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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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喧嘩をしてしまった…<総優>  16.



【15.のエピローグ<滋の思い>】


滋自身…。
本来は、つくしに、自身の秘書に成って欲しかったのだ。
だが、其れが、叶わなかった。



本来の滋の思いは、自身が、心から信頼出来る人間に、自身の秘書をして貰う事が、滋自身の夢だったのだ。


滋自身…。
娘として産まれて来た筈なのに…。
一人娘だったが故に、大河原家の後継者として、育てられて来たのだ。


だからこそ…。
滋は、自身の傍に、自身が、信頼出来る人間が、居て欲しかったのだ。


勿論、自身の我が儘を聞いてくれる様な人間が、自身の傍に、居て欲しかった事は事実だったのだ。


其の滋が思う適任者が、『つくし』だったのだ。



実は、其の話しを、滋は、自身のパパで在る 大河原グループ 社長に、以前、話しした事も有ったのだ。


だからこそ…。
滋パパも、そんな滋の思いを、叶えて遣りたかった事は、事実だったのだ。


しかも、滋パパは、滋に、弱い。


一人娘と言う事も有ったのだろうが…。
如何しても、滋パパは、滋に対して、甘く成って居たのだ。


だからだったのかも知れない。
幼少期の頃からの滋は、何でも、自分自身の言う通りに、コトが運ぶと思って居たのだ。
其れが、そうでは無い事に、何時しか、気付かされたのだ。



其れは、『司』の事が好きに成った事で、発覚した事だったのだ。
滋が、初めて、好きに成った男性が、実は、『司』だったのだ。


あの騙し討ちの様なパーティーの席で、滋は、『司』と知り合ったのだが…。
実は、滋は、司に、一目惚れだったのだ。


だが、其の司が、初めて、好きに成った女性が、『つくし』だったのだ。



そして、滋の初めての恋は、敗れたのだが…。
其の代わりに、滋は、初めて、『一生の友』と言うべき人間を手に入れたのだ。
其れが、『つくし』だったのだ。


そして、其の『一生の友』と言うべき『つくし』を手に入れた事で、滋は、後に、優紀と桜子と知り合ったのだ。


そして、また、其の優紀と桜子も、滋にとっては、『一生の友』と言うべき『親友』に成れたのだった。


そして、つくしと滋と優紀と桜子は、『T4』を結成したのだ。



だからこそ…。
滋にとっての『T4』は、思い入れが強いのだ。
所謂、滋にとっての『T4』は、失いたくない『友』だったのだ。



だが、其の当時の滋は、つくしを諦めざるを得なかったのだ。


何故なら…。
大学を卒業した事で、つくしは、司の婚約者と成って居たからだったのだ。



と言う事は…。
滋の秘書に相応しい人物は、優紀と桜子の何方かという事に成るのだ。


桜子は、旧 華族で在る 三条家のお嬢様…。
滋の秘書という訳には、いかない人物なのだ。


だからこそ…。
滋は、優紀に、白羽の矢を立てたのだ。
そして、優紀を、自身の秘書に就けたのだ。


そして、信頼の置ける秘書が、自身の傍に居た事で、滋のビジネスは、順調そのものだったのだ。



だが、其処に現れたのが、総二郎だったのだ。


だからこそ…。
滋は、総二郎を、阻止すべく…。
実は、奮闘して居たのだ。


なのに…。
変な噂が出た事で…。
優紀までもが、自身に、余所余所しく成って居たのだ。



そんな頃に、滋は、桜子から、呼び出されたのだ。


此の時の滋は、思って居たのだ。


“結局は、何時も、こう成るんだよね。”と…。



幼少期から少女期迄の頃の滋は、其れこそ…。
何もかも、自身の思い通りに、コトが運んだのだ。


だが、高等部3年以降の滋は、自身の思い通りに、コトが運ばなく成って居たのだ。


どんなに、自分自身が、願っても、自身の思い通りに、コトが運ばない。
そんな苦しい事は無いのだ。


其の事を、もう直ぐしたら、成人する様な年齢(20歳)に成って、滋は、気付かされたのだ。



だからこそ…。
此の時の滋の思いは、見事に、通らない事を、示して居たのだ。


だからこそ…。
此の時の滋は、寂しさを感じて居たのだ。


其れと同時に、此の時の滋は、思うのだった。


“きっと、優紀も、ニッシーに、奪われるんだよね。”と…。


だが、“其れが、優紀の幸せだ‼”と、言われてしまえば…。
滋は、其れ以上、何も言えないのだ。


なので、此の時の滋は、諦め感が、大きかったのだが…。
敢えて、つくしと桜子に、言えた言葉だったのだ。


「そうだね。
 何か?
 ニッシーに、優紀を持って行かれる事は、悔しいけど…。
 でも、仕方ないのかも…ね。
 分かった。
 後は、つくしと桜子に、任せるよ。」と…。


そして、此の時の滋は、“優紀は、きっと、ニッシーの方を、選ぶだろう。”と、思って居たのだ。


だからこそ…。
此の時の滋は、つくしと桜子に、言えた言葉だったのだ。


何故なら…。
今の総二郎は、優紀を、そう簡単に、手放すとは、此の時の滋には、とても、考えられなかったのだ。


あれだけ、自身の前で、総二郎は、宣言したのだ。


だからだったのだろう。
今の総二郎が、優紀を手放さない事は、確定なのだ。


少なくとも、此の時の滋には、そう思えて居たのだった。



なので、滋は、優紀が、何時、『大河原グループ』を辞めても良い様に…。
覚悟を決め始めるのだった。




<此の二次小説『喧嘩をしてしまった…<総優>  16.』は、短めに成っております事
 を、お詫び申し上げます。
 了承の程、宜しくお願い致します。>

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