tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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喧嘩をしてしまった…<総優>  29.



総二郎が、すかさず…。


「おい…?
 優紀…。
 如何言うつもりだ⁉
 話し合いで、決めれば、良いだろ?」と、言って来よう共…。


此の時の優紀の決心は、変わる事は無かったのだった。



そして、あきらは、そんな総二郎と優紀と滋の様子を観て居た事で、話しし始めるのだった。


「優紀ちゃん…。
 総二郎と、話し合って視た方が良いんじゃねぇか?
 優紀ちゃんが、滋に、恩義を感じて居る事は、俺等にも、十分、分かった。
 けど…な。
 俺等が、納得しても…。
 其れじゃあ…。
 総二郎は、納得出来ねぇだろ?
 優紀ちゃんが、此れから、如何して行きてぇのか?
 はっきり、総二郎に、言って遣ってくれ‼」と…。


其処で、桜子も、あきらの意見に賛同するかの様に…。
話しし始めるのだった。


「そうですわよ。
 優紀さん…。
 西門さんが、納得為さる様に…。
 お話しし合って下さい。」と…。



其処で、今迄、口を閉ざしたまま…。
唯、総二郎と優紀と滋の様子を見詰めて居たつくしが、漸く、話しし始めるのだった。


「ねぇ~、優紀…。
 優紀は、如何したいの?
 優紀が、今の秘書の仕事に、生き甲斐を感じて居るだろう事は…。
 私も、同じ秘書の仕事をして居る立場で云えば…。
 感じて居たよ。
 其れに、滋さんの為に、優紀が、頑張って居る姿も…。
 私が、観て居ても、“凄いなぁ~。”と、何時も、思って居たよ。
 “私なら、其処まで、出来ないかも…。”って、何時も、感じて居たもんよ。」と…。


其処で、司が、すかさず…。
つくしの話しの合間に、入って来たのだった。


「おい…‼
 つくし…。
 “出来ねぇ(ない)”って、如何言う意味だ‼
 其処は、“出来る。”って、言えよな?」と…。


だからだったのだ。
つくしは、話しの合間に入って来た司を怒り乍らも、続きを話しし始めるのだった。


「司…。
 分かったから…。
 話しに入って来ないで…。」と、言いつつ…。


此の時のつくしは、一拍措いてから、また、話しを続けるのだった。


「で、…ね。
 私が、言いたいのは…。
 取り敢えず…。
 優紀は、“此れからも、滋さんの秘書として、仕事はしていきたい。”って、事よね?」と…。


其処で、優紀は、そう訊いて来たつくしに、返答するのだった。


「うん。」と…。


そう返答した優紀に、滋は、にこっと、微笑むのだった。


反対に、総二郎は、不服そうな顔付きに成るのだった。


だが、此の時のつくしは、そんな総二郎と滋の様子も、お構い無しに、更に、話しし始めるのだった。


「だったら…。
 優紀は、滋さんの秘書を、続ければ、良いじゃん!
 但し…。
 優紀が、西門さんへの想いを、ちゃんと、消化する必要性は、有ると思うよ。」と…。


其処で、桜子は、小首を傾げ乍らも、つくしに、訊き始めるのだった。


「先輩…。
 其れって…。
 如何言う意味ですか?」と…。


だからだったのだ。
つくしは、話しの意図を、話しし始めるのだった。


「云わば…。
 此のままだと…。
 優紀が、西門さんと滋さんとの間で、板挟みに成るでしょ?
 だからこそ…。
 優紀は、“自身の気持ちを、しっかり、消化する必要性が有る。”と、言いたかったの。
 其処で、優紀に、訊くね?
 優紀は、西門さんの事を、好き?」と…。


此の時のつくしは、優紀に、確信を突くのだった。


勿論、こう言う話しを、優紀に訊く事自体…。
つくしにしか出来ない事なのだ。


何故なら…。
優紀は、つくしの幼馴染で親友なのだ。


だからこそ…。
嫌味でも、何でも無く…。
つくしは、優紀に、そう訊く事が出来るのだ。



其処で、桜子は、思うのだった。


“先輩は、何時の間に…。
 そんな技を、身に着けたのだろうか?”と…。



だが、其処は、つくし…。
そう優紀に、つくしが、訊いた事で、当の本人で在る 総二郎だけでは無く…。
F3&滋&桜子さえも…。
優紀の言葉を、唯、じーっと、待って居たのだった。



だからだったのだろう。
優紀は、自身の素直な気持ちを、F4&T3に、話しし始めるのだった。


「今の私の気持ちは…。
 素直に言うと…。
 西門さんに対して、好意を寄せて居るのか如何か?
 分からなく成る事も有ります。
 そうとも言えるだろうし…。
 そうじゃ無いとも言える。
 “好き or 嫌いか?”と、訊かれれば…。
 “好きなのだろう。”と、思います。
 だから…。
 さっき、桜子さんが、仰った言葉は、今の私には、正解なのだと思います。
 だからこそ…。
 今の私は、素直に、西門さんの胸に、飛び込めないんだと思います。
 でも、其れが、今の私…何です。
 だからこそ…。
 今の私には、何方も、両立出来るとは、思えないんです。
 何故なら…。
 西門さんとお付き合いすると言う事は、唯のお付き合いでは無いから…です。
 滋さんも、仰って居た通り…。
 もし、私が、西門さんとお付き合いをする事と成れば…。
 色々な場面で、重なる事も出て来ます。
 そう成れば…。
 そんな時の私は、勿論、滋さんの方を、選ぶと思います。
 ですから…。
 西門さんのパートナーが、居なく成ります。
 だからこそ…。
 西門さんのお相手には、私は、相応しく無いと思います。
 ですから…。
 今の私は、西門さんとのお付き合いは、出来ません。
 なので、お友達のままで…。
 仲間として…。
 “今迄通りのお付き合いをお願い出来たら…。”と、思って居ます。
 此れが、今の私の素直な気持ちです。」と…。


だからだったのだろう。
総二郎は、其れでも、優紀に、訊き始めるのだった。


「と言う事は…。
 優紀の話しを聞いて、俺の解釈が、間違いじゃ無ければ…。
 優紀は、俺の事が好きだが…。
 滋への恩義の為に、滋の方を選ぶと言う事か?
 俺との付き合いは、大変だから…。
 俺より、滋の方を選ぶと言う事か?」と…。


だからだったのだろう。
此の時の優紀は、そう訊いて来た総二郎に、返答するのだった。


「或る程度は、合って居ます。
 『好き』と言う言葉は、今の私には、まだ、はっきりと、言えませんが…。」と…。


だが、此の時の総二郎は、苛立ちを露わにし乍ら…。
優紀に、言い始めるのだった。


「優紀…。
 いい加減にしろよ‼
 其れじゃあ…。
 俺は、蔑ろだろ?
 ふざけんな‼」と…。


其処で、優紀も、負けじと、総二郎に、言い返すのだった。


「じゃあ…。
 如何言えば、良いんですか?
 今の私の正直な気持ちが、其れ、何ですから…。
 仕方ないですよね?」と…。


此処で、総二郎と優紀の喧嘩が、勃発した様なモノだったのだ。


所謂、此の時の総二郎と優紀は、『喧嘩をしてしまった』様なモノだったのだ。


そんな総二郎と優紀の様子を観て居た此の時のF3&T3は、それぞれ、二人の戦況を、じーっと、見詰めて居たのだった。

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