tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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I’m crazy about you. ~お前に夢中~  24.



あれから、3年が経った。



あの日から、F3は、司との約束を守り…。
一切、つくしにも、逢いに行かず…。
そして、T3にも、一切、つくしの事は、言って来なかったのだ。



だが、滋は、此の3年の間に、そんなF3を怪しんで居た事は、事実だったのだ。


何故なら…。
あれだけ、心配して居たF3が、つくしの事を、心配する様子も無く…。
また、つくしを探そうとする素振りも魅せなく成ったのだ。


特に、滋は、そんなF3に、文句を言う様に成って居たのだった。



そんな或る日の事だったのだ。


“だから…。”と、いう訳では無いのだろうが…。
滋は、そんなF3に、爆発したのだった。


「F3は、如何して、つくしを探そうとし無いの?
 つくしの事が心配じゃ無いの?
 つくしの事で、私達に、何か、言えない様な事でも有るの?」と…。


なので、あきらは、そんな滋を宥めるが如く…。
話しし始めるのだった。


「あのなぁ~。
 俺等でも、一応、牧野の事は、心配してるんだぜ。
 だけど…な。
 司が、NYに渡米してるというのに…。
 俺等だけで、動き出せば…。
 司の文句が出るに決まってるだろ?
 そう成れば…。
 ややこしく成るだろ?
 だから…よ。
 取り敢えず…。
 司の帰国を待つ事にしたんだ。」と…。


だが、其れでも、納得出来ない滋は、まだ、文句を言い続けて居たのだった。


「大体、司も、司なのよ。
 つくしの事を心配する処か?
 さっさと、NYに渡米して…さ。
 あんな薄情な男だとは、思っても視なかったわよ。
 ほんとに…もぅ~‼」と、此の時の滋は、怒りで、興奮状態だったのだ。


だが、F3は、そんな滋を観て居て、思って居たのだった。


“やれやれ…。”と…。



そして、優紀と桜子も、また、つくしの事を心配する人物だったのだ。


なので、優紀と桜子は、思って居たのだった。
つくしの事を思い乍ら…。


何故なら…。
優紀と桜子には、何故か?
F3から、聞かずとも、悟って居たのだった。


“きっと、F4の中では、つくし(先輩)を探さない訳は、何か、有るのだろう。”と…。


だからこそ、優紀と桜子は、唯、つくしへの思いに馳せて居たのだった。


優紀は…。


“つくしが、無事なら…。
 私は、其れだけで、十分…。”と…。


桜子は…。


“先輩が、ご無事で、お元気なら…。
 私は、其れだけで、十分です。”と…。



だが、滋の中では、そうは、いかなかったのだ。


何故なら…。
既に、滋の苛立ちは、頂点に達して居たのだから…。


所謂、滋の怒りの矛先は、つくしの事を心配し様とし無いF3と…。
つくしの事を忘れたかの如く…。
さっさと、NYに渡米した司に向いて居たのだ。


云わば…。
少なくとも、滋は、F4の事を、そう思って居たのだった。



勿論、F3は、つくしの事を心配して居ない訳じゃ無い。
そして、司も、また、つくしの事を、さっさと忘れて、NYに渡米した訳じゃ無い。


だが、T3が、其の事を知らない以上…。
F3は、真摯に、滋の怒りを受け止めるしか無かったのだ。


だからこそ…。
F3は、そんな滋のつくしへの思いは理解出来るので、何も言わずに居たのだった。



また、優紀&桜子も、そんな滋のつくしへの思いは理解出来るので、滋の言いたい様に、言わせて居たのだ。


何故なら…。
ここ最近の滋は、酔えば…。
つくしの話しばかりだったのだ。


「つくしは、私達を置いて、何処に消えたのよぅ~。」と…。



だからこそ…。
特に、F3は、言い訳もせず…。
滋の怒りを、文句も言わず…。
じーっと、耐えて居たという訳だったのだ。


何故なら…。
F3は、優紀&桜子からも、聞いて居たのだ。
滋の今の精神状態の悪さの話しを…。


だからこそ…。
司への言い分は、此の時のF3には、唯、有るには有ったのだが…。


「「「司…。
   早く、日本に帰国して来い‼
   一日でも早く、日本に帰って来い‼」」」と…。




そして、更に、半年が経った頃…。
つくしは、家族で、TVの報道番組を観て居た時の事だったのだ。
司の日本への帰国を、其の報道番組の中で、告げて居たのだった。


【此の程…。
 道明寺HDの後継者で在ります 『道明寺司』氏が、日本に、帰国される事が分かりまし
 た。
 数日後には、日本の地に、『道明寺司』氏が、降り立つ事に成ります。】と…。


そんな報道番組を観て居たつくしは、密かに、思って居たのだった。


“そうか?
 道明寺は、あれから、NYに渡米して居たのか?
 そんな事も、私は、今迄、知らなかった。
 誰からも、知らされて居なかったから…。
 仕方が無いよね。
 今の道明寺と私は、そう言う間柄に成ったと言う事だろうね。”と…。


つくしが、そう思ってしまったのにも、訳が有ったのだ。


何故なら…。
此の時のつくしには、未だ、司の記憶が回復して居る等と知らなかったのだ。


まさか、司が、司と自身との未来の為に、NYに渡米して居た等と…。
つくし自身、思っても視なかったのだ。


だが、其の(司が、NYに渡米して居たという)現実を知った時のつくしは、余りにも、辛い状況に、突然、涙が、溢れて来たのだった。


そんなつくしの様子に、桃乃園家の家族の誰もが、何も、言い出せない状況だったのだ。
一人を除いては…。



実は、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥は、司の記憶が戻って居る事…。
そして、何の為に、NYに渡米したのかも…。
既に、何もかも知って居たのだ。


其れでも、桃乃園総帥は、つくしに、言わなかったのだ。


何故なら…。
桃乃園総帥の思いも有ったのだ。


つくしの優秀さに、“つくしの其の能力を、桃乃園財閥で、活かさせたい。”と、いう企みが、桃乃園総帥の中には、有ったのだ。


云わば…。
桃乃園家 と 道明寺家の因縁も在るのだが…。
其れ以上に、つくしを、道明寺家に、嫁がせたく無いという思いが、桃乃園総帥の中には、存在して居たのだ。


だからこそ…。
司の帰国を歓迎して居ない桃乃園総帥が、其処には居たのだった。


なので、桃乃園総帥は、“何れ、つくしには、婿を取らせ様…。”と、策略し始めるのだった。


云わば…。
また、桃乃園総帥の虫が、騒ぎ始め様とし始めて居たのだった。


其の事が、何れ、司とつくしを、苦しめる結果と成る事は言うまでも無かったのだ。




<此の二次小説『I’m crazy about you. ~お前に夢中~  24.』は、短めに成っておりま
 す事を、お詫び申し上げます。
 了承の程、宜しくお願い致します。>

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