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喧嘩をしてしまった…<総優>  57.<White Day 編>



【喧嘩をしてしまった…<総優>  1.のエピローグ】


総二郎と優紀は、付き合い出して、早4年目に成ったのだ。
其の付き合いは、総二郎が、勝手自ら決めた付き合いの日から、『4年目』という意味だったのだ。


云わば…。
総二郎と優紀が再会して、再び、そう言う関係に成って、やっと、優紀が、総二郎との付き合いに納得して、4年目という意味だったのだ。



そして、総二郎は、“そろそろ、優紀に、プロポーズし様‼”と、考えて居たのだ。
其の日は、3月14日の『White Day』の日だったのだ。



実は、総二郎が、そう考える様に成ったのは、自身の母親で在る 西門流 家元夫人からの強い要望が有ったからだったのだ。



優紀は、総二郎と付き合って居る間も、滋の下で、秘書の仕事をし続けて居たのだ。
勿論、其れは、総二郎と滋との約束でも有ったのだ。
唯、滋が、其れ以上に、総二郎には、要望して居た事が有ったのだ。


其れは、「優紀が、もし、ニッシーと、結婚したとしても、暫くの間、優紀には、秘書の仕事を続けさせて欲しい。」という要望だったのだ。


だが、此の時点での総二郎は、そんな滋からの要望には、応えられそうに無かったのだ。


何故なら…。
優紀が妊娠してしまったから…だったのだ。



実は、此の時の総二郎にとっても、予定外だった事は言うまでも無かったのだ。
勿論、総二郎は、“そろそろ、優紀に、プロポーズし様‼”と、考えて居た事は、事実だったのだ。


だが、“まさか、優紀が、妊娠するとは…。”と、此の時の総二郎は、頭を抱えて居た事も、また、事実だったのだ。


勿論、優紀が妊娠した事は、此の時の総二郎とて、嬉しくない筈が無いのだ。



だが、実は、総二郎は、自身の母親で在る 西門流 家元夫人から、言われて居た事が有ったのだ。


「総二郎…。
 分かって居らっしゃるとは、思いますが…。
 西門流 次期家元の貴方が、間違っても、過ちを犯さない様に…。
 宜しいですわね。
 総二郎…。」と…。


此の時の総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人が、自身の息子で在る 総二郎に、伝えた『過ちを犯さない』とは…。


勿論、未だ、総二郎と優紀は、結婚もして居ない…。
ましてや、婚約発表も、まだ、済ませて居ない…。
そんな状況で、『優紀を妊娠させない』と、いう意味だったのだ。


此の事の意味を理解して居るからこそ、此の時の総二郎は、頭を抱えて居たという訳だったのだ。



だが、やはりと言えば、やはりなのだが…。
特に、“T3から…。”と、言う事は否めないのだが…。
此の時の総二郎は、F3&T3から、責められ続けて居たのだった。


実は、滋は、体調の悪い優紀の様子から、何かを汲み取って居たのだった。


だからこそ…。
滋の声掛けで、F4&T4は、集まって居たという訳だったのだ。



だからだったのかも知れない。
特に、つくしは、何時も通りと云えば、何時も通りでは在るのだが…。


「エロ門‼」に、始まり…。
「いい加減にしろ‼」で、終わる。


其れに対して、誰も、咎める者も居ない。
絶対的なアウェー状態の中…。
総二郎は、一人耐えなくては成らないのだ。


だからこそ…。
此の時の総二郎は、一人、心の中で、思うのだった。


“普通、其処は、F3が、俺をフォローするべきだろ⁉”と…。


だが、F3の誰も、そんな総二郎に、フォローし様とする者も現れない程だったのだ。
其れは、まるで、「お前が、悪ぃ(悪い)‼」と、F3の誰もが、言って居るかの様…だったのだ。


だからこそ…。
此の時の総二郎は、一人、此の状況に、耐えるしか無かったのだ。



そして、此の時の総二郎は、また一人、戦わなくては成らない人物と、対面して居たのだった。


其れは、滋だったのだ。
先ず、此の時の滋は、総二郎に、愚痴を言い始めるのだった。


「ニッシー…。
 約束が、違うんだけど…。
 如何言う事かしら?」と…。


だからだったのだ。
此の時の総二郎は、そんな滋に、言って除けるのだった。


「はぁ~??
 約束は、守っただろ?
 俺と滋が約束してから、3年は経ってる。
 と言う事は、俺と滋が約束してからの優紀は、少なくとも、3年は、滋の秘書の仕事を、
 遣り続けた事に成る。
 だから…。
 俺は、滋との約束は、守った事に成る。
 以上…。」と…。


其処で、滋は、腹立ち紛れに、総二郎に、言って除けるのだった。


「あのねぇ~⁉
 私が、ニッシーに言ったのは、“優紀が、もし、ニッシーと、結婚したとしても、暫くの
 間、優紀には、秘書の仕事を続けさせて欲しい。”と、言う事だった筈よね?
 まだ、ニッシーは、優紀に、プロポーズもして居なければ…。
 婚約発表も済ませて居ない。
 なのに…。
 其の前に、優紀は、妊娠した。
 此れは、正しく、約束違反でしょ‼
 今、私は、凄く、後悔して居るわよ‼
 “友人の間だから…。”と、契約書を取り交わさなかった事を…。
 ニッシー…。
 聞いて居るの?
 私の話し…。」と…。
「………」


だからだったのだろう。
此の時の総二郎は、そう言って来た滋に、何も、言い返せずに居たのだった。



だからだったのだ。
此の時の総二郎は、慌てるかの如く…。
3月14日の『White Day』の日に、総二郎は、優紀に、プロポーズをしたという訳だったのだ。 
勿論、此の時の総二郎は、優紀の歳の数だけの薔薇の花束 と ピンクゴールドのハートのダイヤのリング(婚約指輪)を、優紀に手渡した事は、事実だったのだ。


そして、総二郎は、優紀に、話しし始めるのだった。


「優紀…。
 俺は、優紀から、“妊娠2か月だ。”と、言われた時…。
 正直、嬉しいのと、“遣っちまった。”と、思った事と…。
 俺の中では、パニックってしまった。
 けど…。
 今は、“此れで、優紀を手放さなくて良いんだ。”と、嬉しい気持ちで、一杯だ。
 だから…よ。
 優紀…。
 俺と、結婚してくれ‼」と…。


だが、此の時の優紀は、そう言って来た総二郎に、静かに、話しし始めるのだった。


実は、総二郎と付き合い始めた頃の優紀は、総二郎から、名前呼びする様に、強要されて居たのだ。
なので、優紀は、『西門さん』呼びから、『総二郎さん』呼びに、変わって居たのだった。


「総二郎さん…。
 嬉しいです。
 有難う御座います。
 でも…。
 先ずは、滋さんに相談して、そして、滋さんから、了承して貰ってから…で、無いと…。
 今の私は、何とも言えないと思います。」と…。


だが、其処で、そう言って来た優紀に怒ったのは、総二郎だったのだ。


「はぁ~??
 俺が、優紀に訊いてるのは、優紀自身の気持ちだろ?
 俺がした渾身のプロポーズを、優紀は、何も答えねぇのか?
 いい加減にしろよ‼
 其れでも、優紀は、俺よりも、滋の立場を、優先すんのかよ?
 其れって…よ。
 聞き様に寄っては、俺の優紀への想いは、蔑ろか?」と…。


其れでも、大河原グループは、優紀にとって、4年以上もお世話に成った会社なのだ。


“そんな会社を、蔑ろには出来ない。”と、此の時の優紀は、そんな風に、感じて居たのだった。


だからだったのだ。
此の時の優紀は、総二郎に、言って除けるのだった。


「そんな事は、有りません。
 総二郎さんのお気持ちも、仰って頂いて居る意味も…。
 私には、全て、分かって居ます。
 ですが…。
 大河原グループという会社は、私を、此処迄に、育てて下さった会社です。
 ですから…。
 先ずは、滋さんに、お話ししたいんです。
 其れからでも…良いですか?」と…。


だが、総二郎にとっては、其れこそ、優紀には、自身を優先して欲しかったのだ。


だからこそ…。
此の時の総二郎は、そんな優紀に、言えた言葉だったのだ。


「優紀の気持ちは、俺にも、分かった。
 けど…。
 やっぱ…。
 俺を優先しろよ‼
 お前は、何時迄経っても、変わんねぇな⁉」と…。


だからだったのだ。
優紀は、驚愕するのだった。


「えっ??」と、言い乍ら…。

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