総二郎&優紀【I’m crazy about you. ~お前に夢中~】 番外編①
【記念写真【I’m crazy about you. ~お前に夢中~】 番外編⑤のエピローグ
<総二郎&優紀 編>】
司とつくしの2ショット撮影を撮った後の桃乃園家の専属カメラマンは、F3&T3に、提案したのだった。
「もし、宜しければ…。
道明寺様とつくし様以外にも…。
2ショット撮影を為さいませんか?
それぞれ、皆様で、CPを決めて頂き…。
CPに分かれて頂けますか?
決まったCPから、撮影に入ります。」と…。
だからだったのだ。
総二郎は、優紀の方を観て、言って除けるのだった。
「俺は、優紀ちゃんと撮って良いか?」と…。
だからだったのだろう。
そんな総二郎からの要望に、誰もが、否定する事は無く…。
総二郎&優紀のCPで、撮影が始まったのだ。
勿論、此の時の総二郎は、無言のままで居る 優紀の手を握り乍ら…。
バックペーパー(撮影時に、後ろに在る 背景布)の前に、優紀を連れて行くのだった。
実は、総二郎&優紀のCPで、撮影が始まって直ぐ…。
総二郎は、優紀に、声を掛けるのだった。
「優紀ちゃん…。
綺麗に成ったな。」と…。
「………」
だからだったのだ。
そんな風に、総二郎から声を掛けられた優紀は、思わず、総二郎の顔を観る為に、上目遣いに、成るのだった。
勿論、此の時の優紀は、驚愕顔を顔に張り付かせて居た事は言うまでも無かったのだが…。
だからだったのかも知れない。
此の時の優紀は、唯、総二郎の顔を、上目遣いで観て居るだけで、言葉を発する事が出来ずに居たのだ。
そんな優紀に、此の時の総二郎は、唯、ニヤニヤ、笑うだけだったのだ。
そんな時だったのだ。
桃乃園家の専属カメラマンは、そんな優紀に、声を掛けるのだった。
「松岡様…。
西門様のお顔ばかり見詰められるのでは無く…。
此方の方も、見て頂けますか?」と…。
なので、優紀は、慌てて、カメラの方に、顔を向けるのだった。
だからだったのかも知れない。
総二郎は、更に、ニヤ付いて居たのだった。
そして、総二郎は、遊び人らしく…。
優紀に、密接し始めるのだった。
だが、優紀とて、そんな総二郎を拒む事も出来ないのだ。
何故なら…。
其の時の総二郎と優紀は、2ショット撮影中…だったのだから…。
そして、其の後…。
総二郎と優紀の2ショット撮影は、どんどん進み、終わりに近付いて居た頃…。
桃乃園家の専属カメラマンは、総二郎に、声を掛けるのだった。
何故なら…。
桃乃園家の専属カメラマンは、思えたから…だったのだ。
“西門様なら、遣って下さるかも知れない。”と…。
なので、桃乃園家の専属カメラマンは、総二郎に、提案し始めるのだった。
「西門様…。
松岡様の後ろに回って頂き、『Back hug』をして頂けますか?」と…。
そんな桃乃園家の専属カメラマンからの提案に、総二郎は、無言のままで、優紀の後ろに、回り、優紀の後ろから優紀の首元に、腕を回そうとして居たのだ。
だが、優紀も、元々、つくしと同じで、初心なのだ。
そんな総二郎に、ビクッと、成り乍らも…。
此の時の優紀は、そんな桃乃園家の専属カメラマンからの提案に、応え様とするのだった。
そんな優紀に、気を良くした総二郎は、更に、優紀と、密着し様とするのだった。
其れでも、此の時の優紀は、そんな総二郎のする事を拒む事無く…。
総二郎のして来る事を、唯、素直に受け止めて、従って居たのだった。
だが、そんな総二郎と優紀の姿を観て居た此の時のF3&T3は、不思議に思うのだった。
何故なら…。
密着の仕方が、まるで、恋人の様に、思えたから…だったのだ。
だが、此の時のつくしは、思って居たのだった。
何故なら…。
高等部当時のつくしは、バイト中に、優紀から、其の事を聞いて知って居るのだ。
総二郎と優紀の『初めて』の日の事を…。
だからこそ…。
此の時のつくしは、そんな総二郎を観て居て、思って居たという訳だったのだ。
“エロ門の奴‼
いい加減にしろっつーの‼
優紀が、怯えてるじゃ無いの‼”と…。
だが、此の時の優紀は、怯えて居る訳では無かったのだ。
積極的過ぎる総二郎に対して、戸惑って居るというのか?
驚愕して居るというのか?
唯、心臓が、バクバクと、鳴って居る様な感じで居る優紀だったのだ。
実は、此の時の総二郎は、そんな優紀が、其処に居る事自体…。
分かって居たのだ。
何故なら…。
優紀の心臓が、ドキドキと、躍って居るで在ろう事は、此の時の総二郎にとって、百も承知だったのだ。
実は、此の時の総二郎には、作戦が有ったのだ。
其の総二郎の作戦とは…。
態と、優紀が、ドキドキする様な言葉を言って視たり…。
態度・行動をするという事だったのだ。
何故なら…。
自身の方へ、優紀の関心事を向けさせたかったのだ。
だからこそ…。
此の時の総二郎は、態と、優紀が、ドキドキする様な言葉を言って視たり…。
態度・行動をして居たりしたのだ。
其の結果…。
優紀の心臓は、かなり、ドキドキと、躍って居る様子だったのだ。
其れに、総二郎自身も、“既に、優紀ちゃんとは、そう言う関係だ。”と、言う思いで居た事で、積極的に成り過ぎて居た所は有ったのだ。
だからだったのだろう。
此の時のつくしは、そんな総二郎に対して、苛立ちを隠せない様子だったのだ。
其処で、司が、そんなつくしに、訊き始めるのだった。
「如何した?
何、怒ってんだ?」と…。
本来なら…。
此の時点に於いての司は、高等部当時の総二郎と優紀の過去は、知らない筈なのだ。
なので、“道明寺に、西門さんと優紀の過去を知られる訳にはいかない。”と、思って居た此の時のつくしは、口籠るのだった。
「何でも無いよ。」と…。
だが、司とて、高等部当時と、現在のつくしを、見て来たのだ。
つくしの様子が違う事位は、分かるのだ。
だからだったのだろう。
更に、司は、つくしに、訊き始めるのだった。
「何もねぇ訳ねぇだろ?」と…。
だが、此の時のつくしは、更に、口籠るだけ…だったのだ。
「何も、無いから…。」と…。
なので、仕方なく、此の時の司は、つくしには、其れ以上…。
訊こうとし無かったのだ。
そんな司とつくしの様子を観て居た総二郎は、撮影中にも関わらず…。
悟って居たのだった。
“牧野は、俺と優紀ちゃんの過去を知って居るという訳か?”と…。
だが、此の時の総二郎は、更に、思って居たのだった。
“まぁ~、此の事に関しては、牧野にも、当分の間…。
触れずに、居様…。
触れれば、司にも、バレる事に成るだろうから…な。”と…。
そして、総二郎と優紀の2ショット撮影は、終了して居たのだった。