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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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タマの思い【I’m crazy about you. ~お前に夢中~】  番外編



【I’m crazy about you. ~お前に夢中~  70.のエピローグ<タマの思い>】


タマは、楽しみにして居たのだ。
司とつくしの結婚後の事を…。


実は、タマは、婚約中の司とつくしの住まいに関して、司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保から、訊いて居たのだった。


「司とつくしさんの現在の住まいは、二人が結婚する迄…。
 司の個人名義で建てたマンションと云う事に成った。」と…。


だからだったのだ。
此の時のタマは、思って居たのだ。


“婚約中の間…。
 司坊っちゃんとつくしの住まいが、(司の個人名義で建てた)マンションだったとして
 も…。
 司坊っちゃんとつくしのお二人の結婚後の住まいは、此の道明寺邸に成るだろうさ
 ね。”と…。


此の時のタマには、何処か、確信して居るかの様に、思えて居たのだった。



だが、其の後…。
此の時のタマは、日本に帰国中だった司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保に寄って、事実を告げられる事と成ったのだった。


「司とつくしさんの結婚後も、婚約中の司とつくしさんの二人が、住まいにして居た(司の
 個人名義で建てた)マンションと云う事に成った。
 実は、桃乃園総帥との協議の結果…。
 其の方が、両家にとっても、幸せに成る方法だろうと、判断した。
 寄って…。
 今後も、相変わらず…。
 司とつくしさんは、(司の個人名義で建てた)マンション住まいと成る。」と…。


だからだったのだろう。
此の時のタマは、そう話しして来た司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保に対して、言葉少な(ことばずくな)だったのだ。


「仕方無いでしょ。」と…。



だが、本来の此の時のタマの思いは、そうでは無かったのだ。


云わば…。
がっかりして居たのだ。


何故なら…。
此の時のタマの思いは、“司坊っちゃんと…。”と、いう寄りも…。
道明寺邸で、つくしと一緒に住める事を、実は、楽しみにして居たのだ。


だからこそ…。
司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保から、其の話しの内容を聞かされた時のタマは、がっかりだったのだ。


という訳では無かったのだろうが…。
此の時のタマの思いというのは、がっかりという寄りも、ショックだと言っても過言じゃ無かったのだ。



そして、そんなタマの思いは、司に向けられるのだった。


偶々、司が、荷物を取りに、道明寺邸に、帰って来た時の事だったのだ。


司は、タマに、責められて居たのだった。


「坊っちゃん…。
 旦那様から、お聞きしました。
 坊っちゃんとつくしの住まいは、今のまま…。
 (司の個人名義で建てた)マンションだそうですね。
 タマは、此処(道明寺邸)で、つくしと一緒に住める事を、楽しみにして居たんですが…
 ね。
 如何も、タマのそんな思いは、報われない様ださね。」と…。


だからだったのだろう。
司は、そう言って来たタマに、言って除けるのだった。


「仕方ねぇだろ⁉
 今の立場的には、うち(道明寺家)は、桃乃園家寄り、下の立場だ。
 もし、桃乃園総帥を怒らせれば…。
 俺は、つくしとは、一生、結婚出来ねぇかも知れねぇ⁉
 マジで、桃乃園総帥も、そんな話しをして居たし…な。
 だから…よ。
 今は、桃乃園総帥の考えに従うしかねぇんだよ。
 だから…。
 タマ…。
 時期が来る迄、待ってろ‼」と…。


だが、此の時のタマは、思うのだった。


“そんな時期は、何時(いつ)来るんだろうさね。”と…。


だからこそ…。
此の時のタマの返答の言葉は、実は、素っ気無いモノだったのだ。


「そんな日が、来るんでしょうかね?」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、そう言い返して来たタマには、苦笑いだったのだ。



だが、此の時のタマは、司に、要望する事だけは、忘れて居なかったのだ。


「タマは、つくしと一緒に住む事が出来なくても…。
 遊びには、来て貰いたいもんださね。
 なので、坊っちゃんは、つくしを連れて、遊びに来て下さいまし…よ。」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、そう言って来たタマに、思うのだった。


“タマは、新婚の俺とつくしの二人だけの生活を、邪魔する様な事を言うんじゃねぇ
 よ‼”と…。


だが、『YES』の言葉を待って居るで在ろう タマに、司が、『YES』と、言わなければ、後々、大変に成ると言う事を、司は、嫌と言う程、知って居るのだ。


だからだったのだろう。
此の場を切り抜ける為に、此の時の司は、態と、『YES』と、言う言葉を口にする事にしたのだった。
勿論、曖昧な言葉振りだった事は言うまでも無かったのだが…。


「俺とつくしの時間が合えば…な。」と…。



だからだったのだ。
此の時のタマは、司の背中を、思いっ切り、叩いて魅せたのだ。


何故なら…。
ささやかなそんなタマの願いを、司が、応じ様として居ない事位…。
此の時のタマには、分かり切って居たのだから…。


だからだったのだろう。
此の時のタマは、そんな司の背中を、思いっ切り、叩き乍ら、言って除けるのだった。


「坊っちゃん…‼」と…。


なので、此の時の司は、そんなタマに思うのだった。


“バレてたのか?”と…。


だからだったのかも知れない。
此の時の司の顔付きは、苦笑いだったのだ。



だが、此の日…。
司とつくしの住まいで在る (司の個人名義で建てた)マンションに帰って来た司は、そんなタマの思いを、つくしには、伝えなかったのだ。


何故なら…。
そんなタマの思いを、つくしに伝えれば…。
つくしは、自身を置いて、タマと会う為に、道明寺邸に出向く事は間違い無いのだ。


そう成れば…。
自身が寂しい思いをし無ければ、成らないのだ。


だからだったのだ。
此の時の司は、そんなタマの思いを、つくしに伝える事は無かったのだ。



だが、そう言う事は、何れは、バレるモノ…。
其の後の司は、タマとつくしから、徹底的に、怒られる事と成るのだった。



fin



<此の二次小説『タマの思い【I’m crazy about you. ~お前に夢中~】  番外編』は、短
 めに成っております事をお詫び申し上げます。
 了承の程、宜しくお願い致します。>

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