tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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忘れ去られたBirthday【I’m crazy about you. ~お前に夢中~】  番外編



【Party【I’m crazy about you. ~お前に夢中~】  番外編③のエピローグ
 <3月14日の『White Day』(あきら&桜子)>】


“T4から貰った『St.Valentine's Day』の『チョコ』のお返しに…。”と、F4が、T4に渡した3月14日の『White Day』のお返しは…。
T4それぞれ、一つの物で、プレゼントされて居たのだ。


所謂、個別で渡されたのは、司から事前に手渡されて居たつくしだけだったのだ。


勿論、優紀は、F4それぞれから、プレゼントを貰えるとは、思って居なかったし…。
期待もして居なかったのだ。


そう期待して居たのは、滋と桜子だけだったのだ。
なので、此の時の滋と桜子は、がっかりして居たという訳だったのだ。



だが、其の後の桜子は、とんでもない話しを聞かされる事と成ったのだ。
其れは、総二郎が、不意に、発した言葉だったのだ。


「そう言えば…。
 あきらの誕生日…。
 すっかり、忘れてたわ。
 2月28日…。
 もう、終わってしまったな。
 すまん。」と…。


そうなのだ。
総二郎だけは、毎年、あきらの誕生日の2月28日に、あきらを呼び出して、あきらの誕生日を祝って居たのだ。
だが、今年は、総二郎自身も、すっかり忘れて居たのだ。


実は、何故か?
あきらの誕生日だけは、何時も、司と類から、忘れられる存在なのだ。
其れが、今年に限っては、総二郎も、忘れて居たのだ。


言う成れば…。
あきらのBirthdayは、誰からも、『忘れ去られたBirthday』だったのだ。


だからこそ…。
此の時のあきらは、そう言って、詫びて来た総二郎に対して、苦笑いだったのだ。



だが、苦笑い出来ない人物が一人…其処には居たのだった。
其れは、勿論の桜子だったのだ。


勿論、此の時点での桜子は、其の事を知らなかったのだ。
F4と同じく、英徳学園 高等部に通って居た筈の桜子さえも、知らなかったのだ。
実は、此の時点での桜子が、唯一、知って居たのは、『司のBirthday』の日だけだったのだ。


桜子は、つくしが出席して居たあの『司のBirthday Party』にも、出席して居たのだ。
当然と云えば、当然だったのかも知れない。
しかも、桜子の初恋の相手は、『司』なのだから…。


だが、総二郎の話しを聞いて居た此の時の桜子は、既に、後悔して居たのだ。


“如何して、美作さんのお誕生日の事に、気が付かなかったのだろう。”と…。


実は、此の時点での桜子は、2月14日の『St.Valentine's Day』の事で、頭が一杯で、『あきらのBirthday』に関して、一切、頭に無かったのだ。


だからだったのだろう。
此の時の桜子は、後悔して居たという訳だったのだ。



そんな風に考えて居た桜子は、急に、立ち眩みを起こした様な状況と成り、其の場に、蹲ったのだ。


此の時に、T4で一緒に居た桜子を気遣ったのは、つくしだったのだ。
そんな状況の桜子に、つくしは、声を掛けたのだった。


「桜子…如何したの?
 急に、蒼褪めて…。
 何か、有った?」と…。


だからだったのだろう。
桜子は、そう言ってくれたつくしに、返答するのだった。


「先輩…すみません。
 お酒に酔ったのかも知れません。
 大丈夫ですので、ちょっと、風に当たって来ますね。」と、言い乍ら、桜子は、其の場から席を外そうとして居たのだ。


なので、つくしは、そう言って来た桜子に、了承するのだった。


「うん、分かった。
 でも、一人で、大丈夫?」と…。


だからだったのだろう。
桜子は、頷いたまま、其の場から席を外したのだった。


だが、此の時のつくしは、思って居たのだった。


“今日の桜子は、変だよね。
 何時も寄り、お酒を、飲んで居た様子も無かったんだけど…。”と…。


だが、そんなつくしの声は、呟きと成って、滋と優紀に、聞こえて居たのだ。


だからだったのだろう。
此の時の滋と優紀は、そう呟いて来たつくしに、返答するのだった。


「そうだよね。
 桜子は、大丈夫かな?」
「そうですよね。
 ついさっき迄の桜子さんは、何時もと変わって居ない様に、思えたんですが…。」と…。


なので、此の時のT3は、桜子が席を外した方を、唯、ジーっと、見て、心配そうにして居たのだった。



其処で、あきらは、桜子が、外に出て行こうとして居る所を見たのだ。


だからだったのだろう。
此の時のあきらは、T3の方に、足を向けて、訊き始めるのだった。


「桜子は、如何したんだ?」と…。


なので、つくしは、言って除けるのだった。


「何か…ね。
 急に、蒼褪めて来て…。
 “風に当たって来る。”って…。」と…。


という訳で…。
あきらは、桜子の後を追う様に、外に出るのだった。


そして、あきらは、桜子に、声を掛けるのだった。


「桜子…大丈夫か?」と…。


其処で、桜子は、声を掛けてくれたあきらの方に振り向き、詫びを入れ始めるのだった。


「はい、大丈夫ですよ。
 其れより…。
 美作さん…すみませんでした。
 私…英徳(学園)出身の筈なのに…。
 美作さんのお誕生日の日を、存じ上げて居ませんでした。」と…。


だからだったのだ。
あきらは、笑い乍ら、桜子に、返答するのだった。


「俺の誕生日は、毎年、誰からも、『忘れ去られたBirthday』だから…な(笑)。
 桜子が知らなくても、仕方ねぇんじゃねぇの。」と…。


だが、此の時の桜子は、そうはいかないのだ。


だからこそ…。
此の時の桜子は、そう言って来たあきらに、言えた言葉だったのだ。


「仕方なく何か在りません。
 私は、美作さんへの『Birthday present』を、用意して居る訳では在りませんし…。」と…。


其処で、あきらは、桜子を慰めるかの様に、言って除けるのだった。


「否…。
 俺は、桜子から、貰っただろ。」と…。


そして、そう言い乍らも、あきらは、桜子に、『ネクタイピン』を見せるのだった。


だからだったのだ。
桜子は、にこっと、笑って、あきらに、返答するのだった。


「有難う御座います。
 使用して下さって居るんですね。」と…。


其処で、あきらは、桜子に、言って除けるのだった。


「俺のお気に入りだ。」と…。


そして、更に、あきらは、桜子に、話しし始めるのだった。


「桜子…。
 明日から、俺と、旅行に行かねぇか?
 2月14日の『St.Valentine's Day』のお返しに、旅行を計画した。
 俺は、数日間の休みが取れた。
 桜子から、断られたら…。
 俺は、一人で、行くしかねぇんだけど…よ。
 桜子は、如何する?」と…。


そんな風に、あきらから、言われた桜子は、吃驚し乍らも、返答の言葉を口にするのだった。


「えっ??
 本当ですか?
 良いんですか?」と…。


だからだったのだ。
あきらは、そんな風に、驚愕顔に成って居る桜子に、笑い乍ら、更に、言って除けるのだった。


「良いから、此の旅行の計画を立てたんだろ(笑)?
 桜子と行きたく無ければ、初めから、此の旅行の計画を立てる訳ねぇだろ?
 桜子は、如何するよ?」と…。


なので、桜子は、あきらに、返答するのだった。


「はい、有難う御座います。
 ご厚意に甘えて、ご一緒させて頂きます。」と…。


という訳で…。
此の時の桜子は、すっかり、回復して居たのだ。



だが、此の時のF3&T3は、外で、あきらと桜子が仲良く話しして居る様子を、唯、ジーっと、見続けて居たのだ。
そして、F3&T3は、それぞれ、思うのだった。


“あきら(美作さん)と三条(桜子・桜子さん)は、俺等(私達)の知らねぇ(ない)間
 に、何か、有ったの(だろう)か?
 やたらと、仲良く成ってねぇ(無い)?”と…。


既に、F3&T3は、そんなあきらと桜子の異変に、気付き始めたのだった。



そして、其の後のあきらと桜子は、あきらからの3月14日の『White Day』のプレゼントとしてあきらが計画した『旅行』に、翌日の3月15日から出掛けたのだった。


そして、此の旅行を機に、あきらと桜子は、急接近して、お付き合いが始まるのだった。


勿論、此の時のあきらと桜子は、F3&T3の誰にも、まだ、其の事を、発表する気は無かったのだ。



だが、実は、3月14日の『White Day』の時点で、異変を感じ始めて居たF3&T3は、急接近し始めたあきらと桜子の事を、何か、感じ取って居たのだった。


だからだったのだろう。
F3&T3の前では、隠し切れないあきらと桜子が、其の後、其処に居たという事に成るのだった。



fin

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