tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

PVアクセスランキング にほんブログ村

I’m crazy about you. ~お前に夢中~  38.



司とつくしがお支度部屋の中に居て、話しして居る時にドアの向こうで、声が聞こえたのだった。


「そろそろ、パーティーが始まります。
 ご準備を、お願い申し上げます。」と…。


なので、つくしは、返答するのだった。


「はい。」と…。


そして、司とつくしは、パーティー会場に向かうのだった。



実は、桃乃園邸の敷地の中には、別棟として、パーティールームが設けられているのだ。


勿論、招待者は、パーティールームに入る際にも、門は別に設けられて居るので…。
桃乃園邸では、其のパーティールーム専用の門にて、桃乃園家のSPに招待状を見せて、セキュリティーチェックを受けてから、漸く、桃乃園邸の敷地の中に入る事が出来るという徹底振りなのだ。



なので、桃乃園家の面々は、母屋で在る 本邸から、パーティールームに通じる廊下を通って、パーティールームに入るのだ。


勿論、此のパーティールームに通じる廊下を通る事は、つくし自身、初めての事だったのだ。


なので、つくしは、其の廊下を通った事で、緊張し始め…。
司の腕を、ギュッと、握り締めて居たのだった。


此の時のつくしは、司のエスコートで、パーティールームに入る事に成って居るので…。
廊下を歩いて居る時も、司の腕に、自身の手を添えて、歩いて居たのだった。


何故なら…。
司のエスコートに、慣れる必要性が有ったから…だったのだ。



だからこそ…。
司の腕を、ギュッと、握り締めて居たという訳だったのだ。



其処で、司は、つくしに、訊き始めるのだった。


「つくし…。
 お前、緊張してんのか?」と…。


だからだったのだろう。
つくしは、司の顔を観て、謝りを入れるのだった。


「ごめん。
 痛かった?」と…。


だが、司は、つくしが、自身の腕に置いて居る其の手の上に、自身の手を置いて、安心させる様に、言って除けるのだった。


「お前の力位ぇじゃあ…。
 痛かねぇよ。
 けど…な。
 お前が、緊張してんのは、俺にも、伝わって来る。
 でも…な。
 安心しろ。
 俺が、お前の傍に居る。
 だから…よ。
 堂々としとけ‼」と…。


なので、つくしは、何故か?
司の言葉に、ホッとする様な安心感を感じて…。
司の顔を観乍ら、頷くのだった。



そして、司とつくしが誘導されたのは、先ずは、控室だったのだ。


其処で、司とつくしだけじゃ無く…。
桃乃園家の面々は、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥から、打ち合わせの如く、伝えられるのだった。


「今から、パーティールームに入る。
 先ずは、儂が…入る。
 其の後に、祖母さんが入る。
 そして、(つくしパパこと 晴夫の兄で在る)和夫夫婦が入る。
 そして、其の後を、晴夫夫婦が入る。
 其の後に続いて、進が入りなさい。
 そして、其の後から、司君とつくしが入って来なさい。
 良いな。」と…。


なので、全員(つくしと進の祖母以外)、つくしと進の祖父で在る 桃乃園総帥に、了承の意を伝えるのだった。


「「「「「「「承知しました。」」」」」」」と…。


そして、全員の了承の意が得られた事で、更に、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥は、話しし始めるのだった。


「其れと…。
 今日は、つくしと進のお披露目も兼ねている。
 パーティールームに入って直ぐ、儂の話しの後…。
 つくしと進は、壇上に上がって来なさい。
 自己紹介してもらう。
 良いな。」と…。


そう言われたつくしは、更に、緊張感が増してしまったかの様に…。
顔色が悪く成るのだった。


其処で、司は、そんなつくしの様子に気が付いたのだ。


何故なら…。
司が座って居るソファは、つくしの隣だったのだ。


そして、其の間、司は、つくしの手を、じーっと、握って遣って居たのだ。


だからだったのだろう。
其の司が握って遣って居たつくしの手が、どんどん、冷たく成って居た事に、司が、気付いたのだ。


だからだったのだろう。
司は、そんなつくしに、声を掛けるのだった。
つくしにだけ聞こえるかの様な声だった事は言うまでも無いのだが…。


「つくし…。
 大丈夫か?」と…。


だが、つくしは、そう言って来た司に、心配を掛けたく無かったのか?
司の顔を観る事も無く、唯、頷いたのだった。
そんなつくしを、更に、心配する司だった事は言うまでも無いのだが…。



そして、桃乃園家の面々が、パーティールームに入る時間と成ったのだ。


先ずは、つくしと進の祖父で在る 桃乃園総帥が、席を立ち、ドアの方に、足を進めるのだった。


そして、パーティールームのドアが開いた所で、つくしと進の祖父で在る 桃乃園総帥が、パーティールームに入って行ったのだった。


そして、其の後から、桃乃園総帥の妻で在る つくしと進の祖母は、車椅子の為に、つくしと進の祖父で在る 桃乃園総帥の秘書が、車椅子を押して居たのだった。



そして、其の後には、(つくしパパこと 晴夫の兄で在る)和夫夫婦が入って行ったのだった。


実は、つくしと進の伯母で在る 和夫の妻は、車椅子を手放す程…。
回復して居たのだった。


其れは、つくし達家族が、桃乃園邸に引っ越して来てからの事だったのだ。


今では、つくしママこと 千恵子と一緒に、出掛けられる程…。
回復して居たのだ。


つくしと進の伯母で在る 和夫の妻にとって、つくし達家族が、桃乃園邸に引っ越して来た事で、今の生活が、何よりの励みと成って居たのだった。


だからこそ…。
此のパーティーでも、自身の夫で在る 和夫のエスコートに寄って、自力で、パーティールームに入って居たのだった。



そして、其の後には、つくしと進の両親で在る 晴夫と千恵子が、パーティールームに入って行ったのだった。


そして、其の後を続く様に、進が、パーティールームに入ったのだった。


そして、其の次は、司とつくしだったのだ。


其の時だったのだ。
つくしは、心の中で、“次は、私達の番だよね。”と、思い乍ら…。
『おまじない』を、し始めるのだった。


其れは、自身の掌に、3回『人』と云う字を書いて、呑み込むという『おまじない』だったのだ。


司は、初めて見るそんなつくしの行動に、驚愕するのだった。


だからこそ…。
司は、そんなつくしに、訊くのだった。


「つくし…。
 何、遣ってんだ?」と…。


だからこそ…。
つくしは、そう訊いて来た司に、飄々と、返答するのだった。


「『おまじない』…。」と…。


司自身…。
『おまじない』と、言う言葉自体、初めて聞く言葉だったのだ。


だからだったのだろう。
司は、驚愕顔を顔に張り付かせたまま…。
そう言って来たつくしに、返答するのだった。


「はぁ~??」と…。



だが、時は、待ってくれないのだ。


つくしの返答も無いままに…。
そして、つくしの緊張は、止まる事無く…。
司とつくしは、パーティールームに入って行く事と成ったのだった。



そして、パーティールームに入って居た司とつくしを観て居た招待者は、驚愕の言葉を出す
のだった。


何故なら…。
つくしの横に居るのは、司だったのだ。


所謂、司が、エスコートして居るのは、桃乃園財閥のご令嬢だったのだ。


と言う事は…。
司が、エスコートして居るのは、桃乃園総帥の孫娘なのだ。


だからこそ…。
桃乃園財閥の新春パーティーの招待者は、驚愕するのだった。


実は、世間では知られて居たのだ。
桃乃園財閥と道明寺財閥の仲の悪さを…。


だからこそ…。
此の時の桃乃園財閥の新春パーティーの招待者は、驚愕して居たという訳だったのだ。

×

非ログインユーザーとして返信する