tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

PVアクセスランキング にほんブログ村

喧嘩をしてしまった…<総優>  40.



総二郎は、自身の母親で在る 西門流 家元夫人と優紀が、どんな話し合いをして、結果、どんな風に成るのか?
密かに、楽しみにして居たのだ。



そして、一方、優紀は、取り敢えず…。
家元夫人と会う日を、滋にも報告するのだった。


「滋さん…。
 〇〇日…何ですが?
 実は、家元夫人とお会い頂く事に成ったんです。
 予定変更は無しで、宜しかったでしょうか?」と…。


優紀が、『滋さん…。』と、言って来る時は、大抵、プライベートの時だけなのだ。


だからだったのだろう。
滋には、優紀が、自身に言って来た話しの意図が分かって居るので…。
了承するのだった。


「分かった。
 予定変更無しで良いよ。」と…。


なので、其の日は、一応、予定変更する事無く…。
優紀は、家元夫人と会う事と成ったのだった。



実は、桜子は、家元夫人と優紀だけの二人で会う事を、心配して居たのだ。


だからだったのだ。
桜子は、総二郎から呼び出された時に、総二郎に訊いて視たのだった。


「あのぉ~。
 西門さん…。 
 私は、家元夫人と優紀さんだけの二人で、お会いに成る事は、心配、何ですが…。
 私も、家元夫人と優紀さんと、ご一緒しましょうか?」と…。


だが、総二郎からの返答は、そんな風に訊いて視た桜子だけじゃ無く…。
此の場に一緒に居たあきらも、意外だったのだ。


「否…。
 良いわ。
 如何言う話し合いに成るのか?
 俺には、予想が付く。
 何方にしても、お袋は、きっと、西門邸に、優紀を呼び出すと思う。
 お袋は、優紀が、桜子の祖母さんから、お茶の稽古を付けてもらって居る事を、知ってん
 だ。
 だからこそ…。
 お袋は、優紀に、茶を点ててもらうつもりだろ。
 だったら…。
 お袋の傍には、使用人頭も居ると思うから…よ。
 後で、どんな話だったのか?
 使用人頭からこっそり訊くわ。
 其れに…よ。
 桜子が、優紀と一緒なら…。
 優紀は、きっと、お袋に、本音を言わねぇだろ?
 だから…よ。
 お袋と優紀の二人だけで、じっくり、話ししたら、良いんだよ。
 結局、お袋は、優紀を離さなく成ると思うから…よ。
 其れで、優紀は、西門家から、逃げられなく成るだろ。」と…。


だからだったのだろう。
総二郎に、訊いて視た桜子は、勿論の事…。
此の場に一緒に居たあきらも、何も言えなかったのだ。


なので、此の時のあきらと桜子は、そう言って来た総二郎に、納得するしか無かったのだ。


だからこそ…。
桜子は、総二郎に、了承の意を告げるのだった。


「承知しました。」と…。



という訳で
其の日の優紀は、家元夫人と会って居たのだった。


そして、優紀が、総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人と会って居た場所は、総二郎の予想通り…西門邸だったのだ。


勿論、優紀が、其の連絡を受けたのは、桜子から…だった事は、言うまでも無いのだ。
そして、桜子は、三条家の現在の当主で在る 自身の祖母から其の話しを聞いたのだった。
そして、三条家の現在の当主で在る 桜子の祖母が、連絡を受けた相手は、勿論の総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人だったのだ。


「大奥様…。
 優紀さんに、言付けて頂けないでしょうか?」と…。


なので、此の時の桜子の祖母は、確認するかの様に、総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人に、訊ねたのだった。


「ええ。
 どんなお話しかしら?」と…。


そして、総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人は、桜子の祖母に、お願いするのだった。


「ええ。
 優紀さんとお会い頂く日は、西門邸に居らしてもらえる様に、優紀さんに、お伝え願えま
 せんでしょうか?」と…。


なので、此の話しが、桜子の祖母から桜子に伝わったという訳だったのだ。


という訳で、其の後、優紀は、桜子から、連絡を受けて、承知したのだった。



実は、総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人が、優紀を、西門邸に呼び出した理由は、意図が有っての事だったのだ。


勿論、総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人の思惑の中には、自身の息子で在る 総二郎の思惑も有ったのだが…。
其れだけでは無く…。
実は、此の時の総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人には、更に、別の思惑が有ったのだ。


其の総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人の思惑とは…。
“優紀さんと二人だけで、ゆっくり話しして視たい。”と、いう思いが有ったのだ。


だからこそ…。
総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人は、優紀を、西門邸に呼び出したのだった。



そして、西門邸の茶室に通された優紀は、総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人が、茶室に現れる事を待って居たのだった。


そして、暫くしてから、茶室に現れた此の時の総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人の優紀への第一声の言葉は…。
先ずは、こうだったのだ。


「お久し振りね。
 優紀さん…。」と…。


だからだったのだろう。
そんな風に、総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人から声を掛けられた此の時の優紀は、唖然だったのだ。


何故なら…。
そんな風に、総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人から声を掛けられた優紀自身…。
そんな風に、声を掛けられるとは、実は、一切、考えても視なかった優紀だけに、不意打ちの言葉だった事は、言うまでも無かったのだ。


なので、此の時の優紀は、取り敢えず、挨拶だけに、留めて居たのだ。
勿論、疑問形で…。


「御沙汰致しておりました…⁉」と…。


だからだったのだろう。
此の時の総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人は、そんな優紀を観乍ら…。
クスクス、笑って居たのだった。


だからだったのかも知れない。
此の時の優紀は、更に、不思議な気持ちだったのだ。


其処で、総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人は、そんな優紀に、話しし始めるのだった。


「優紀さん…。
 此方のお部屋…。
 覚えて居らっしゃらないかしら?」と…。


だからだったのだろう。
優紀は、総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人からの質問の言葉を聞いて、漸く、思い出したのだった。


優紀が、高校2年生当時…。
更の自宅に招待された優紀は、更の自宅に、更と一緒に帰って居る途中…。
更は、総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人から、声を掛けられた事で…。
優紀も、更と一緒に、西門邸にお邪魔して居たのだ。


だからだったのだ。
此の時の優紀は、驚愕するのだった。


そして、其の時に、優紀は、総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人と会って居た事を思い出して居たのだった。


だからこそ…。
優紀は、そんな風に、クスクス、笑って居た総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人に、謝りを入れるのだった。


「家元夫人…。
 申し訳御座いませんでした。
 今、思い出しました。
 私が、高校生当時に、家元夫人とは、お会いして居りました。
 更先輩と一緒に、此方(西門邸の茶室)にて、お邪魔して居りました。」と…。


なので、漸く、笑いが治まった此の時の総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人は、そんな優紀に、言って除けるのだった。


「ええ。
 あの頃の優紀さんは、総二郎から罵倒されて居た所も、私(わたくし)は、しっかり、観
 て居たのよ。
 あの頃の総二郎は、何故、優紀さんに、あんな風に言って居たのか?
 私(わたくし)は、存じ上げて居ないんだけど…。
 あの頃の優紀さんは、総二郎に謝って居たわよね?
 優紀さんが、更ちゃんと一緒に、此方(西門邸)に寄ってくれた事を、総二郎は、怒って
 居たと、記憶して居るんだけど…。
 きっと、優紀さんが、悪い訳では無かったのよね?
 其の頃の総二郎と優紀さんとの間に、何が有ったのか?
 そんなお話しは、今と成っては、如何でも良いのよ。
 寧ろ、総二郎が、あんな風に、感情を剥き出しにして居る所を、私(わたくし)は、初め
 て見たのよ。
 私(わたくし)が、そんな総二郎を見たのは、其の時が、最初で最後だったのよ。
 だから…。
 私(わたくし)は、何故か?
 あの時以来…。
 優紀さんという女性の事が、気に成って居た事も、事実だったわ。
 だけど…。
 あの日が、最後で、優紀さんの存在は、総二郎の前から、居なく成って居た様ね。
 そうしたら…。
 最近に成って…。
 今、総二郎が、お付き合いして居る女性が、優紀さんだと分かって、私(わたくし)は、
 思ったのよ。
 “やっぱり、そう言う事だったのね。”と…。
 ねぇ~、優紀さん…。
 私(わたくし)は、此れだけは、教えて欲しいのよ。
 あなた方は、何時の間に…。
 お付き合いが始まって居たの?」と…。


だからだったのだ。
此の時の総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人に対して、此の時の優紀自身…。
返答の言葉に、躊躇して居たのだ。


だからだったのだろう。
中々、返答出来ない優紀が、其の場に居たという訳だったのだ。

×

非ログインユーザーとして返信する