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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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喧嘩をしてしまった…<総優>  37.



優紀は、総二郎に、にこっと、笑った後…。
桜子の方を向いて、話し掛けたのだった。


「桜子さん…。
 私…。
 家元夫人とお会いしたいと思います。
 宜しくお願いします。」と…。


だが、桜子に、そう話しして居る優紀に、総二郎は、迷わず、声を掛けたのだ。


何故なら…。
総二郎は、優紀が、自身の母親で在る 西門流 家元夫人と会う事を、止めさせたかったから…だったのだ。


「優紀…。
 如何して、お袋と会う必要が有る?
 優紀が、お袋と、会わなくても、俺が、ちゃんと、お袋には、説明する。」と…。


だからだったのだろう。
優紀は、総二郎に、訊かずには、居られなかったのだ。


「私が、何故、家元夫人とお会いしたいのか?
 西門さんには、私の気持ちが、お分かりに成ると、仰るんですか?
 でしたら…。
 今、此の場で…。
 皆さんが、居らっしゃる此の場所で…。
 私の思いを、仰って下さい。」と…。


だからだったのだろう。
総二郎は、そう言って来た優紀を、睨み付け乍ら、言って除けるのだった。


「優紀は、お袋に言うつもり何だろ?
 俺とは、“付き合ってねぇ(ない)。”と…。
 そして、俺とは、“もう、会わねぇ(ない)。”と…。
 其れで、優紀は、満足なのか?
 じゃあ、俺の気持ちは、如何成る?
 其れで、優紀が満足でも…。
 俺は、不満足だ‼
 お前は、俺と、付き合ってねぇと言うのなら…。
 今迄は、何だった?
 あぁ~?
 だったら…。
 優紀は、俺の『セフレ』なのか?」と…。


なので、総二郎に、そう言われた優紀は、慌てるのだった。


だからこそ…。
優紀は、総二郎の口を、塞ぎたい気分だったのだ。
なので、此の時の優紀は、そんな総二郎に、言えた言葉だったのだ。


「ちょっと、西門さん…?
 こんな場所で、そんな話しをする必要性が有りますか?
 其れは、西門さんと私の二人の問題ですよね?」と…。


だが、此の場に居るF3は、勿論の事…。
つくしにしても、滋にしても、桜子にしても…。
気が付いて居た話しなのだ。


だからこそ…。
F3&T3からすれば…。
今更という感じが、先に立って居たのだった。


だが、優紀からして視れば…。
皆に、言って欲しくない言葉だった事は、言うまでも無いのだ。


だからこそ…。
優紀は、そんな総二郎に対して、怒って居たのだった。



だからだったのだろう。
総二郎は、そんな優紀に、訊き始めるのだった。


「こいつ等に、言われたくねぇなら…。
 正直に、言って視ろよ‼
 お袋に会ったら、何というつもりだった?」と…。


だが、優紀は、そう言って来た総二郎に対して、口に出して言えない分、心の中で、ツッコミを入れるのだった。


“皆さんには、もう、事の全てを、仰って居る様なモノじゃ無いですか?”と…。


だからだったのだろう。
優紀は、不満気な顔付きに成り、口を閉ざしたのだった。


なので、総二郎は、そんな顔付きの優紀に、更に、訊き始めるのだった。


「俺が言ってる話しが、正解だからこそ…。
 優紀は、俺に、反論出来ねぇんじゃねぇのか?
 優紀が、其のつもりなら…。
 優紀は、俺の『セフレ』でも、構わねぇ‼
 けど…な。
 俺と優紀は、付き合ってるんじゃねぇなら…。
 俺は、今迄の様に、優紀には、優しく出来ねぇから…な。
 其のつもりで居ろよ‼」と…。


其処迄、話しした総二郎は、其の場から、席を外し…。
其の場を後にしたのだった。


其処で、総二郎に、声を掛けたのは、あきらだったのだ。


「おい⁉
 総二郎…。
 何処に行くんだ?
 帰るのか?」と…。


そして、あきらは、総二郎の事が心配に成り、総二郎の後を追い掛けたのだった。


云わば…。
此の時の総二郎は、完全に、優紀に、キレたのだった。



なので、“此の状況は、良く無い。”と、思った桜子は、優紀に、声を掛けるのだった。


「優紀さん…。
 此れで、本当に、良いんですか?
 此のままで、本当に、良いんですか?
 西門さんは、完全に、怒って居る様子ですが…。」と…。


だからだったのだろう。
優紀は、桜子に、言って除けるのだった。


「はい。
 此れで、良いんです。
 此の方が、良いんです。
 其れは、西門さんの将来の為ですから…。」と…。


そして、此の時の優紀は、敢えて、皆の顔を観ないで、俯いたまま、話しして居たのだった。


そんな優紀の痛々しい状況に、此の場に居た司も、類も、つくしも、滋も、桜子も…。
何とも言えない感情に、成って居たのだった。


そして、つくしは、そんな優紀を観て居て、思って居たのだった。


“今の優紀は、嘗ての私と、同じだよね。
 きっと、優紀は、自分自身の本当の気持ちを隠してる。
 態と、優紀は、西門さんに、喧嘩を吹っ掛けたんだ。
 何か、私迄…息苦しいよ。
 私も、きっと、其の当時の皆には、そんな風に、思わせて居たんだよね。
 今更…だけど。
 皆、ごめんね。”と…。


そうなのだ。
優紀は、態と、総二郎に、喧嘩を吹っ掛けたのだ。


何故か?
此の時の優紀には、そうする事が『正解』かの様に、思えて居たのだ。


だからこそ…。
此の時の優紀は、総二郎に、喧嘩を吹っ掛けて居たという訳だったのだ。


云わば…。
此の時の総二郎と優紀は、優紀が、総二郎に、喧嘩を吹っ掛けた事に寄り…。
此の時の総二郎と優紀は、本気の『喧嘩をしてしまった』状況だったのだ。



そして、優紀は、桜子に、願い出るのだった。


「桜子さん…。
 家元夫人とお会いする事が出来る様に…。
 取り計らって頂けますか?
 宜しくお願いします。」と…。


なので、桜子は、そう言って来た優紀に、返答するのだった。


「はい。
 分かりました。
 お祖母様に、お伝えしますね。」と…。


此の時の桜子の声には、勿論、覇気は無かったのだ。


云わば…。
此の時の桜子の声は、沈んだ様な声質だったのだ。



そして、其の数日後には、桜子の取り計らいに寄り、優紀は、総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人と会う事と成ったのだった。



一方、部屋を出た総二郎は、其の後…。
あきらに連れられる様に…。
あきら行き付けのBARに向かったのだった。


そして、総二郎は、優紀への愚痴を、あきらに話しして居たのだった。


「優紀は、何を考えてやがる。
 優紀は、俺を苦しめる事に長けては、優秀だな。」と…。


だが、あきらは、苦笑いの様な顔付きで、そう言って来る総二郎に対して、笑う事さえ、出来ずに居たのだ。
勿論、其れは、あきらにとって、当たり前の事なのだが…。


自身の幼馴染で親友で在る 総二郎が苦しんで居る姿を観て居て、あきらも、一緒に、苦しんで居たのだ。


幼馴染で親友なのだから…。
当然と云えば、当然な状況だったのかも知れない。


だが、あきらは、そんな総二郎に、訊かずには、居られなかったのだ。


「なぁ~、総二郎…。
 此のままで、良いのか?」と…。


だからだったのだ。
此の時の総二郎は、そう言って来たあきらの顔を、睨み付け乍ら、言って除けるのだった。


「言い訳ねぇだろ?」と…。


なので、更に、あきらは、突っ込んで、総二郎に、訊き始めるのだった。


「じゃあ、総二郎は、如何するんだ?」と…。


だからだったのだろう。
此の時の総二郎は、テーブルに突っ伏して(つっぷして<顔を、テーブルに伏せる状態>)居た状態から、顔を、がばっと、上げて、あきらに頼むのだった。


「なぁ~、あきら…。
 頼みてぇ事が有んだ。
 頼まれてくれねぇか?」と…。


だからだったのだろう。
あきらは、総二郎に、即答するのだった。


「ああ。
 何だ?」と…。


なので、総二郎は、あきらに、話しし始めるのだった。


「ああ。
 優紀が、お袋に会う日が決まったら…。
 俺に教えて欲しいんだ。
 桜子に、頼んでくれねぇか?」と…。


だからだったのだろう。
あきらは、総二郎からの頼み事に、応じて遣る事にしたのだった。


「ああ。
 分かった。
 桜子に、頼んで於くわ。」と…。



そして、其の後…。
桜子に、頼んで於いた事も在り…。
優紀が、総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人と会う日取りを、あきらは、桜子から、教えて貰えたのだ。


そして、あきらは、其の後直ぐ…。
総二郎に、伝えたのだ。



そして、総二郎は、優紀との喧嘩に、決着を付けるつもりで居たという訳だったのだ。




<此の二次小説『喧嘩をしてしまった…<総優>  37.』は、一部の言葉に、不快に思わ
 れるやも知れない言葉が入っております。
 了承の程、宜しくお願い致します。>

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