tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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喧嘩をしてしまった…<総優>  31.



実は、優紀自身…。
総二郎との付き合いについて、拒む理由が、まだ、有ったのだ。


其れは、総二郎が、『西門流 次期家元』で在るという事が、優紀にとって、最も、大きい理由の一つだったのだ。



勿論、優紀とは同じ一般家庭出身のつくしは、司の婚約者として、秘書の仕事もして居るのだ。


だからこそ…。
つくしなら、きっと、そう思って居る優紀に、言う事だろう。


“遣れば出来ない事は無い。”と…。


だが、其の事に関しても…。
優紀自身…。
つくしには、尊敬の念を抱いて居る事は事実だが…。
“つくしの様に、自分自身では、熟せないだろう。”と、優紀が、思って居た事も、また、事実だったのだ。


其れに、つくしは、司との付き合いの中で、つくしの恋人で在る 司は、勿論の事…。
司の姉で在る 椿…。
そして、道明寺家の使用人頭で在る タマ…。
そして、司の幼馴染で親友達で在る F3…。
そして、本来は、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の策略に寄り、一時は、司の婚約者に仕立てられた滋…。
そして、最初は、つくしを虐めの対象者として居た桜子…にまで。
つくしという女性は、認められた逸材だったのだ。


だからこそ…。
最終的に、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓が、つくし自身の本質を見抜いた事で、つくしは、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から、認められたのだ。


だからこそ…。
つくしは、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓より、司の婚約者として、認められたのだ。



だが、優紀自身…思って居たのだ。


“私には、何も無い。
 つくしみたいには、成れない。”と…。


其れに、優紀は、思って居たのだ。


“一般家庭出身の自分自身を、西門さんの両親で在る 西門流 家元 と 家元夫人が、西
 門さんと私との付き合いを許す訳が無い。”と…。


だからこそ…。
本気で、総二郎を好きに成って、傷付く前に、優紀は、自分自身に、言い聞かせて居たのだ。


“私は、西門さんには、相応しくない。
 だからこそ…。
 友達として…。
 仲間として、西門さんとは、今迄通り、お付き合いして行こう。”と…。



そんな風に、優紀が、考えて居るとは、思って居なかった総二郎は、“問題は、此れで、解決出来た。”と、何処か?
楽観視して居たのだ。


だからこそ…。
此の時の総二郎は、優紀に、言えた言葉だったのだ。


「優紀…。
 観念しろ‼
 仲間は、皆、俺の味方に、成ってんだ。
 此れからの優紀は、俺と、付き合う事が、決定な‼」と…。


だが、此の時の優紀は、そう言って来た総二郎に対して、怪訝な顔付きで、観て居たのだ。


其れも其の筈…。
優紀が、そんな風に、怪訝な顔付きに成る事は、当然だったのだ。


何故なら…。
優紀は、そんな風に、思って居たのだから…。



だが、優紀自身…。
此の事は、一切、誰にも、言わなかったのだ。


否…。
此の時点での優紀には、言える勇気が無かったのだ。


だからだったのだろう。
此の時の優紀は、そんな総二郎の強引な態度に、何も言えずに居たのだ。



そして、其の後の総二郎は、優紀に、付き合う事を強要する様な仕草を魅せ始めたのだ。


何故なら…。
洗脳では無いが…。
総二郎は、自身が、優紀に、言い続ければ、優紀は、其の内、総二郎に、観念すると視て居たのだ。


だからこそ…。
総二郎は、優紀に会えば、何時も、言い続けて居たのだ。


「優紀…。
 俺と付き合えて、嬉しいだろ‼」と…。


だが、優紀は、うんともすんとも言わずに居たのだ。


そんな優紀に、総二郎は、或る意味…。
呆れて居たのだ。


何故なら…。
優紀は、総二郎に、自身(優紀)の本音を言おうとし無かったのだ。


否…。
優紀は、総二郎に、そんな態度を魅せなかったのだ。


其れでも、総二郎は、何とか、優紀を、自身に、繋ぎ留め様と、頑張って居たのだ。


所謂、総二郎は、優紀の彼氏だと、誰もが観て居て、そう思う様な態度を、魅せて居たのだ。


だが、其れでも、優紀は、総二郎に、うんともすんとも言わずに居たのだ。



そんな頃の事だったのだ。
総二郎と優紀の付き合いが、或る程度、続いて居た頃の事だったのだ。
総二郎は、優紀に、訊き始めるのだった。


「なぁ~、優紀…。
 そろそろ、良いよな‼」と…。


だが、此の時の優紀にとっても、未だ、総二郎に対して、友達の様な…。
仲間の様な思いで居たのだ。


だからこそ…。
返答のし様が無かったのだ。


何故なら…。
此の時の優紀には、総二郎が、何の事を訊いて来て居るのか?
分かって居たのだ。



そんな時の事だったのだ。
総二郎は、優紀の目を、態と、じーっと、見詰めたままで、居たのだ。
其の時の優紀を見る総二郎の目は、実は、優しかったのだ。


だからだったのだろう。
優紀は、そんな総二郎に、思うのだった。


“西門さんは、酷過ぎる。
 分かって居て、そんな態度を、私に、魅せて居ますよね。
 私が、断れない様に、回って居るんですよね。
 西門さんは、「うん。」と、私に、言わせ様として居るんですよね。”と…。


だが、優紀自身…。
そう思うも、総二郎の優しい目を見たら…。
拒む事が出来ないのだ。


だからだったのだろう。
優紀は、頷いてしまったのだ。



という訳では無いのだろうが…。
其の後の総二郎は、今迄、我慢して居た『足枷』みたいな物が、外れてしまったのだ。


なので、総二郎は、優紀と会う度に、優紀を求める様に、成って居たのだ。


本来の優紀なら…。
優紀が言う友達の様な…。
仲間の様な状況なら…。
こういう関係に成る事は、無い筈だろう。


だが、優紀は、総二郎とは、友達の様な…。
仲間の様な関係だと、自分自身に、言い聞かせ乍らも…。
結局、優紀は、総二郎から離れられないという事が、露呈されたのだった。


だからだったのだろう。
もし、総二郎が、優紀自身、そう思って居るのだと言う事が分かれば…。
総二郎は、思う事だろう。


“俺は、優紀の『セフレ』じゃねぇ‼”と…。



そして、優紀が、そう思って居た事を、其の後の総二郎自身、知ってしまう事と成るのだった。


そして、総二郎は、其の事を知った事で、荒れ始めるのだった。


そんな総二郎の様子を知ったあきらは、総二郎を、呼び出すのだった。


そして、あきらは、総二郎から、話しを訊き出し始めるのだった。


「総二郎…。
 一体、如何したんだ?」と…。


だからだったのだ。
優紀が、滋と話しして居た内容を、あきらに、話しする総二郎だったのだ。


「優紀が、滋に、話ししてたんだ。
 俺とは、“唯の友達だ‼”と…。
 俺は、優紀の『セフレ』じゃねぇ‼」と…。


此の時の総二郎は、やはり、そう言って魅せて居たのだった。



だからだったのだ。
総二郎から、其の話しを聞いたあきらは、滋を呼び出すのだった。



<此の二次小説『喧嘩をしてしまった…<総優>  31.』は、一部の言葉の中に、不快に
 思われるやも知れない表現が入っております。
 了承の程、宜しくお願い致します。>

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