喧嘩をしてしまった…<総優> 53.
<此の二次小説『喧嘩をしてしまった…<総優> 53.』は、不快に思われるやも知れな
い表現や言葉が入って折ります。
了承の程、宜しくお願い致します。>
【喧嘩をしてしまった…<総優> 51.のエピローグ】
星達を見て、唯、うっとりして居た優紀を、未だ、『Back hug』の状態で、抱き締めて居た総二郎は、優紀に、言って除けるのだった。
「優紀が、言う様に…。
俺が、『星』に負けてねぇと言うのなら…。
褒美をくれるよな?」と…。
だからだったのだろう。
優紀は、そう言って来た総二郎の方に顔を向けて、訊き返すのだった。
きょとんとした顔付きで…。
「褒美…ですか⁉」と…。
実は、此の時点に於いての優紀は、星達に夢中に成って居た事も有り、既に、忘れて居たのだ。
総二郎が、自身に、言って来た言葉も…。
また、自身が、総二郎に、返答した言葉も…。
所謂、星達に夢中に成って居た此の時の優紀は、既に、『褒美』の件は、忘れてしまって居たのだ。
だからだったのかも知れない。
此の時の優紀は、総二郎が、『褒美』と、言って来た言葉に、驚愕して居たのだろう。
【総二郎と優紀の会話…。
「じゃあ、何時だったら、良いんだよ?
今迄、俺は、優紀から、放って置かれたんだぞ。
其れでも、俺は、ちゃんと、大人しくしてただろ?
そんな俺に、褒美はねぇのかよ?」と…。
「明日の仕事に、支障ない程度なら…。」と…。 】
勿論、優紀に、『褒美』と、言った此の時の総二郎の目付きも、また、色っぽい、大人な男の目付きに成って居たのだ。
だからこそ…。
此の時の優紀は、総二郎に、「褒美…ですか⁉」と、そう訊いた後…。
そんな総二郎の目付きを観た事で、優紀は、漸く、思い出すのだった。
リムジンに乗車してからの総二郎と自身の会話の事を…。
だからこそ…。
此の時の優紀は、総二郎の方に顔を向けて、「褒美…ですか⁉」と、訊き返して居たのだが…。
此の時の優紀は、思い出した事で、速攻で、前に向き直そうとして居たのだ。
だが、此の時の総二郎は、既に、そんな優紀の行動は、分かり切って居たのだ。
だからだったのだろう。
此の時の総二郎は、前に向き直そうとして居た優紀の顔を押さえるのだった。
そして、此の時の総二郎は、素早く、優紀の顔を押さえたままで、優紀の身体を半回転させて、自身の方へ、向かせるのだった。
此れで、漸く、総二郎は、優紀をホールドさせる事に、成功して居たのだ。
所謂、此の時の総二郎は、優紀を真正面から、抱き締める事に成功して居たという訳だったのだ。
そして、其の後の総二郎は、優紀をホールドさせたままの状態で、言って除けるのだった。
「優紀…。
何で、俺から、逃げ様としてんだよ?
俺から、逃げられると思ってんのか?
な、訳ねぇだろ?
如何足掻いても、優紀は、俺から、逃げらねぇっつーの‼」と…。
だからだったのかも知れない。
優紀も、総二郎と同じ事を、考えるのだった。
“確かに…。
西門さんから、逃げられる筈無いよね?”と…。
何故なら…。
もし、優紀が、総二郎から逃げられるとする成らば…。
もう既に、逃げて居ても、可笑しく無い筈なのだ。
だが、今の優紀は、既に、総二郎から、ホールドされたままの状態だったのだ。
だからこそ…。
今の優紀は、既に、総二郎から、逃げられない状況と云えたのだ。
と言う事は…。
優紀は、そんな総二郎に、観念したかの様に…。
此処(総二郎のマンションの部屋)に、就いて来たのだから…。
そして、総二郎は、そんな優紀に、再度、訊き始めるのだった。
「で、俺に、褒美は、ねぇの?」と…。
なので、優紀は、取り敢えず、訊き返すのだった。
無駄な抵抗だと思い乍らも…。
「褒美は、何が、欲しいですか?」と…。
其処で、総二郎は、そう訊いて来た優紀に、分かり易い様に…。
しかも、色っぽく、言い返すのだった。
「優紀…。」と…。
「………」
唯、優紀の心の中では、思うのだった。
“やっぱり…。
訊く間でも無かった。
無駄な抵抗だったみたい…。”と…。
だからだったのかも知れない。
此の時の優紀は、其れ以上…。
総二郎に、言い返す言葉を失うのだった。
何故なら…。
此の時の優紀は、総二郎から、ホールドされたままの状況だったので…。
総二郎の顔は、見えて居なかったのだ。
だが…。
総二郎の声は、はっきり、優紀の耳にも、届いて居たのだ。
其れが、色っぽい音色だったという訳なのだ。
だからこそ…。
此の時の優紀は、総二郎に、言い返す言葉を失う程だったのだ。
だが…。
此の時の総二郎は、そんな優紀の状況は、分かり切って居たのだ。
自身が、優紀をホールドして居るままだったので、優紀の顔は、見えて居なくても…と言う事は確かだったのだ。
其処で、総二郎は、更に、優紀に、訊き始めるのだった。
「優紀…。
良いんだよな?
約束は、約束だよな。」と…。
其処で、優紀は、頷くしか無かったのだ。
という訳で…。
総二郎は、其のまま、優紀を抱き上げて横抱きにして、ベッドルームに、連れて行くのだった。
だからだったのだろう。
素早い総二郎のそんな行動に、此の時の優紀は、驚愕だったのだ。
何故なら…。
優紀が、頷いたとほぼ同時位に、総二郎の手は、優紀の身体を横抱きにし始めて居たのだ。
だからだったのだろう。
此の時の優紀が、そんな総二郎の行動に、驚愕し無い筈等無かったのだ。
という訳で…。
漸く、総二郎と優紀は、初めて、恋人としての夜を過ごすのだった。
何故なら…。
今迄は、総二郎だけが、恋人として、優紀に、接して来たのだ。
だからこそ…。
此の時の総二郎は、思うのだった。
“此れで、優紀にも、『セフレ』とは、言わせねぇぞ‼”と…。
だが、優紀自身、そう思って居なかったし…。
そんな風に、思っても居なかったのだが…。
<此の二次小説『喧嘩をしてしまった…<総優> 53.』は、短めで、終了して折ります
事を、お詫び申し上げます。
了承の程、宜しくお願い致します。>