tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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Party【I’m crazy about you. ~お前に夢中~】  番外編②



つくしは、T3と別れた後…。
慌てる様に、本邸のキッチンに向かい、シェフに、訊くのだった。


「今から、クッキーを焼きたいんですが…。
 材料は、有りますか?」と…。



実は、此の日のT4は、振袖姿の『記念写真』を撮り終えた時間が、夕方頃に成って居た事も有り…。
此の日のT4は、温泉に入り、19:00頃に、パーティールームの奥の部屋に戻り、ディナーを、食して居たのだ。


なので、つくしが、T3と別れた時間は、21:00を回って居たのだ。


なので、つくしは、慌てて居たという訳だったのだ。



だが、其処は、桃乃園家のシェフ…。
不徳の事態を、常に、想定した上で、行動して居る桃乃園家のシェフは、つくしを、安心させる様に、再度、つくしに、訊き始めるのだった。


「クッキーを、お作りに成るご予定ですか?」と…。


だからだったのだろう。
つくしは、桃乃園家のシェフに、話しし始めるのだった。


「はい。
 明日、道明寺のお誕生日…何です。
 私は、其の事を、すっかり忘れて居て…。
 だから…。
 高等部の頃に、私から道明寺に渡した思い出の顔型のクッキーと同じ様なクッキーを焼い
 て、道明寺に、渡したくて…。」と…。


なので、桃乃園家のシェフは、つくしからの其の話しを聞いて、クッキーの材料を、揃え始めたのだった。



其処で、つくしは、桃乃園家のシェフに、お願いするのだった。
一言、付け加え乍ら…。


「お願いが、有ります。
 私一人で、作りたいので…。
 私一人にして貰っても良いですか?
 見られて居ると思うと、恥ずかしいので…。
 勿論、お片付けは、きちんと、して置きます。」と…。


なので、桃乃園家のシェフは、そう言って来たつくしに、最新のオーブンの使い方を説明した後…。
其のまま、桃乃園邸のキッチンを、後にするのだった。



そして、其処からのつくしは、急ピッチで、司の顔型クッキーを、焼き上げるのだった。


そして、焼き上がった司の顔型クッキーを、桃乃園家のシェフが用意して置いてくれた箱と袋に詰めて、準備を整えるのだった。



そして、遅めに就寝した筈のつくしだったのだが…。
朝は、きちんと、起きる事が出来て居たのだ。


何故なら…。
つくしは、寝付けなかったからなのだ。



だからだったのだろう。
司からのLINEにも、即、返信出来て居たのだ。


『後、30分後には、向かえに行く。
 其れまでに、準備して置けよ‼
 寝過ごすなよ‼』と…。


なので、つくしも、憎まれ口を、LINEに返信するのだった。
“起きて居たっつーの‼”と、思い乍ら…。


『生憎…。
 起きてました。
 既に、準備は、出来てるよ‼』と…。


普通、本来の男性側からすれば…。
つくしの様な女性は、“可愛気が無い。”と、思うのかも知れない。


だが、司にとっては、『つくし』という女性は、『ツボ』なのだ。


だからこそ…。
つくしからのLINEの返信を観て居て、ニヤ付いて居た司だったのだ。
実は、此の場に、一緒に居たタマは、そんな司を呆れて観て居た事は、言うまでも無いのだが…。



そして、時間通りに、桃乃園邸に、向かえに来た司は、つくしを、エスコートし乍ら…。
自身の愛車の助手席に座らせるのだった。


そして、運転席に座って直ぐの司に、つくしは、昨夜、焼き上げたばかりの司の顔型クッキーを、手渡すのだった。


そして、司は、其の自身の顔型クッキーが入れられて居る箱の外側の袋のリボンを解き…。
其の中の箱の蓋を開けて、中を覗くのだった。


そして、其の中に入って居た自身の顔型クッキーを観た司は、懐かしさと共に…。
嬉しさが、込み上げて来たのだった。


勿論、司は、覚えて居たのだ。
高等部の頃に、無理矢理、つくしを連れて行った自身の誕生日パーティーの時の出来事を…。


だからこそ…。
此の時の司は、嬉しかったのだ。


なので、此の時の司は、つくしの顔を、じーっと、見詰めて居たのだった。



そして、此の時のつくしは、照れも有ったのだが…。
司には、嘘を付きたくないという理由から…。
司に、正直に、話しし始めるのだった。


「実は、此の道明寺の顔型クッキー…。
 昨日の夜、焼き上げたばかりなの。
 で…ね。
 道明寺に、謝らないといけない事が有って…。
 道明寺のお誕生日の事、すっかり、忘れて居たの。
 ごめんね。
 だから…。
 あの頃とは、違う意味で、こんな物しか、準備出来なくて…。
 あの頃と違うのは、魚臭く無い事位かな⁉
 今回は、最新のオーブンで、焼き上げたから…。」と…。


そう言って来たつくしに対して、司は、既に、予想出来て居たのだ。


だからこそ…。
此の時の司は、思うのだった。


“やっぱり…な。”と…。


だが、此の時の司は、どんな物でも、つくしの心が籠って居る物なら…。
何でも、嬉しいに、決まって居るのだ。


だからこそ…。
司は、つくしのシートベルトを外し、つくしを自身の方へ引き寄せて、抱き締めたのだった。
そして、kissをしたのだった。


しかも、其処は、まだ、桃乃園邸の中の駐車場で…だったのだ。


だからだったのかも知れない。
此の時のつくしは、司から離れ様と、藻掻くも、司は、其れを、必死で、阻止し乍ら…。
つくしに、kissを施して居たのだった。


此の時の司は、心の中で、思うのだった。


“此れ位は、許せ‼
 今の俺には、此処迄しか出来ねぇんだから…よ。”と…。



そして、其の後…。
メープルに到着した司とつくし…。
司の愛車から降りた時の司の手には、つくしが作った司の顔型クッキーが入って居る箱が、しっかり、持たれて居たのだった。


だからこそ…。
つくしは、そんな司に、言って除けるのだった。


「此れ(司の顔型クッキーが入って居る箱)は、此処(司の愛車)に、置いて行けば…。
 邪魔でしょ⁉」と…。


だが、司は、言って除けるのだった。


「否…。
 邪魔じゃねぇよ‼
 返って、今の俺は、あいつ等 F3&T3に、自慢したくて堪んねぇんだわ。
 だから…よ。
 此れ(司の顔型クッキーが入って居る箱)は、持って行く。」と…。


だからだったのかも知れない。
つくしは、恥ずかしさも有ったのだが…。
司の真っ直ぐな目付きに、何も、言えずに居たのだった。



そして、案の定…。
つくしが作った自身の顔型クッキーを自慢して居た司は、F3から、冷やかされて居たのだった。


だが、此の時の司は、寛容だったのだ。


何故なら…。
此の時の司は、幸せ度が、UPして居たのだから…。
所謂、此の時の司は、幸せで、満ち溢れて居たのだから…。


だからこそ…。
此の時の司は、F3から、どんなに、冷やかされても、怒る事は無かったのだ。


云わば…。
司の幸せ度は、つくしに寄って、満たされる。


だからこそ…。
そんな司を、総二郎とあきらと滋と桜子は、羨ましく観て居たのだった。


しかし、類と優紀は、羨ましいという寄りも…。
そんな司とつくしの幸せを、何時も、願って居るのだ。


だからこそ…。
親友という寄りも…。
今の類と優紀は、親の様な目で、そんな司とつくしを観て居たのかも知れない。



そして、此の日の『Party』という名の司の『Birthday party』も、滞り無く…終了したのだった。



そして、此の後も、イベント事は、目白押しなのだ。


実は、F4の相談の結果…。
司の為にも、此の後のイベント事に関しても、「F4&T4で、楽しもうぜ‼」と、言う事に、成って居たのだった。


本来の司の思いは、そうでは無かったのだ。
勿論、本来の司は、つくしとの二人だけで、過ごしたかったという事は言うまでも無いのだ。


だが、F3の自身への思いを考えた時…。


“態々、時間を空けてまで、俺に、付き合ってくれるんだから…。
 あいつ等 F3に、任せるか…。”と、言う思いが先行して居たのだ。


だからこそ…。
司は、F3に従って居たという訳だったのだ。



だが、そんな中でも、此の日の帰りに、司は、つくしに、頼んで居たのだった。


「来年以降も、俺の顔型クッキー…。
 作ってくれよな‼
 毎年、楽しみにしてるからな‼」と…。


此れには、つくしは、照れ乍らも、頷くのだった。


「うん。」と…。


なので、来年以降も、つくしは、司の誕生日前には、司の顔型クッキーを作って、司の誕生日に、司に、手渡す事と成ったのだった。


云わば…。
司の誕生日の日迄に、司の顔型クッキーを作って、司の誕生日の日に、司に手渡す事は、司とつくしの恒例行事と言う事に成ったのだった。

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