tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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I’m crazy about you. ~お前に夢中~  59.



【『節分【I’m crazy about you. ~お前に夢中~】  番外編』のエピローグ <つくしか
 らタマへの『巻き寿司』の御裾分け…。
 そして、其の後のタマとつくし…。>】


暫くの間…。
『タマ』の話題が出て来なかった事で、其の時のつくしの頭の中では、他の事に、気が取られて居ただけだったのだ。


だからだったのかも知れない。
此の時のつくしは、心の中で、『タマ』に詫びを入れて居たのだった。


そして、つくしは、考えて居たのだった。


“タマ先輩にも、『巻き寿司』を、食べて貰おう。”と…。



実は、『節分』の此の日のつくしは、タマが居る道明寺邸に、出向く事が出来なかったのだ。


其の為に…。
つくしは、桃乃園家の執事に、つくし手作りの『巻き寿司』を、託すのだった。


「此の『巻き寿司』を、道明寺邸にて、使用人頭をされて居る『タマさん』に、渡して来て
 下さいませんか?」と…。


なので、桃乃園家の執事は、道明寺邸に出向き、そして、『タマ』に会い…。
『巻き寿司』の入った袋を、タマに、手渡すのだった。


そして、桃乃園家の執事は、タマに、伝えるのだった。


「此方は、つくしお嬢様からです。
 勿論、此方は、つくしお嬢様の手作りです。」と…。


なので、タマは、袋の中身を確認して、大いに喜び、桃乃園家の執事に、お礼の言葉を、伝えるのだった。


「態々…。
 有難うさね。
 つくしお嬢様にも、宜しくお伝え下さいな。」と…。


だからだったのだ。
此の時の桃乃園家の執事は、タマに、返答するのだった。


「承知致しました。」と…。


そして、此の時の桃乃園家の執事は、タマに、つくし手作りの『巻き寿司』を手渡した事で、道明寺邸を、後にするのだった。



そして、桃乃園邸に帰って来た此の時の桃乃園家の執事は、つくしに、タマからの伝言を伝えるのだった。


なので、此の時のつくしは、桃乃園家の執事に、お礼の言葉を伝えるのだった。


「有難う御座いました。」と…。


そして、つくしは、タマが、快く、つくし手作りの『巻き寿司』を、受け取ってくれた事を、嬉しく思うのだった。



だが、タマの思いは、違って居たのだ。


何故なら…。
タマは、つくしに会いたかったから…だったのだ。


だからだったのだろう。
此のタマのつくしへの思いの矛先は、司に向いて居たのだった。



そんな頃の事だったのだ。
司が、関西への出張から、帰って来た夜の事…だったのだ。


タマは、司に、自身のつくしへの思いを、ぶつけて居たのだった。


「坊っちゃん…。
 何時(いつ)に成ったら…。
 タマは、つくしに、会わせて貰えるんですかね?
 先日の『節分』の日は、つくし手作りの『巻き寿司』を、桃乃園家の執事が、届けてくれ
 たんだけどさね。
 タマは、肝心のつくしに、会えなかったさね。
 タマは、つくしに、何時(いつ)に成ったら、会えるださね?
 いい加減、タマは、つくしに、会いたいださね。」と…。


だからだったのだろう。
出張から帰って来て、早々に、タマから愚痴を聞かされた司は、面倒臭く成って…。
余計な事を、司は、タマに、言ってしまったのだった。


「其の内な…。
 タマが、元気な間に、会わせて遣るから…。」と…。


だからだったのだ。
此の時のタマは、現在のタマの思いっ切りの力を込めて、司の背中を、叩いたのだ。


「坊っちゃん…。
 タマは、そんなに、待ってられませんよ‼」と、言い乍ら…。


だが、此の時の司は、タマ一人の力だけで、痛い訳では無かったのだが…。
敢えて、言って除けて居たのだった。


「痛ってぇな!」と…。


だが、此の時のタマは、更に、嫌味な言葉を、司に、投げ掛けるのだった。


「坊っちゃん…。
 そんなに、痛い訳では無いでしょうに…。
 取り敢えず…。
 タマは、一日でも早く…。
 つくしの元気な姿を観たいんださね。
 早く…。
 つくしを、此処(道明寺邸)に、連れて来て下さいまし。
 坊っちゃんは、坊っちゃんの誕生日…。
 1月31日…。
 つくしと一緒に、居たんでしょ!
 其の日に、タマは、つくしに、会えると思って居たんですが…ね。
 会えず仕舞いで…。
 タマは、悲しいさね。」と、其の時のタマは、泣き真似をする位だったのだ。


だからだったのだろう。
此の時の司は、既に、そんなタマに、更に、面倒臭く成って居たのだ。


だからこそ…。
司は、タマに、言えた言葉だったのだろう。


「分かった。
 分かった。
 近々、つくしを、此処(道明寺邸)に、連れて来て遣るから…。
 タマ…。
 泣き真似するな‼」と…。


だからだったのだろう。
タマは、泣き真似をし乍ら、俯いて居た顔を、パッと、上げて…。
更に、司の背中を、思いっ切り、叩いたのだった。


なので、此の時の司は、タマに、言って遣るのだった。


「痛ってぇな!」と…。



だが、司とタマのそんな言い合いが続いて居た其の後…。
司の着替えを手伝って居たタマは、司が、バスルームに入る事を見届けてから…。
司の自室で在る 東の角部屋を、出たのだった。


そして、タマは、思うのだった。


“此れで、やっと、タマは、つくしに会えるださね。”と…。



そして、其の後の司は、つくしに、タマのつくしへの思いを伝えるのだった。


「つくし…。
 タマが、つくしに、会いてぇらしいわ。
 此の前の『節分』の時に…。
 つくしは、つくし手作りの『巻き寿司』を、桃乃園家の執事に託して、タマに、届けて遣
 ってくれたんだろ。
 サンキュな!
 けど…よ。
 如何やら、タマは、つくし本人に、会いたかったらしいんだわ。
 つくし…。
 タマと、会って遣ってくれるか?」と…。


だからだったのだろう。
つくしは、顔を綻ばせて、そう言って来た司に言って除けるのだった。


「勿論だよ!
 タマ先輩は、不義理をした私を、怒って居ると思って居たから…。
 もし、タマ先輩が、怒って居らっしゃらないのなら…。
 私も、タマ先輩には、会いたいと思って居たし…。
 タマ先輩に会えるなら…。
 私は、何時でも良いよ。」と…。


なので、つくしが、そう言ってくれた事に、司は、嬉しかったのだ。
なので、此の時の司の顔も、綻ばせて居たのだった。



そして、其の後の司は、タマに、其の事を伝えるのだった。


此の時のタマは、そんなつくしの思いを知って、嬉しく思うのだった。



という訳で…。
つくしは、再び、タマと会う事と成るのだった。


其の前の日のタマとつくしは、それぞれ、興奮状態と成って居た事で…。
それぞれ、眠れる夜を過ごして居た事は言うまでも無かったのだった。

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