喧嘩をしてしまった…<総優> 4.
総二郎は、唯、あきらとつくしを睨み付けて居たのだった。
そして、総二郎は、つくしに、訊き始めるのだった。
「牧野…。
其れは、如何言う意味だ?
マジで、優紀ちゃんは、俺に、会いたくねぇって…。
そう言ったのか?」と…。
だからだったのかも知れない。
つくしは、意を決して、総二郎に、話しし始めるのだった。
「まぁ~、そう言う事かな?
優紀は、まだ、西門さんと会う勇気が持て無いんだと思うよ。
だから…。
西門さんも、優紀の事は、仲間としてだけ…。
そう思って上げてくれないかな?」と…。
だからだったのかも知れない。
総二郎は、優紀を、忘れる事にして居たのだった。
勿論、此の時までは…。
そして、其の後の優紀は…。
大学ライフを、満喫して居たのだ。
何故なら…。
総二郎が、また、女遊びに、没頭して居るという情報が、優紀の耳に…。
目に、入って来たからだったのだ。
其れは、情報番組だったり…。
雑誌から得た情報が、殆どだった事は言うまでも無いのだが…。
だからこそ…。
此の頃の優紀は…。
大学ライフに、重きを置く様に成って居たのだった。
実は、此の当時の優紀は、誰ともお付き合いする訳でも無く…。
唯、勉学に…。
バイトに…。
そして、友人との語らいに…。
唯、重きを置いて居たのだった。
そして、何時しか、優紀は、滋と桜子共…。
会う様に成って居たのだった。
其れは、つくしの誘導の下だった事は言うまでも無いのだが…。
という寄りも…。
此の当時の優紀からして視れば…。
自然な形で、滋と桜子共…。
会う様に成って居たのだった。
実は、其れ自体が、つくしの作戦でも有ったのだ。
そんな平凡な日々が、ずーっと、続くと…。
何処か?
此の頃の優紀は、そう思って居たのだ。
だが、無情にも、そんな日々は、長くは続かなかったのだ。
何故なら…。
つくしと優紀が、大学4年生に成る頃に…。
司が、NYから、『凱旋帰国』という名の『つくしとの約束の4年』を終え…。
日本に帰国して帰って来たのだ。
なので、T4は、自然な形で、F4共、また、会う様に成って居たのだった。
勿論、司&つくしのCP以外は、“仲間として…。”と、言う事は言うまでも無かったのだが…。
だが、結果的には…。
此れが、優紀の人生を狂わす結果と成ったのだった。
何故なら…。
平穏だった優紀の大学ライフは、あっという間に…。
見事に、崩れ始めたのだから…。
本来の優紀は、F4&T4の集まりには、参加したく無かったのだ。
だが…。
此処ぞとばかりに…。
何時も、滋が、そんな優紀を、迎えに来るのだ。
しかも、大学に迄…。
勿論、滋は、優紀の事情等…。
知る由も無かったのだ。
だからこそ…。
滋は、そんな優紀を迎えに行けたとも、言えたのだった。
実は、F4&T4の集まりの時に、何時も、そんな優紀を、熱視線で観て居た人物が居たのだった。
そうなのだ。
総二郎だったのだ。
此の頃の総二郎も、未だ、女遊びは、継続中だったのだ。
だからこそ…。
此の当時の優紀は、そんな総二郎を、冷ややかな目で観て居たのだ。
優紀とて…。
此の頃には、総二郎への想いは、薄れ始めて居たのだ。
だからとて…。
優紀にも、他に、好きな男性が出来た訳では無かったのだ。
此の当時の優紀は、其の日、其の日を…。
精一杯に、生きて居るという感じだったのだ。
だからだったのかも知れない。
優紀は、そんな総二郎の事を、忘れる努力を、怠らなかったのだ。
其の結果…。
何時の間にか?
総二郎への優紀の想いは、薄れて居たのかも知れない。
そして、此の日のT4の話しは、つくしと優紀の就職活動の話しに、成って居たのだった。
急に、桜子が、話しを振り始めたのだった。
「先輩…。
先輩の就職先は、勿論の道明寺HDですよね?」と…。
実は、此の時迄のつくしは、就職活動し様と考えて居たのだ。
其処に、司が、つくしより先に、返答して来たのだ。
「勿論に決まってんだろ?」と…。
だからだったのだ。
何が、勿論なのか?
理解出来て居なかったつくしは、そう言って来た司に訊き始めるのだった。
「司…?
何が、勿論なのよ?」と…。
だからだったのだ。
司は、ドヤ顔で、そんなつくしに、言って除けるのだった。
「はぁ~??
お前の、就職先…。
勿論の『道明寺HD』に、決まってんだろ‼
で、お前は、俺の第2秘書…‼
もう、此れは、決定だから…な。」と…。
なので、つくしは、驚愕顔を顔に張り付かせ乍ら…。
言って除けるのだった。
「もう、勝手に決めて…。」と…。
だが、実は、此の決定は、司の意見だけでは無かったのだ。
だからこそ…。
司は、更に、ドヤ顔で、そんなつくしに、即答するのだった。
「親父とババアの承諾済だっつーの‼」と…。
なので、つくしは、此れ以上…。
何も、言えずに居たのだった。
だが、此の時の優紀は、思うのだった。
“つくしは、『永久就職』だもんね。”と…。
そんな時だったのだ。
滋が、優紀に、声を掛けて来たのだった。
「やっぱり、つくしは、司に取られたか?
じゃあさぁ~。
優紀…。
うち(大河原グループ)に、就職してお出で…。
で、私の秘書…遣ってよ。
如何…?
名案でしょ‼
私と優紀は、名コンビ…達成‼
ねぇ、優紀…?
絶対に、うち(大河原グループ)を、受けるのよ‼」と…。
何故なら…。
此の時の滋は、思って居たのだ。
“司は、何時の間に…。
私達の話しを聞いて居たのよ‼
だったら…。
優紀は、私のもんよ‼”と…。
そして、此の時の優紀は、実は、お酒の席での話しだったので…。
滋からの話しは、本気にして居なかったのだ。
だが、此の時の優紀の気持ちは、置いて於いて…。
話しは、どんどん、先に、進んで行くのだった。