【48．のエピローグ】

司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓が、“変わろう。”と、悟ってからの此の一年の間…。
司の父親で在る　道明寺HD　会長　道明寺保は、再三に渡って…。
つくしの祖父で在る　桃乃園総帥に、打診して居たのだ。

実は、司の父親で在る　道明寺HD　会長　道明寺保は、自身の妻で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓が、“変わろう。”と、悟った事で、考えて居た事が有ったのだ。

“此れで、もしかしたら…。
　桃乃園総帥が、会ってくれるかも知れない。”と…。

だからこそ…。
司の父親で在る　道明寺HD　会長　道明寺保は、此の一年の間…。
つくしの祖父で在る　桃乃園総帥に、連絡を入れて、自身の妻で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓の心境の変化を、つくしの祖父で在る　桃乃園総帥に、伝えて来たのだ。

「桃乃園総帥…。
　お願いが、御座います。
　私共の妻で在ります　道明寺楓は、“変わらなければ成らない。”と、悟った事で…。
　人間的にも、変わって来た様に、私には、感じております。
　桃乃園総帥にも、そんな風に、変わって来た妻を、確認して頂きたいのですが…。」と…。

だが、此の一年の間の桃乃園総帥は…。
一切、首を縦に振らなかったのだ。

所謂、此の当時の桃乃園総帥には、其れでも、司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓を、許す事が出来なかったのだ。

何故なら…。
もし、桃乃園総帥が、簡単に、司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓を、許してし
まえば…。
“また、元に戻るだろう。”と、此の時の桃乃園総帥は、予想して居たのだ。

だからだったのかも知れない。
桃乃園総帥が、司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓を、許すまでには、時間が掛かって居たのだろう。

だが、此の一年の間に…。
桃乃園総帥は、世間から、司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓の色々な情報を得て居たのだ。

其れは、司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓が、世間から、不思議がられて居た話しだったのだ。

司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓が、世間から、言われて居た話しとは…。

「如何も、道明寺HD　社長　道明寺楓が、変わって来た様だ。
　今迄と同じ様に…。
　唯、単に、『鉄の女』と言う事は、変わらない様だが…。
　言って居る事は、筋が通って居る。
　所謂、唯、単に…。
　今迄とは、全く、違う様だ。」と…。

また、今迄とは違う意味で、プライベートとしての司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓も、変わって来たのだ。

云わば…。
其れまでの司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓には、皆無だった『反省』するとか…。
其れまでの『自分自身と向き合う』とか…。

そう言った…。
其れまでの司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓が、一切、目を向けて来なかった部分に、司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓は、目を向けられる様に、成って居たのだ。

そして、此の頃の司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓は、漸く、人並みに、悟れる様に成って居たのだ。

“今迄の私（わたくし）の中には、どれ程の驕りが有ったのか？
　漸く、分かった様な気がするわ。”と…。

そして、其の全ての情報が、つくしの祖父で在る　桃乃園総帥の耳に入って来たのだ。

だからだったのかも知れない。
つくしの祖父で在る　桃乃園総帥の考え方も、自然と変われたのだろう。

“そろそろ、楓さん共…。
　会って遣っても良いだろう。”と、考え始める程に…。

なので、つくしの祖父で在る　桃乃園総帥は、再三に渡って打診して来た司の父親で在る　道明寺HD　会長　道明寺保に、伝えるのだった。

「そろそろ、楓さんに会って遣っても…。
　良いだろう。」と…。

なので、司の父親で在る　道明寺HD　会長　道明寺保は、つくしの祖父で在る　桃乃園総帥からの話しを、自身の妻で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓に伝えたのだった。

「楓…。
　桃乃園総帥から、連絡が入って来た。
　桃乃園総帥は、楓と、“会っても良い。”と、仰って下さった。
　楓は、如何したい。」と…。

だからだったのだろう。
司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓は、自身の夫で在る　道明寺HD　会長　道明寺保に、即答するのだった。

「本当ですか？
　漸く、私（わたくし）は、つくしさんのお祖父様でいらっしゃる　桃乃園総帥から、認め
　て戴けたのかしら…。
　本当に、有り難いわ。」と…。

そんな風に、話しして来た自身の妻で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓の話し振りを聞いて居て…。
“本当に、楓は、変わってのだな。”と、司の父親で在る　道明寺HD　会長　道明寺保は、実感したのだった。

だからだったのだろう。
司の父親で在る　道明寺HD　会長　道明寺保は、自身の妻で在る　道明寺HD　社長　道明
寺楓に、返答の言葉を、伝えるのだった。

「そうだな。」と…。

だが、此処で、司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓は、自身の夫で在る　道明寺HD　会長　道明寺保に、話しし始めるのだった。

「其処で、お願いが御座いますの。」と…。

だからだったのだろう。
司の父親で在る　道明寺HD　会長　道明寺保は、不思議な顔付きに成るのだった。

そして、其れと同時に、自身の妻で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓に、訊き始めるのだった。

「ああ。
　何が言いたい？」と…。

なので、司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓は、自身の夫で在る　道明寺HD　会長　道明寺保に、話しし始めるのだった。

「はい。
　つくしさんのお祖父様でいらっしゃる　桃乃園総帥とお会い頂く前に…。
　会って置きたい方が、居らっしゃるんですの。
　宜しかったかしら？」と…。

だからだったのだろう。
司の父親で在る　道明寺HD　会長　道明寺保は、そんな風に、にこっと、笑って言って来た自身の妻で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓を、不振がり乍らも…。
自身の妻で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓に、訊き始めるのだった。

「其れは、誰だ…？」と…。

だが、此の時の司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓は、自身の夫で在る　道明寺HD　会長　道明寺保に、一切、言わなかったのだ。

「申し訳御座いません。
　其れが、例え、『あなた』で、居らっしゃたとしても…。
　申し上げる事は、出来兼ねますわ。
　其の方とのお約束ですの。」と…。

だからだったのだろう。
此の時の司の父親で在る　道明寺HD　会長　道明寺保は、自身の妻で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓に、其れ以上…。
聞こうとし無かったのだ。

何故なら…。
こういう時の自身の妻で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓が、本音を口にする事が無い事は、司の父親で在る　道明寺HD　会長　道明寺保にとって…。
分かり切って居たのだ。

だからだったのかも知れない。
其れ以上…。
聞こうとし無かったのだ。

だからだったのかも知れない。
司の父親で在る　道明寺HD　会長　道明寺保は、自身の妻で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓に、返答の言葉を告げるのだった。

「ああ。
　分かった。」と…。

だが、司の父親で在る　道明寺HD　会長　道明寺保は、自身の妻で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓に就いて居るSPに言って除けるのだった。

「楓が、誰と会うのか？
　私に、報告する様に…。」と…。

そして、司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓が、会って居たという報告を受けた相手を、自身の妻で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓のSPから聞いて居た司の父親で在る　道明寺HD　会長　道明寺保は、驚愕でしか無かったのだった。

　　　
＜此の二次小説『I’m crazy about you.　～お前に夢中～　　49．』は、【48．のエピロー
　グ】為…。
　此の後、状況が変わります。
　という訳で、短めに成っております事を、お詫び申し上げます。
　了承の程、宜しくお願い致します。＞