tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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I’m crazy about you. ~お前に夢中~  70.



其の後…。
月日は経ち、半年が経ったのだ。


桃乃園家 と 道明寺家としては、そろそろ、司とつくしの結婚に向けて、話しを進めて行く必要性が有ったのだ。


だからだったのだろう。
司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保が、日本に帰国して帰って来た事で、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥は、司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保を呼び出し、自身の息子で在る 晴夫共々…話しするのだった。


「保君…。
 そろそろ、司君とつくしの結婚式の件を話しして行く必要が有るだろう。」と…。


だからだったのかも知れない。
司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、そう話しして来たつくしの祖父で在る 桃乃園総帥に対して、納得し乍らも、返答の言葉を、伝えるのだった。


「そうですね。
 司も、つくしさんとの結婚を望んで居ます。
 そうして遣れるなら、幸いです。」と…。


なので、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥は、司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保に、自身の要望の言葉を伝えるのだった。


「但し、儂としては、要望が有る。」と…。


だからだったのだ。
司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥からの話しが、如何言う話しに成るのか?
不安に成り乍らも、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥に、訊き始めるのだった。


「如何言う要望でしょうか?」と…。


だからだったのだろう。
つくしの祖父で在る 桃乃園総帥は、司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保に、話しし始めるのだった。


「儂は、元々、優秀なつくしを、桃乃園家に留めて置きたかったんじゃ。
 じゃが、司君は、そう言う訳には、いかなかったんじゃろ。
 じゃからこそ…。
 儂は、司君のつくしへの想いに、応えて遣った。
 じゃが、其れでは、当初、儂が、計画して居った(おった)計画は、水の泡じゃ。
 じゃから…な。
 つくしは、例え、司君と結婚させても、桃乃園財閥に留まらせ様と、考えて折る。
 其れで、良いじゃろ?」と…。


しかし、此の時の司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保には、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥の話しして来た意図が見えて来なかったのだ。


其れは、勿論、つくしの父親で在る 晴夫にも言えた話しだったのだ。


だからだったのだろう。
司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥に、訊き始めたのだった。


「桃乃園総帥…。
 具体的に、仰って頂けますか?」と…。


なので、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥は、そう訊いて来た此の時の司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保に、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥が、そう言った意図の詳細を話しし始めるのだった。


「云わば…。
 将来的には、つくしを、桃乃園学園の理事長にしたいと思って居る(おる)。
 勿論、儂の夢は、将来的に、進の子供として産まれて来るで在ろう 儂のひ孫だけじゃ無
 く…。
 司君とつくしとの間に産まれて来るで在ろう 将来の儂のひ孫にも、桃乃園学園に通って
 欲しいと思って居る(おる)。
 如何じゃろうか?」と…。


実は、此の話しは、つくしの父親で在る 晴夫自身、自身の父親で在る 桃乃園総帥から、聞かされて居なかった話しなだけに、驚愕するのだった。



実は、道明寺家側としても、計画して居た事が有ったのだ。
其れは、特に、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓が、企んで居た計画だったのだ。


其の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓が、企んで居た計画とは、将来的には、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の後を、つくしに継がせるという計画だったのだ。


所謂、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、将来的には、メープルホテルのオーナーに、つくしを抜擢するつもりで居たのだった。


何故なら…。
司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身の娘で在る 椿を、『ホテル王』と、言われて居る家柄に、嫁がせたのだ。


だからこそ…。
司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身の娘で在る 椿を、メープルホテルのオーナーに、就かせる訳にはいかなかったのだ。


だからだったのだろう。
司の姉で在る 椿の代わりに、優秀なつくしを、メープルホテルのオーナーに、将来的には、就かせるつもりで居たのだ。


だが、此の時の司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥から、先手を打たれた様な形で、話しされてしまった様なモノだったのだ。


だからこそ…。
此の時の司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥からのそんな話しに、驚愕するしか無かったのだ。


だからこそ…。
此の時の司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、密かに、思って居たのだった。


“まさかとは思うが…。
 此方の思惑を、桃乃園総帥は、ご存知だったという事か?”と…。



実は、密かに、そう思って居た此の時の司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、更なるつくしの祖父で在る 桃乃園総帥の思惑を聞かさられる事と成るのだった。


「もし、儂の此の要望が聞けんと言うの成らば…。
 司君とつくしとの結婚の話しは、無かった事とし様かのぉ…。」と…。


だからだったのだろう。
此の時の司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥に、こう言うしか無かったのだった。


「承知しました。
 唯、今直ぐ、返答する事は出来兼ねます。
 取り敢えず…。
 返答は、“持ち帰ってから…。”と、言う事で、宜しかったでしょうか?」と…。


だからだったのだろう。
此の時のつくしの祖父で在る 桃乃園総帥は、司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保が、そう返答して来るだろう事を、予期して居たが如く…即答するのだった。


「其れで、構わん。」と…。



なので、司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥の思惑の話しを持ち帰り、自身の妻で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓と、相談するのだった。


其の上で、司の両親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保 と 道明寺HD 社長 道明寺楓は、オンラインを通じて、司本人と、話しするのだった。
勿論、先ずは、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥の思惑を、司本人に伝えた上で、司の両親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保 と 道明寺HD 社長 道明寺楓は、司と相談した事は言うまでも無かったのだが…。


そして、司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保が、自身の息子で在る 司に、訊き始めるのだった。


「司は、桃乃園総帥の思惑の件を、如何思う?」と…。


だからだったのだろう。
司は、自身のつくしへの想いを、自身の両親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保 と 道明寺HD 社長 道明寺楓に伝えた上で、司自身の本音を、話しし始めるのだった。


「俺は、どっちにしても、結婚するなら…つくししか居ねぇ‼
 だとすれば…。
 今は、桃乃園総帥の意見に従うしかねぇだろ?
 否…。
 そうして欲しいと思う。
 俺は、今のまま…つくしとの将来を、内縁の夫婦の様な立場で終わりたくはねぇんだわ‼
 頼むから、桃乃園総帥の意見に、従ってくれ‼」と…。


勿論、司の両親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保 と 道明寺HD 社長 道明寺楓にとっても、自身の息子で在る 司の想いも分かるのだ。


だが、『道明寺HD』の立場で云えば…。
意図して立てて居た筈の此の計画の思惑が外れ、途方に暮れるしか無かったのだ。


云わば…。
此の計画を、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓が立てた理由からすると、引くに引けない思いも、確かに、有っての事だったのだ。


だからこそ…。
此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、密かに、思って居たのだった。


“きっと、桃乃園総帥は、此方の思惑を承知為さってお出でだったんだわ。
 だからこそ…。
 先手を打って来られたんだわ。”と…。


しかし、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥の此の思惑を、道明寺家側としても、了承し無ければ…。
“司が、言って居る通り…。
 司とつくしさんの将来は、内縁の夫婦の様な立場で終わるだろう。”と、言う事も、司の両親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保 と 道明寺HD 社長 道明寺楓には、分かって居たのだ。


“そう成れば…。
 勿論、司は、きっと、桃乃園家側に、就こうとするだろう。”と、言う事も、また、司の両親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保 と 道明寺HD 社長 道明寺楓には、既に、承知済みの事案だったのだ。


だからこそ…。
二者択一を迫られた様な司の両親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保 と 道明寺HD 社長 道明寺楓は、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥に、降参する形で了承するしか無かったのだった。


だからだったのだろう。
司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥に、オンラインにて、了承の意を告げるのだった。


「桃乃園総帥からの要望を、受け入れる事にしました。」と…。


なので、此の時のつくしの祖父で在る 桃乃園総帥は、司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保からの了承の言葉を聞けた事で、心の中では、ニヤッとして居た事は言うまでも無かったのだが…。
司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保に、返答の言葉を告げるのだった。


「相分かった。」と…。



という訳で…。
其の後のつくしの祖父で在る 桃乃園総帥 と 司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、司とつくしの結婚に向けて、話しを進め始めたのだった。


そして、更に、半年後…。
司とつくしは、結婚するのだった。


なので、司とつくしの結婚式後の新居も、其のまま、司の個人名義で建てたマンションと云う事と成ったのだった。
其の方が、両家にとって、幸せに成る方法だと、桃乃園家側としても、道明寺家側としても、誰もが、そう判断したから…だったのだ。



結局…。
道明寺家側としては、司とつくしが、どうせ、結婚する成らば…。
つくしは、『牧野家』のままの方が良かったという話しだったのだ。
其の方が、つくしは、道明寺家側の意のままに成ったのでは無いだろうか?


司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓にとっては、つくしが優秀だったが故に…。
また、高等部当時のつくしの本質を見抜けなかったが故に…。
司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓自身の思惑は、有りと有らゆる方向から、覆される形と成ったのだ。



実は、此れ自体が、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥からの司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓への仕返しだったのだ。


云わば…。
つくしの祖父で在る 桃乃園総帥は、思って居たのだった。


“楓さん…。
 反省する所は、まだまだ、有ったという訳じゃ。”と…。


そうとは思っても視なかった此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、悔しさで一杯だったのだ。



だが、そんな自身の妻で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に、寄り添う様に、常に、司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、自身の妻で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の傍に居たのだった。


云わば…。
司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、此れこそが正しく、以前、西田が言って居た『愛妻家』の所以だったのだ。


だからだったのだろう。
其の後の司は、自身の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保の血を受け継ぐ立場として、西田が言って居た通り…『愛妻家』と成るのだった。


そして、司とつくしの生涯は、末永く、幸せに暮らす事と成るのだった。



fin



<此の二次小説『I’m crazy about you. ~お前に夢中~  70.』は、長目で終了致して折
 ります事を、お詫び申し上げます。
 了承の程、宜しくお願い致します。>

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