tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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総二郎&優紀【I’m crazy about you. ~お前に夢中~】  番外編③



優紀は、此れ迄、総二郎の事を意識し無い様にして来たのだ。


所謂、此の時の優紀の心情からすれば…。
優紀は、態と、意識し無い様にして居たと言っても、過言じゃ無かったのだ。


何故なら…。
高校生の頃の優紀は、総二郎から受け入れてもらえなかったのだ。


だからこそ…。
高校生の頃の優紀は、つくしが、行方不明に成って居た事も有り…。
そーっと、総二郎から離れたのだから…。



だが、F4&T4で撮ったT4の振袖の『記念写真』…。
そして、2月14日の『St.Valentine's Day』…。
そして、桃乃園家での『雛祭り』パーティー後…。
そんな総二郎が、優紀に、接触し始めたのだ。


優紀にして視れば…。
『寝耳に水』状態だった事は言うまでも無かったのだ。


だからこそ…。
此の時の優紀は、そんな総二郎の行動が、不思議で仕方なかったのだ。



そして、3月14日の『White Day』…。
優紀自身…。
F4から(2月14日の『St.Valentine's Day』)の『チョコ』のお返しは、実は、期待して居なかったのだ。


何故なら…。
此の時の優紀は、F4の4人それぞれから、“お返しが有る訳無い。”と、思えたからだったのだ。


なので、F4の4人それぞれから、T4の4人それぞれにお返しが無くても…。
また、T4には、F4で纏めて、一つの物で、プレゼントされたとしても…。
此の時の優紀には、不思議に、思わなかったのだ。



だが、3月14日の『White Day』の日の総二郎は、ちゃんと、優紀に、プレゼントを用意して居たのだ。


何故なら…。
此の日の総二郎は、優紀に、告白するつもりで居たのだ。



実は、優紀が、綺麗に変貌して居た姿に、以前の自信無さ気な優紀の姿は、何処にも無く…。
優紀の見た目は、自身に満ち溢れて居る様に、此の時の総二郎には、見えて居たのだ。


だからだったのだろう。
総二郎は、思って居たのだった。


“きっと、優紀ちゃんは、今迄に、良い恋愛をして来たのだろう。
 けど…よ。
 俺の事を思ってくれて居た頃の優紀ちゃんよりも、今迄に、優紀ちゃんが、良い恋愛をし
 て来たというのなら…。
 俺は、ちょっと、そいつに、焼けるかも…な。”と…。


だからこそ…。
此の時の総二郎は、優紀に、其の事を確かめたく成って居たのだった。



そして、3月14日の『White Day』の当日…。
総二郎は、優紀に、何時(いつ)、声を掛け様か?
悩んで居たのだ。


だからだったのだろう。
普段、落ち着き払って居る筈の此の日の総二郎は、優紀の姿ばかり、目で、追って居たのだった。
勿論、F3にバレない様に、目で、追って居た事は言うまでも無かったのだが…。



そして、頃合いを見て、総二郎は、優紀に、声を掛けたのだった。


「優紀ちゃん…。
 今、良いか?」と…。


そして、総二郎は、優紀を連れ出すのだった。



実は、此の時のF3&T3は、各々で、話し始めて居たのだった。


司とつくしは、何時も通り…。
ソファに座って、話しして居たのだ。


そして、あきらと桜子は、別の場所にて、話しして居たのだ。


そして、類は、何時も通り…。
司とつくしが座って居るソファとは、別のソファに寝転がって居たのだ。


そして、滋は、何時も通り…。
料理に、夢中だったのだ。


というか?
此の日の滋は、デザートに夢中だったのだ。



だからこそ…。
総二郎は、優紀を連れ出せたという訳だったのだ。
F3&T3の目を盗んで…。



そして、総二郎は、優紀に、話しし始めるのだった。


「優紀ちゃん…⁉
 ほんとに、優紀ちゃんは、変わったよな。
 良い意味で…。」と…。


だからだったのだろう。
此の時の優紀には、総二郎が、そう言って来た話しの意図が見えなかったのだ。


だからだったのかも知れない。
此の時の優紀は、そう言って来た総二郎に、訊き返すのだった。


「西門さん…。
 申し訳在りません。
 西門さんの仰って居る話しの意図が、今の私には、見えないんですが…?」と…。


なので、総二郎は、優紀に、笑い乍ら、言い始めるのだった。


「(笑)
 きっと、優紀ちゃんは、今迄に、良い恋愛をして来たんだろうな?
 俺の観てねぇ所で…。」と…。


実は、此の時の総二郎は、自分自身で、そう言い乍らも、苦笑いだったのだ。



なので、此の時の優紀は、驚愕し乍らも、そんな総二郎の話しに、返答するのだった。


「えっ??
 私が、恋愛ですか?」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時の総二郎には、思っても視なかった言葉が、優紀から、聞こえて来たのだ。


だからだったのだろう。
此の時の総二郎は、そんな優紀に、訊き返すのだった。


「ああ。
 優紀ちゃんは、良い恋愛をして来たんだよな?
 あの頃の俺が、優紀ちゃんに、言った通り…。
 だからこそ…。
 こんなに、良い意味で、綺麗に、変貌したんだろ?
 違ぇか?」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時の優紀は、更に、そんな総二郎に、訊き返すのだった。
笑い乍ら…。


「(笑)
 西門さんの御期待に添う事が出来ず…。
 今迄に、私は、恋愛して来ませんでした。
 高校3年生だった頃の私は、受験勉強に、必死で、恋愛処では在りませんでしたし…。
 其れに、大学時代は、ゼミとか…、バイトとか…。
 忙しくして居たので、恋愛処では在りませんでした。
 其れに、教授から、進められた事で、其の頃の私は、目指したモノが有ったんです。」と…。


だからだったのだろう。
総二郎は、そんな話しを、優紀から聞いた事が無かったので、驚愕するのだった。


だからこそ…。
此の時の総二郎は、そんな優紀に、訊いて視たのだった。


「教授から、何を進められたんだ?」と…。


なので、優紀は、話しし始めるのだった。


「ゼミの担当教授から…。
 “貴女は、教師に向いて居る。”と、仰って頂いて…。
 其の当時の私は、“目指して見様かな?”と、思える様に成って居たんです。
 で、『教職』の講義を受ける様に成ったんです。
 其の後、『教員採用試験』を受けたんです。
 そうしたら…。
 受かったんです。
 だから…。
 4月からの私は、桃乃園学園の国語教師に成る事に決まりました。」と…。


なので、総二郎は、優紀に訊くのだった。


「其れって…。
 もしかし無くても…。
 牧野の影響か?」と…。


だからだったのだろう。
優紀は、驚愕と共に…。
言って除けるのだった。


「えっ??
 『桃乃園学園』の『教員採用試験』を受けた頃の私は、実は、知らなかったんです。
 『桃乃園家』が、つくしの実家だと言う事を…。
 実は、『桃乃園学園』の『教員採用試験』を受けたのは、大学のゼミの担当教授からの推
 薦だったんです。
 だからこそ…。
 『桃乃園家』が、つくしの実家だと言う事を知った時の私は、驚愕したんです。
 でも、今では、結局…。
 “つくしと再会する運命だったのかも知れないなぁ~”と、思える様に成りました。
 だから…。
 今はまだ、つくしには、勿論ですが…。
 F3&T3の皆さんには、黙って置いて下さいませんか?
 つくしには、私から、話しをして、吃驚させたいと思って居るんです。」と…。



だからだったのだろう。
総二郎は、優紀に言って除けるのだった。


「じゃ…よぅ?
 俺が、優紀ちゃんと、“付き合いてぇ‼”と、言えば…。
 優紀ちゃんは、何て、俺に、返答する?」と…。


だからだったのだろう。
優紀は、そんな総二郎に、驚愕顔を顔に張り付かせたまま…。
言ってしまうのだった。


「へっ??
 其れは…難しいと思います。
 私が、4月から、教師に成ると言う事は、教師1年目の立場です。
 其れに…。
 つくしは、道明寺さんとお付き合いして居ると言っても…。
 桃乃園総帥から、全面的に、許された訳では無い様ですし…。
 なので、今の私は、誰とも、お付き合いする気は、有りません。」と…。


だからだったのだ。
総二郎は、方向転換するのだった。


「分かった。
 じゃ…よ。
 仲間だけじゃ無く…。
 俺と、友達以上恋人未満で、付き合ってくれねぇか?」と…。


其れには、此の時の優紀は、更に、驚愕顔が、顔に張り付いたまま…だったのだ。



そして、此の日の総二郎は、結局の処…。
3月14日の『White Day』の為のプレゼントを、優紀に渡しそびれた形と成って居たのだった。

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