tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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喧嘩をしてしまった…<総優>  41.




此の時の総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人は、優紀に訊くのだった。


「ねぇ~、優紀さん…。
 私(わたくし)は、此れだけは、教えて欲しいのよ。
 あなた方は、何時の間に…。
 お付き合いが始まって居たの?」と…。



だからだったのだろう。
中々、返答の出来ない此の時の優紀は、黙ったまま…。
唯、返答の言葉に、躊躇して居たのだった。


だからだったのかも知れない。
其処で、総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人は、そんな優紀に、言って除けるのだった。


「あら…。
 如何して、優紀さんは、何も、仰って下さらないのかしら?」と…。


そんな総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人からのそんな話しを聞いた此の時の優紀は、そんな優紀のだんまりを、不思議そうに観て居る総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人に、話しし始めるのだった。


「あのぉ~。
 私は、ご子息とお付き合いをさせて頂いて折りません。」と…。


其処で、そんな風に、言い切って来た優紀に、此の時の総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人は、更に、不思議そうに、訊き始めるのだった。


「あら…。
 総二郎は、家元と私(わたくし)の目の前で、優紀さんとのお付き合いの話しをして居た
 のよ。
 って事は、如何言う事かしら?
 総二郎は、家元と私(わたくし)に、嘘の話しをしたという事かしら?」と…。
「………」


だからだったのかも知れない。
優紀は、また、無言に成るのだった。


だが、此の時の総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人は、そんな優紀の心の動揺を見逃さなかったのだ。


だからだったのかも知れない。
此の時の総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人は、黙ったままの優紀に、更に、訊き始めるのだった。


「ねぇ~、優紀さん…。
 優紀さんは、総二郎の事が、お嫌いかしら?」と…。


だからだったのだろう。
此の時の優紀は、予期して居なかったそんな総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人からの不意の言葉に…。
“家元夫人に、訊かなくては始まらないかも…。”と、思い乍らも…。
此の時の優紀は、そんな風に訊いて来た総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人に、反対に、訊き始めるのだった。


「あのぉ~、家元夫人…。
 お伺いしても宜しかったでしょうか?」と…。


なので、此の時の総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人は、そう訊いて来た優紀に、了承の意を、告げるのだった。


「ええ。
 構わなくて…よ。
 どんなお話しかしら?」と…。


だからだったのだろう。
此の時の優紀は、そう了承してくれた総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人に、訊き始めるのだった。


「はい。
 家元夫人は、ご子息のお相手の女性に対して、『家柄』を重視…為さってお出ででは無い
 のでしょうか?」と…。


だからだったのだ。
此の時の総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人は、また、クスクス、笑い始めるのだった。
一言、添え乍ら…。


「あら…(笑)。
 如何して、優紀さんは、そうお思いに成るのかしら?」と…。


だからだったのだ。
此の時の優紀は、総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人からの返答の言葉に、驚愕し乍らも、総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人に、訊き始めるのだった。
そして、此の時の優紀は、更に、つくしの過去の事を、例に挙げ乍ら、話しし始めるのだった。


「えっ??
 違うのでしょうか?
 私の周りで、ご子息の様なお立場の方とお付き合いして居るのは、つくし…。
 『牧野つくし』しか居ないので、そう思って居ました。
 今では、つくしも、道明寺さんのお母様に気に入られて、道明寺さんの『婚約者』と成っ
 て居ますが…。」と…。


なので、笑って居た筈の総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人は、そう訊いて来た優紀に、真剣な顔付きに成り、優紀に、話しし始めるのだった。


「そうね。
 牧野さんは、確かに、楓さん…。
 司さんのお母様から、“かなり、酷い仕打ちを受けて居た。”と、私(わたくし)も、聞い
 て居るわ。
 でも、今では、楓さんと牧野さんは、本当の母子(おやこ)と云っても良い位に、仲良く
 為さって居るわ。
 其れに、優紀さんは、高校生当時…。
 優紀さんの高校の茶道部では、優紀さんは、更ちゃんの後輩だったのよね?
 と言う事は…。
 総二郎の周りで、総二郎が親しくして居る女性は、一般家庭出身の女性と言う事に成るわ
 ね。
 今では、牧野さんは、司さんの婚約者…。
 でも、総二郎のお仲間には違い無いでしょ‼
 其れに、総二郎の幼馴染の更ちゃんも、一般家庭出身の女性…。
 しかも、更ちゃんは、総二郎の幼少期当時の初恋のお相手でしょ‼
 そして、総二郎が、本気で、好きに成った女性は、優紀さん…。
 其の優紀さんも、一般家庭出身の女性…。
 其の優紀さんに、総二郎は、好意を寄せて居る。
 違うのかしら?」と…。


だからだったのだ。
そんな風に、総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人から、話しを聞いた此の時の優紀は、密かに、思って居たのだった。


“家元夫人は、全て、お見通しなのかも知れない。
 私は、家元夫人に、嘘は、付けないかも…。”と…。


其処で、そう思って居た優紀の僅かな心のブレを、見落さなかった此の時の総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人は、更に、優紀に、追い打ちを掛けるかの如く…訊き始めるのだった。


「だったら…。
 私(わたくし)は、息子で在る 総二郎が選んだ女性を、信じます。
 という寄り…。
 私(わたくし)は、“(息子で在る)総二郎の選んだ女性が、優紀さんで、本当に、良か
 った。”と、心から、そう思って居るのよ。
 だからこそ…。
 私(わたくし)は、優紀さんに、お訊きして居るのよ。
 “優紀さんは、総二郎の事が、お嫌いかしら?”って…。」と…。


だからだったのだ。
“嘘は、付けないかも…。”と、思って居た優紀は、総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人に、返答の言葉を告げるのだった。


「はい。
 私は、ご子息に、好意を寄せて居る事は、事実です。
 ですが…。
 私は、ご子息に、未だ、本音を魅せて居ません。」と…。


だからだったのだろう。
此の時の総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人は、不思議そうにし乍らも、そう返答して来た優紀に、更に、訊き始めるのだった。


「あら…。
 其れは、如何してかしら?
 総二郎の事が、信用出来ないから…かしら?
 過去の総二郎は、『遊び人』と、言われて居たし…。」と…。


だからだったのだろう。
優紀は、誤解して居るで在ろう 総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人に、伝えるのだった。


「私は、ずーっと、思って居ました。
 ご子息は、西門流 次期家元…。
 結婚と成れば…。
 ご子息は、良家のお嬢様と、ご結婚する事に成る。
 例え、私が、ご子息と、お付き合いさせて頂いて居たとしても…。
 結果的には、私は、ご子息と、“別れなくては成らないだろう。”と…。
 だったら…。 
 “お付き合い其の物を、お断りすれば良い事…。
  例え、其の時は、辛くても、きっと、吹っ切れる時が来る。”と…。
 其れに、“家元と家元夫人が、私の様な一般家庭出身の女性を、受け入れて下さる訳が無
 い。”とも、ずーっと、思って居ました。
 だからこそ…。
 ご子息には、私のご子息への想いを、ずーっと、偽って来ました。
 だからこそ…。
 ご子息は、私のご子息への想いを、知らないと、思います。」と…。


だからだったのだ。
此の時の総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人は、優紀のそんな話しを聞いて居て、更に、不思議がるのだった。


「えっ??
 だったら…。
 総二郎が、“優紀(さん)と、付き合ってる。”と、言って居た言葉は、嘘と言う事…かし
 らね?」と…。
「………」


だからだったのだろう。
此の時の総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人の返答の言葉に、此の時の優紀には、返す言葉が見付からなかったのだ。
なので、此の時の優紀は、また、無言に成るのだった。



だからと、いう訳では無いのだろうが…。
此の時の総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人は、優紀の動揺して居る姿が見て取れた事で、話しし始めるのだった。


「ねぇ~、優紀さん…。
 優紀さんは、現在、三条の大奥様から、お茶のお稽古を付けて頂いて居るのよね?
 私(わたくし)にも、お茶を点てて下さらないかしら?」と…。


だからだったのだろう。
此の時の優紀は、更に、驚愕するのだった。


しかも、そう優紀に声を掛けて来たのは、紛れも無く…。
総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人なのだ。


今の優紀が断る事等…出来ない事を承知の上で、此の時の総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人が、そう言って来たのだとすれば…。
かなり、確信犯で在る。


だが、此の時の優紀は、そんな総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人の事を、承知して居るかの如く…言って除けるのだった。


「まだまだ、未熟者ですが…。
 其れでも、宜しければ…。」と…。


なので、此の時の総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人は、そう言って来た優紀に、にこっと、笑い乍ら、話しするのだった。


「ええ(笑)。
 宜しくて…よ。」と…。

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