tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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記念写真【I’m crazy about you. ~お前に夢中~】  番外編⑥



【番外編⑤のエピローグ<滋の愚痴>】


T4は、『記念写真』の撮影が終了した事で、振袖を脱ぐ事にして居たのだ。


なので、T4は、パーティールームの奥の部屋に戻り…。
それぞれ、振袖を脱ぎ始めて居たのだ。


其の時だったのだ。
滋が、愚痴を言い始めたのだった。


「貴女達は、良いわよね。
 それぞれ、CPの写真が撮れて…。」と…。
「「「………」」」


だが、其の件に関しては、T3とて、何も、言えないのだ。


何故なら…。
つくしに関しては、恋人で在る 司から、カメラマンに打診したのだ。


其れに、優紀と桜子に関しても、声を掛けて来たのは、総二郎とあきらの方からだったのだ。


其れこそ…。
つくしと優紀と桜子には、発言出来る訳等無かったのだ。


だからこそ…。
此の時のつくしと優紀と桜子は、3人、顔を見合わせて居たのだった。



だからだったのだろう。
滋は、其の事が分かって居て…。
其れでも、つくしと優紀と桜子に言いたかったのだ。


なので、滋の愚痴は、まだまだ、続くのだった。


「つくしは、兎も角として…。
 如何して、優紀と桜子は、ニッシーとあきら君から、誘われるのよ‼
 私だって、居るのに…。
 もし…よ。
 例え、ニッシーとあきら君が、優紀と桜子を誘ったとしても…。
 私とだって、また、一緒に、撮ってくれても良いと思わない?
 何回撮ったって、良いに決まってるでしょ‼
 其れに…ね。
 カメラマンも、可笑しいと思わない?
 類君が駄目でも、誰かと一緒に撮る様に、提案してくれても良いと思わない?
 “分かりました。
 其れでは、此れで、全ての撮影は、終了しました。
 お疲れ様でした。”…よ。
 あのカメラマン…。
 いい加減にして欲しいわよ‼」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時の滋は、かなり、ご立腹の様子だったのだ。


だからだったのだろう。
此の時のつくしと優紀と桜子は、また、3人、顔を見合わせて居たのだった。


そして、此の時のつくしと優紀と桜子は、それぞれ、思うのだった。


“私達には、如何考えても、滋さんに、返答する事が出来ない(よ・ですわ)わよ。”と…。



だが、此の時のつくしと優紀と桜子は、手を動かさず、愚痴ばかり言って居る滋に対して…。
何も言い返さず、唯、黙って、放って置く訳には、いかなかったのだ。


だからだったのかも知れない。
痺れを切らした桜子が、そんな滋に対して、言って除けるのだった。


「滋さん…。
 いい加減、口を止めて、手を動かして下さい。
 私達は、滋さんを放って置いて、先に、温泉に向かいますわよ。
 滋さんが、何を言って来よう共…。
 私達は、知りませんわよ。
 先輩のおじい様が、折角、温泉をご用意下さって居るのに…。」と…。



実は、つくしの祖父で在る 現 桃乃園総帥の父親…。
所謂、つくしから言えば…。
今は、亡き曾祖父で在る 前 桃乃園総帥が、桃乃園邸の一角に、温泉を掘り当てて居たのだ。


なので、桃乃園邸のお風呂と云えば…。
各部屋に有る バスルームも、そうだが…。
家族で寛ぐ為の温泉も在るのだ。


普段の桃乃園家の面々は、各部屋に有る バスルームを使う事が多いのだが…。
実は、何時でも入れる様に、温泉は、桃乃園家の使用人に寄って、管理されて居たのだ。


否…。
何時も、湧いて居る温泉が、溜められて居る状況と成って居たのだ。



其れに、一等地に在る 桃乃園邸に、温泉が湧いて居る等と…。
誰も知らない情報では有ったのだ。


なので、敢えて、つくしは、F4&T3には言って居なかっただけなのだ。


だが、此の話しを、つくしから聞いた時の滋と優紀と桜子は、驚愕して居たのだった。



実は、つくしは、自身の祖父で在る 桃乃園総帥から言付かって居たのだ。


「髪の毛をセットすれば…。
 解く時…。
 大変な事に成るじゃろ‼
 だから…な。
 つくしの友人達と一緒に、温泉に入りなさい。
 用意させて於く。」と…。


なので、つくしは、滋と優紀と桜子が、桃乃園邸に到着した時に、自身の祖父で在る 桃乃園総帥から言付かって居た話しをし始めたのだった。


「お祖父様から…ね。
 “温泉に入って良い。”と、言って貰ったの。
 『記念写真』の撮影が終了した後…。
 振袖は、簡単に、脱ぐ事が出来ても…。
 髪の毛を、元に戻すには、洗わなきゃでしょ‼
 だから…ね。
 私達 4人で、温泉に入る事を、許して貰えたの。」と…。


其の後のつくしは、何故、桃乃園邸に温泉が湧いて居るのかの説明も、加えるかの様に…。
つくしは、話ししたのだった。



だからだったのだろう。
其の話しを聞いて居た事自体、すっかり、忘れて居た滋は、撮影が終了した後…。
愚痴って居たのだ。


なので、慌てるかの様に…。
滋は、振袖を脱ぎ始めたのだった。


否…。
桃乃園家の使用人に、脱がしてもらって居たのだ。
つくしと優紀と桜子に関しては、自分自身で、振袖を脱いで居たのだが…。


そして、バスローブ姿のT4は、其のまま…。
桃乃園家の使用人の誘導に寄って…。
パーティールームの奥の部屋から、人目に付かないルートを使って、温泉に向かうのだった。



其処で、温泉に入って居る状況の滋は、一時、中断して居た愚痴が、また、始まるのだった。


「ねぇ~。
 如何思う?
 如何考えても、酷いと思わない?」と…。


だからだったのだろう。
此の時のつくしと優紀と桜子は、すっかり、リラックスした状況で、温泉に浸かって居たので…。
滋が、何の事を言って居るのか?
すっかり、忘れてしまって居たのだ。


だからだったのかも知れない。
つくしは、そう言って来た滋に、何気に、訊くのだった。


「滋さん…。
 何の事を言って居るの?」と…。


だからだったのだろう。
滋は、そんなつくしに、呆れるかの様に…。
言って除けるのだった。


「さっき、私が、言って居た話し…よ。
 『記念写真』の時の話しよ。」と…。


だからだったのかも知れない。
すっかり、忘れて居た此の時のつくしと優紀と桜子にとって…。
そんな滋に、呆気に取られるしか無かったのだ。


だからだったのかも知れない。
此の時のつくしと優紀と桜子は、それぞれ、思って居たのだ。


“滋さん…。
 まだ、言ってたんだぁ(ですね)~。
 滋さんは、相当、根に持って居るんだろう(ですわ)ね。”と…。


なので、桜子は、究極の言葉を、滋に言ってしまうのだった。


「だったら…。
 花沢さんに断られた時に…。
 滋さんから、西門さんと美作さんに、仰れば、良かったんじゃ無いですか?
 気楽な気持ちで、何時も通りに…。
 “一緒に、撮ろうよ‼”的に…。
 其れに、もう、終わってしまった事を、何時までも、仰っても、仕方ないと思います
 が…。」と…。


だからだったのだろう。
滋は、更に、怒ってしまったのだ。


「私も、貴女達と同じ様に…。
 向こう(総二郎とあきら)から言って来て欲しかったの。
 何方かと云えば…。
 あきら君なら…。
 私を、誘ってくれると思って居たんだけど…。
 ほんと、失礼しちゃうわ。」と…。


此の時の滋は、どんなに気持ちの良い温泉に入って居ても…。
虫の居所が悪かった様子だったのだ。
 


だからだったのだろう。
此の時のつくしと優紀と桜子は、そんな滋を、放って置いて…。
優雅に、温泉を楽しんで居たのだった。




fin

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