tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

記憶を失って…<つかつく>  4.





司がNYに渡米して2年半が経った。


滋は司の傍に居る事に限界を感じていた。


滋は、楓に相談を持ち掛けていた。


「おば様、私は司の役には立たなかったようです。
 私が傍に居ると段々、酷く成って居るように感じるんです、司の横暴さが…。」


それは楓も感じていた。
2年半前と司の目付きも変わって来ていた。


「滋さん、貴女には辛い思いをさせました。
 申し訳なく思っています。
 許して下さいね。」
「許すだなんて…。
 私が勝手に司を好きに成ってしまったんです。
 司には、やはり、つくしだと思うんです。
 如何か、司につくしを会わせて上げて下さい。
 私の最後のお願いです。」
「有難う、滋さん‼」


こうして、滋は司から離れ、司と滋の婚約解消の報道と共に、滋は日本の地に着いた。


道明寺HDと大河原財閥は、提携合意を解消せざるを得なかった。
また、大河原財閥より、多額の慰謝料の請求書が楓宛に届いたのは言うまでも無かった。


楓は頭を抱えるしか出来なかった。



滋が日本に帰った事、司と滋の婚約は解消された事、大河原財閥との提携合意は解消された事は、司に伝えられた。


それでも尚、司は楓に悪態を付いた。


「俺の2年半を返しやがれ‼
 俺が求めていた物、全てが俺の手から落ちてしまったんだぜ⤵。
 如何してくれる‼」


楓は司の言葉に驚愕していた。



その後、楓は至急、つくしの情報を調べる様に伝えたが、2週間後、返って来た言葉は、“情報が掴めなかった。”と、言う事だけだった。
所謂、『牧野つくし』の戸籍が抹消されていると言う事だった。


これ以上の『牧野つくし』の追跡は不可能との判断が為された。


この事は、司にも西田を通して伝えられた。


『成す術が無い』のだと…。


司は落胆の色が濃くなり、更に、楓に辛当たりする様に成っていた。


この頃の楓は自責の念を口にする様に成っていた。
『如何すれば良いのか?』と…。



一方、司は、滋との婚約解消後も司の変貌振りは収まる事を知らず、つくしの所在が分からない事に、更に苛立ち、見る者、全てを傷付けた。


司を抑えらる者等、親の楓で冴え、不可能な状態だった。


誰の眼から見ても、今の司は、人間的要素は微塵も感じられなかった。
顔は般若の様、心は悪魔に乗っ取られたのではないか?』と、言われる程に…。



楓は、このままでは、『道明寺HDの未来が危ぶまれる』と、危惧する程に…。


楓はこれ以上、成す術がない事に、頭を悩ませるしか報が無かった。



しかし、楓の危惧が杞憂に終わる日が来ようとは、この時の楓には知る由も無かった。



道明寺家と大河原家の婚約解消が成立してから、既に、3年半が経っていた。






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