tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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喧嘩をしてしまった…<総優>  30.



此の時点で、総二郎と優紀の喧嘩の様な言い合いが始まって居たのだった。
所謂、此の時の総二郎と優紀は、『喧嘩をしてしまった』様なモノだったのだ。



「じゃあ…。
 如何言えば、良いんですか?
 今の私の正直な気持ちが、其れ、何ですから…。
 仕方ないですよね?」と…。


実は、此の時の総二郎は、優紀が、負けじと言って来た言葉に、キレてしまって居たのだった。


其処で、総二郎は、優紀に、言い始めるのだった。


「ふ~ん。
 じゃあ…。
 優紀は、一生、滋に仕えて、此の先、どんな男が、優紀の前に現れ様共…。
 優紀は、其の男と、“付き合う事も、結婚もしねぇ‼”って、事だよな?
 だったら…。
 俺は、納得する。
 優紀…。
 そう言う事で、良いんだよな?」と…。
「………」


其処まで、総二郎から、そう言われた優紀は、返答する言葉に、困って居たのだ。


何故なら…。
此の先、優紀でさえも、如何言う人生を送るのか?
分からないのだ。


だからこそ…。
此の時の優紀には、返答のし様が無かったのだ。


だが、其れでも、優紀は、総二郎に、話しし始めるのだった。


「今の私の事でしたら、答えられると思います。
 でも、此の先の私の将来の事に関しては、今の私でも、分かりません。
 だから…。
 返答のし様が、有りません。
 だからこそ…。
 はっきり言います。
 何方とだったとしても、お付き合いする事も、結婚する事も…。
 其れとも、し無いとも…。
 今の私には、言えません。」と…。


なので、総二郎は、更に、優紀を、追求し始めるのだった。


「ふ~ん。
 じゃあ…。
 優紀は、俺じゃ無くても、良いんだな?
 俺は、優紀じゃねぇと、生きて行けそうに、ねぇのに…な。」と…。


其処で、優紀は、総二郎に、言って除けるのだった。


「今の西門さんは、私に、執着して居らっしゃるから…。
 そう思えるだけだと思います。
 ですが…。
 時が経てば…。
 そう言う想いは、全て、風化される筈です。
 だから…。
 今だけの事だと思います。」と…。


だからだったのだろう。
総二郎は、優紀に、睨み付けるかの様に、言って除けるのだった。


「優紀…。
 お前なぁ~。
 ほんと、いい加減にしろよ‼」と…。



そんな風に、総二郎と優紀が、言い合いをして居る所に、あきらが、総二郎と優紀の話しの合間に入って来たのだった。


「ちょっと、良いか?
 もしかして…。
 優紀ちゃんは、総二郎の事が、信用出来ねぇ。
 そう思ってるのかな?」と…。


なので、優紀は、あきらに、返答するのだった。


「そうなのかも知れません。
 本来なら、人間の性質上…。
 早々、変われる筈等無いと思うんです。
 しかも、こんな短期間で…。
 西門さんは、元々、『女たらし』と、言われて来られた方です。
 幾ら何でも…。
 此れまで、遊んで居た方が、そう簡単に、遊ばなく成るとは、私には、思えないんです。
 だから…。
 私に、飽きたら…。
 きっと、西門さんは、また、次の女性を求めると思うんです。
 だから…。
 私の事は、今だけだと思います。」と…。


だからだったのだろう。
此の時の総二郎は、そう言って来た優紀を睨み付けて居たのだが…。
あきらは、優紀を、説得し始めるのだった。


「優紀ちゃん…。
 今の総二郎だけを見て遣ってくれねぇか?
 総二郎は、スゲェ、頑張ってると思うよ。
 優紀ちゃんを、追い掛ける様に成った総二郎は、一切、遊んでねぇよ。
 其れは、未だにだよ。
 俺が、保証する。
 総二郎の事を、ガキの頃から、ずーっと、見て来た俺だからこそ…。
 俺が、保証する。
 だから…。
 優紀ちゃん…。
 総二郎の事を、信用して遣ってくれ‼」と…。


そして、此処迄、言葉を発する事の無かった類が、口を開いたのだった。


「俺も、今の総二郎は、変わったと思うよ。
 こんなに、頑張ってる総二郎は、俺も見た事無いかも…。
 何時も、クールで、何を考えて居るのか?
 さっぱり、分からない総二郎だったけど…。
 “ここ最近の総二郎は、人間味が出て来たなぁ~。”と、思って居たんだよね。
 其れは、君のお陰でしょ?
 だからこそ…。
 君は、今の総二郎には、必要だと思うんだよね。
 君が、総二郎の事を、もっと、変えたら良いんじゃ無いかな?」と…。



其処で、総二郎は、思って居たのだった。


“類は、言いてぇ放題だな‼”と…。


だが、此の時の総二郎は、そう思い乍らも、類とあきらに、感謝するのだった。



そして、総二郎は、優紀に、訊き始めるのだった。


「如何…何だよ?
 優紀…。」と…。


其処で、優紀は、其れでも、言って除けるのだった。


「ですが…。
 もし、西門さんと私が、付き合ったとしても、『大河原グループ』に、迷惑を掛ける事に
 成ると思います。
 何も無い段階から…。
 社員の間で、あれだけ、有る事無い事言われたんですから…。」と…。


其処で、滋が、優紀に、言って除けるのだった。


「優紀…。
 其れは、大丈夫だよ。
 返って、パパが、喜ぶと思うよ。
 正直に言うと…さ。
 ニッシーが、うち(大河原グループ)に、通って居た頃…。
 勘違いされて居たでしょ。
 ニッシーが、私に、“会いに来てる‼”って…。
 其の時…さ。
 実は、パパは、喜んで居たんだよ‼
 “F4の親の会社と、お近付きに成れる‼”って…。
 実際、『道明寺HD』とは、つくしとの関係も有って…。
 司との事が有った後も…。
 こうして、繋がってるけど…。
 実際、その他のF3の親との付き合いは、企業間同士で在ったとしても、『大河原グルー
 プ』としては、無いんだよね。
 だからこそ…。
 ニッシーと私との事が、噂に成った時…。
 パパは、喜んだのよ。
 パパには、ちゃんと、正して置いたけど…さ。
 だから…。
 ニッシーと優紀が、付き合ってると成ると…。
 パパは、大喜びすると思うよ。」と…。
「………」


だからだったのだろう。
優紀は、其れ以上…。
言う言葉を失うのだった。



其処で、総二郎は、そんな優紀に、言って除けるのだった。
まるで、追い打ちを掛けるかの様に…。


「で、此れからの優紀は、如何してぇ?」と…。
「………」


其処で、何も、返答して来ない優紀に、総二郎は、更に、言って除けるのだった。


実は、仲間が、助けてくれて居るという思いが、此の時の総二郎を、天狗にさせて居たのだった。


「優紀…。
 観念しろ‼
 仲間は、皆、俺の味方に、成ってんだ。
 此れからの優紀は、俺と、付き合う事が、決定な‼」と…。


だが、此の時の優紀は、そう言って来た総二郎に対して、怪訝な顔付きで、観て居たのだった。


そして、此の時の総二郎は、そんな顔付きの優紀の事を、見なかった事にするのだった。

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