tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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I’m crazy about you. ~お前に夢中~  65.



つくしは、自身の仕事場で在る 桃乃園HDに、出社するのだった。
其れは、道明寺邸から、道明寺家のリムジンに乗車して…、と言う事は言うまでも無かったのだ。


何故なら…。
司が、自身の仕事場で在る 道明寺HDに出社する際に、つくしにも、自身と一緒に乗って行く様に、伝えたから…だったのだ。


だからこそ…。
つくしは、遠慮無く…。
道明寺家のリムジンに、司と一緒に、乗車したという訳だったのだ。


だが、其の事が、自身の祖父で在る 桃乃園総帥に、知られて居たのだ。


何故なら…。
桃乃園総帥は、つくしに、SPを就けて居たのだ。
当然、桃乃園総帥の下には、SPから、報告が入るという訳だったのだ。


なので、つくしが出社の挨拶に、つくしにとっては、上司でも在る 桃乃園総帥の執務室に入った際に…。
つくしは、自身の祖父で在る 桃乃園総帥から、お小言を、言われて居たのだった。


「つくし…。
 昨日、道明寺邸に泊まる事は、儂が、認めたんじゃ。
 野暮な事は、申さん。
 しかしじゃあ…。
 態々、道明寺家のリムジンで、出社する事は、如何なもんじゃ?
 つくしは、まだ、司君とは、婚約しとらん。
 其れに、つくしは、まだ、嫁入り前の身じゃ。
 幾ら、地下駐車場に、停車したとて…。
 我が社の社用車も、地下駐車場には、停車して居る(おる)。
 という事は、何時何時(いつなんどき)…。
 社員が見て折る共限らん。
 其処は、肝に銘じて置くべきだろう。」と…。


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、浅はかな行動をしてしまった自分自身を、反省するのだった。


だからこそ…。
此の時のつくしは、自身の祖父で在る 桃乃園総帥に、反省の弁を伝えるのだった。


「申し訳在りませんでした。
 以後、気を付けます。」と…。


そして、つくしは、業務に移るのだった。



そして、其の日の夜の司は、桃乃園総帥に、呼ばれて居る事から…。
道明寺HDを、出様として居たのだ。


しかし、そう言う時に限って…。
其の場に、現れて欲しくない人物が、現れるモノなのだ。


司にとって、其の現れて欲しくない人物とは…。
そうなのだ。
自身の姉で在る 椿だったのだ。


椿は、司の姉として、桃乃園総帥に、挨拶する気満々だったのだ。


幾ら、タマから、嗜められ様が、此の日の椿は、司と一緒に、桃乃園HDに、向かう気満々だったのだ。


だからこそ…。
此の日の椿は、西田に連絡を入れて、司が、桃乃園HDに、向かう時間を、きっちり、確認して居たのだ。


西田とて、無闇に伝えた訳では無かったのだ。
司の実姉で無ければ、言わない筈なのだ。


其れと、実は、椿は、西田が、口を割る迄…。
訊き出して居たのだ。


だからこそ…。
此の時の西田が、そんな椿に、伝えてしまったと言う方が、正解だったのだろう。


だからという訳では無いのだが…。
椿は、司が、道明寺HDを出る前手に、司の前に、現れる事が出来て居たのだ。



そして、椿は、何時も通り…。
ノックもせずに、司の執務室に入るのだった。


「司…。
 今から、桃乃園HDに、向かうのよね?
 私も、司と一緒に、桃乃園HDに、行くわね。
 私が、司と一緒に、桃乃園HDに行って、挨拶し無ければ、道明寺家の長女として、恥ず
 かしいでしょ?
 LAに居るなら、未だしも…。
 今は、日本に居るんだから…。」と…。


そして、此の時の司は、西田が、自身の姉で在る 椿に、時間を伝えた事は、承知済みだったのだ。


だからだったのかも知れない。
此の時の司は、西田を、睨み付けるのだった。


だからこそ…。
此の時の西田は、恐縮気味だったのだ。


だからだったのだ。
諦めた様な顔付きの司は、自身の姉で在る 椿が、就いて来て居る事にも、諦め気味だったのだ。



そして、本来なら…。
桃乃園HDの地下駐車場に、リムジンを、停車させるべきなのだが…。
椿は、運転手に、言って除けるのだった。


「桃乃園HDの正面玄関に、リムジンを、停車して…。」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、そう言って来た椿に、慌てる司だったのだが…。
既に、此の時の椿は、そんな司を、心得て居たのだ。


だからだったのだ。
此の時の椿は、慌てて居る司に、言って除けるのだった。


「良い、司…?
 司は、つくしちゃんの婚約者に成るのよね?
 と言う事は…。
 道明寺家は、桃乃園家と、姻戚関係に成るのよね?
 だからこそ…。
 桃乃園HDで在ったとしても、堂々として為さい。」と…。


だが、此の時の司は、そう言って来た自身の姉で在る 椿に、言い返すのだった。


「俺とつくしは、まだ、婚約発表を済ませてねぇんだ‼
 勝手な事をして、桃乃園総帥を怒らせて、婚約出来なく成ったら…。
 如何してくれんだ?
 俺の此れまでの努力が、全て、無かった事に成るんだぞ‼」と…。


だが、此の時の椿は、そう言って居る司には、お構い無しで、桃乃園HDの正面玄関前に、降り立つのだった。


そして、椿は、自身の弟で在る 司に、言って除けるのだった。


「だったら…。
 司は、地下駐車場から、入れば…。
 私は、正面玄関から、入るから…。」と…。


だからだったのだろう。
そんな自身の姉で在る 椿を、放って置く事の出来ない司は、自身の姉で在る 椿と一緒に、桃乃園HDの正面玄関前に、降り立つのだった。


そして、司の前を、颯爽と歩いて行く自身の姉で在る 椿の後を、追い掛けるかの様に、司は、歩き始めるのだった。



実は、此の頃の司は、桃乃園HDにとっては、顔パスの存在なのだ。
なので、受付を通らず、其のまま、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥の執務室に向かう事も可能なのだが…。
此の時の椿は、受付の前に行くのだった。


そして、椿は、有ろう事か?
つくしを呼び出すのだった。


私の妹のつくしちゃんを、呼んで下さる?」と、言い乍ら…。


実は、此の時の椿は、『私の妹のつくしちゃん』という部分を強調するかの様に、受付の女性社員に、伝えて居たのだった。


だからだったのかも知れない。
自身の姉で在る 椿の言葉に、度肝を抜かれたのは、司だったのだ。


だからこそ…。
此の時の司は、思うのだった。


“姉貴は、此処(桃乃園HDの受付)で、良くそんな事が言えたよな?
 もし、此の場に、桃乃園総帥が居て、桃乃園総帥が、姉貴の話しを聞いて居たら…。
 腰を抜かしてるぞ‼”と…。



そして、受付の女性社員は、椿に言われるがままに、つくしを1階ロビーに呼び出すのだった。
そして、つくしが、1階ロビーに、現れたのだった。


実は、此の時のつくしは、てっきり、椿だけかと思って居たのだ。


何故なら…。
受付の女性社員は、つくしに、こう伝えて居たから…だったのだ。


「道明寺様が、お見えで御座います。
 1階ロビーにて、お待ちとの事で御座います。」と…。


だからだったのだ。
そう受付の女性社員から聞いたつくしは、実は、受付の女性社員に、訊き直して居たのだ。


「其の方は、女性ですか?
 其れとも、男性ですか?」と…。


で、其の受付の女性社員からの返答の言葉は、「女性の方で御座います。」との事だったので、此の時のつくしは、てっきり、椿だけだと思って居たという訳だったのだ。


だからこそ…。
1階ロビーに下り立った時のつくしは、驚愕するのだった。


何故なら…。
其処には、椿だけじゃ無く…。
司も、そして、西田の存在も在ったのだ。


そして、つくしは、こっそり、司に訊いて居たのだ。


「如何して、司も、一緒なら…。
 地下(駐車場)から、上がって来ないの?」と…。


だからだったのだ。
司は、申し訳無さそうに、つくしに、言って除けるのだった。


「姉貴が、勝手に、正面玄関から、入ると言い出したんだ。
 姉貴は、言い出したら、聞かねぇだろ?
 済まん。」と…。


なので、つくしも、椿の行動は、目に見える様に分かるだけに、苦笑いだった事は言うまでも無いのだ。



実は、此の椿の行動は、つくしが、自ら、報告し無くても、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥には、既に、了承済みな事案だったのだ。


なので、椿が、何食わぬ顔で、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥に挨拶を交わした時…。
桃乃園総帥も、椿に、何食わぬ顔で、挨拶を交わして居たのだった。


しかし、此の椿の行動は、桃乃園総帥から、椿と司姉弟の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保の下にも、報告が入るのだった。


勿論、此の椿の行動は、自身の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保に寄って、大目玉を食らう事に成るとは、此の時の椿には、知る由も無かったのだった。



そして、其の後、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥に呼び出された司は、つくしと共に、或る話をされるのだった。


「司君…。
 実は、司君の御父上で在る 道明寺HD 会長との相談の結果…。
 2月14日の夜…。
 司君とつくしの婚約発表をする事とした。
 前日の2月13日には、紙面にて、各メディアには、報告を入れる。
 其のつもりで、居なさい。
 つくしも、良いね。」と…。


だからだったのだ。
司とつくしは、お互いの顔を見合わせて、驚愕するのだった。
だが、お互いの意思は、既に、固まって居たので、同時に、返答するのだった。


「「承知しました。」」と…。



そして、此の場に居た椿は、実は、飛び跳ねる位…、嬉しかったのだが…。
つくしの祖父で在る 桃乃園総帥も、此の場に居る事から…。
椿自身、喜びを爆発させる事は、押さえて居たのだった。


だからだったのだ。
此の時の司は、心配で、自身の姉で在る 椿の様子を、じーっと、観て居た事は、言うまでも無かったのだった。

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