出そうとするのだった。
勿論、類に、声を掛けたのは、あきらだったのだ。


「なぁ~、類…。
 如何して、あんなに、司の機嫌が悪く成る事が分かって居て…。
 類は、司に、あそこまで、言ったんだ?」と…。


なので、此の時の類は、何時もにも増して…。
飄々と、言って除けるのだった。


「だって…。
 牧野は、完全に、傷付いたまま…。
 俺達の前から、姿を消したと思うよ。
 牧野は、今でも、勘違いして居ると思うよ。
 あの女の事を…。
 だから…さ。
 本当は、俺が、先に、牧野に逢って…。
 全てを、教えて上げたいと思って居たんだよ。
 でも、司は、其れは、嫌…何だろうと思うから…さ。
 其れに、司は、きっと、自分自身の口から、牧野に、言いたいんでしょ?
 だったら…さ。
 俺が言える訳無いでしょ‼」と…。


そんな類からの言葉を聞いた総二郎とあきらは、ホッとするのだった。


何故なら…。
総二郎とあきらは、司を諭す様に、NYに渡米させた手前…。


“類には、勝手な行動をさせる訳にはいかねぇ。”と、総二郎とあきらは、思って居たからだったのだ。


だからだったのだろう。
此の時の総二郎とあきらは、ホッとして居たという訳だったのだ。



なので、其の後も、F3は、T3にも、此の事は言わず…。
また、つくしにも、逢いに行こうとせず…。


取り敢えず…。
司が、日本に帰国して帰って来る日を、待ち侘びるかの様に…。
F3は、司と連絡を取り乍ら、日々を、過ごして居たのだった。

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