【53．のエピローグ】

あれから、一年が経ったのだ。

あの一年後…。
本当に、司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓は、つくしの祖父で在る　桃乃園総帥から認めて貰えた事で、司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓は、つくしの祖父で在る　桃乃園総帥と、会って貰える事と成って居たのだった。

だが、此の時点での司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓は、先ずは、つくしと会って、話ししたかったのだ。

何故なら…。
此の時の司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓は、つくしに、了承して貰いたかったのだ。
楓自身が、つくしの祖父で在る　桃乃園総帥と、会う事を…。

で、無ければ…。
此の時の司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓は、つくしの祖父で在る　桃乃園総帥と、会う事が、出来ない様な気がして居たのだ。

だからだったのだろう。
此の時の司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓は、真っ先に、つくしに、連絡を入れたという訳だったのだ。

そして、つくしは、司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓と、会う事を了承したのだった。

そして、司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓と会った時のつくしは、司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓から、驚愕する様な話しを聞かされたのだった。

「つくしさん…。
　漸く、つくしさんのお祖父様で在る　桃乃園総帥から、お許し頂いて、お会い頂く事に成
　ったわ。
　其処で、つくしさんに、お尋ねしたいの。
　私（わたくし）は、つくしさんのお祖父様で在る　桃乃園総帥と、お会いしても宜しかっ
　たかしら？」と…。

だからだったのだろう。
つくしは、大きな目を寄り大きく見開いたまま…。
司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓の方を、じーっと、観て居たのだった。

其処で、司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓は、そんなつくしに、言って除けるのだった。

「つくしさん…。
　そんなに、驚愕する事かしら？」と…。

だからだったのだ。
此の時のつくしは、漸く、そう言って来た司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓に、返答するのだった。

「申し訳御座いません。
　其の事を、私に、如何して、お聞きに成るのか？
　今一、ピンと、来なくて…。」と…。

だからだったのかも知れない。
そんなつくしの話し振りに、司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓は、クスクス、笑い始めるのだった。

「つくしさん…。
　私（わたくし）は、一年前にも、お伝えしたと思うんだけど…。
　覚えて居らっしゃるかしら？
　私（わたくし）は、高等部の頃の貴女を、傷付けて来た。
　其れは、大の大人がする事では無いわ。
　相手は、高等部に通う学生だったのだから…。
　其れでも、貴女は、私（わたくし）を、許してくれた。
　だから…。
　つくしさんに、了承して貰ってから…。
　私（わたくし）は、つくしさんのお祖父様で在る　桃乃園総帥に、お会い頂きたいの。
　其れが、筋というモノでしょ‼
　違うかしら？
　つくしさん…。」と…。

だからだったのかも知れない。
つくしは、其の事に関しては、其れ以上…。
何も言えない事を悟るのだった。

なので、つくしは、司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓に、話しし始めるのだった。

「はい。
　宜しくお願い致します。
　ですが…。
　祖父が、楓社長に、どの様なお話しをするやも知れません。
　もしかしたら、楓社長を、傷付けるやも知れません。
　其れでも、宜しかったのでしょうか？」と…。

だからだったのだろう。
此の時の司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓は、更に、つくしに、伝えるのだった。

「ええ。
　其の事でしたら…。
　了承して居るわ。
　私（わたくし）が、つくしさんの本質を見抜けなかったから…。
　私（わたくし）は、貴女を傷付けた。
　其の事に関して、きっと、つくしさんのお祖父様で在る　桃乃園総帥から、お仕置きは有
　ると思って居るの。
　でも…。
　つくしさんのお祖父様で在る　桃乃園総帥が、私（わたくし）と、お会い頂く事をお許し
　下さっただけでも、有り難く思って居るのよ。
　なので…。
　心配に及ばないわ。
　安心為さって…。」と…。

だからだったのかも知れない。
此の時のつくしは、其の事に関しても、其れ以上…。
更に、何も言えない事を悟るのだった。

なので、此の時のつくしは、司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓に、更に、話しし始めるのだった。

「承知致しました。
　どうぞ、祖父とお会い下さいませ。
　宜しくお願い致します。」と…。

其処で、司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓は、つくしに、注文するのだった。

「其処で…。
　つくしさんにお願いが有るのよ。
　もし、私（わたくし）が、つくしさんのお祖父様で在る　桃乃園総帥に、お許し頂いた場
　合…。
　司とつくしさんの将来の事も、許して頂けたと言う事に成ると思うの。
　だから…ね。
　私（わたくし）の事を、『お義母様』と、呼んで下さらないかしら？」と…。

だが、つくしは、驚愕で、言葉も出て来なかったのだ。

何故なら…。
つくしは、思って居たのだった。

“失礼かも知れないけれど…。
　私の目の前に居らっしゃる方は、本当に、あの道明寺楓社長なのだろうか？”と…。

其れも其の筈…。
本当に、人が変わった位…。
つくしの目の前に居る司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓は、『180°』…。
人が違って居たのだ。

だからだったのかも知れない。
つくしが、そう思っても、仕方なかったのだ。

勿論、仕事の時は、『鉄の女』の片鱗は、残って居るのだが…。
プライベートの時の司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓は、にこやかだったのだ。

なので、つくしと対面して居る此の時の司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓は、プライベート仕様だったのだ。
云わば…。
此の時の司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓は、にこやかだったのだ。

なので、つくしは、そんな司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓に、返答するのだった。

「承知致しました。」と…。

と言う訳で…。
其の後の司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓は、つくしの祖父で在る　桃乃園総帥と、会う事と成ったのだった。

実は、つくしの祖父で在る　桃乃園総帥は、現在の司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓と会うまでも無く…。
現在の司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓の現状を、知って居たのだ。

其れは、調査済みと言う事も在るのだが…。
噂でも、聞いて居たのだ。

そして、つくしの祖父で在る　桃乃園総帥が、現在の司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓を見た印象は、“噂通りじゃな。”と、言う事だけだったのだ。

『目は口程に物を言う』…。
現在の司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓の目は、人柄が滲み出て居る様子だったのだ。

此の時のつくしの祖父で在る　桃乃園総帥は、現在の司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓のそんな目を観た事で、司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓に、言って除けるのだった。

「楓さん…。
　今のあんたの目は、凄く、良いのぉ。
　今のあんたなら…。
　儂は、あんたを許そう。
　今のあんたの目は、嘘を言って居らん。」と…。

だからだったのかも知れない。
此の時の司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓は、安心したかの様に…。
此の時の司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓の目には、涙が、溢れて居たのだった。

もし、此処に、自身の息子で在る　司が、居たとする成らば…。
きっと、言って居た事だろう。

「鬼の目にも涙…。」と…。

そして、此の時の司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓は、つくしの祖父で在る　桃乃園総帥に、お礼を伝えた後…。
仕事の話しをしてから、此の場を後にするのだった。

そして、此の時の司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓は、即、つくしに連絡を入れるのだった。

「つくしさんのお祖父様で在る　桃乃園総帥に、お許し頂いたわ。
　今後、つくしさんは、司の婚約者というお話しに成って行くと思うわ。
　なので、約束通り…。
　つくしさんには、今後…。
　私（わたくし）を呼ぶ時は、『お義母様』と、呼んで貰うわね。」と…。

此れには、驚愕気味のつくしだったのだが…。
此の時のつくしは、“約束は、約束…。”と、言う事で、其の件に関しても、了承するのだった。

“承知致しました。
　此れからも、宜しくお願い致します。”と…。

という訳で…。
此れからの司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓は、つくしとの母子（おやこ）としての付き合いが始まるのだった。