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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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喧嘩をしてしまった…<総優>  58.



【喧嘩をしてしまった…<総優>  57.<White Day 編>のエピローグ】


総二郎は、優紀の驚愕振りに、呆れて居たのだった。


だからだったのだろう。
此の時の総二郎は、「えっ??」と、言い乍らも、驚愕したままの優紀に、更に、言って除けるのだった。


「“えっ??”…じゃねぇだろ?
 お前は、誰のガキを、腹に抱えてんだよ?
 優紀の腹の中に居るガキの父親は、誰だよ?
 俺だろ?
 何で、俺が言った言葉に、一々、優紀が、驚愕する必要が有る?
 だったら…よ。
 優紀は、何も言わず、素直に、俺の中に、飛び込んで来いよ‼」と…。
「………」


だが、優紀は、不安だったのだ。
西門家だけじゃ無く…。
西門流の中に入る事が…。


だからこそ…。
此の時の優紀は、滋の事を持ち出して、逃げて居る様な言葉が、口から出て来たのかも知れない。



其れでも、何も言って来ない優紀に、此の時の総二郎は、痺れを切らしたかの如く…。
更に、言って除けるのだった。


「明日、親父とお袋の所に、優紀の妊娠の報告を、伝えに行くぞ‼
 序に、優紀に、プロポーズをした事も伝えるから…な。」と…。


だが、此の時の優紀は、其れでも、拒む様な素振りを魅せるのだった。


「でも…。」と…。


だが、此の時の総二郎は、其れ以上、優紀に、言わせなかったのだ。


何故なら…。
優紀からの返答の言葉は、間違い無く、拒む言葉だった事は、総二郎にも、理解されて居たから…だったのだ。


なので、此の時の総二郎は、優紀の代わりかの如く…。
話しし始めるのだった。


「優紀の言いてぇ事は、俺には、分かってる。
 俺が、パニクってしまった事を、優紀に話しした事で、優紀は、其の事が気に成ってんだ
 ろ?
 そりゃあ、パニクるだろ?
 勿論、俺は、“そろそろ、優紀に、プロポーズし様‼”と、考えて居た。
 だから…よ。
 “何時(いつ)、優紀が、妊娠しても良い。”と、覚悟が出来て居た事も事実だった。
 けど…な。
 俺は、優紀の覚悟が、まだ、出来てねぇ事は、気付いてたし…よ。
 優紀が、俺との事は、まだまだ、恋人としてしか考えてねぇ事も分かってた。
 だから…な。
 正直、“遣っちまった。”と、思った事は、事実だ‼
 其れに…な。
 優紀の妊娠は、俺にとって、予定外の妊娠だった事も、事実だ。
 だから…な。
 俺も、油断しちまって居たんだろうけど…な。
 俺が、一番心配して居た事は、優紀が、まだまだ、覚悟が出来てぇのに…。
 “俺の優紀への想いだけで、優紀を妊娠させる訳には、いかねぇ‼”と、思って居た事も、事
 実だったんだよ。
 だから…な。
 一瞬は、“まさか、優紀が、妊娠するとは…。”と、パニクってしまったのかも知れねぇ
 な。」と…。



そして、此の時の優紀は、総二郎の話しを聞いて、漸く、総二郎の自身への想いを、悟るのだった。


だからこそ…。
此の時の優紀は、思うのだった。


“そう言う事だったのか…。”と…。



そして、総二郎は、優紀の顔付きの変化を見て、更に、言って除けるのだった。


「実は、お袋からも、言われて居たんだよな。
 “総二郎…。
  分かって居らっしゃるとは、思いますが…。
  西門流 次期家元の貴方が、間違っても、過ちを犯さない様に…。
  宜しいですわね。
  総二郎…。”と…。
 云わば…。
 お袋は、“まだ、結婚して無い(ねぇ)段階で、優紀(さん)を妊娠させない(ねぇ)様
 に…。”と、俺に、言って来た訳だ。
 其れに、俺が、“そろそろ、優紀に、プロポーズし様‼”と、考えて居た事も…。
 実は、お袋が、俺に、言って来た事も有ったんだよ。
 “何時(いつ)に成ったら…。
  優紀さんに、プロポーズ為さるおつもりかしら…?”って…。
 だから…よ。
 優紀が、西門家に、嫁いで来る事は、親父も、お袋も…。
 大歓迎な訳だ。
 俺は、返って、松岡の(義)両親の方が、心配してるんだよな。
 我が娘で在る 優紀を、『孕ませた男』の俺の事を、許してくれるか如何かな?」と…。


だが、此の時の優紀は、総二郎の知らない話しをし始めたのだった。


「そんなに、心配される事は、無いと思いますよ。
 私の両親は、家元と家元夫人に寄って、外堀を埋められたかの様に、既に、仲良くして頂
 いて居る様ですし…。
 先日は、桜子さんのお祖母様とご一緒させて頂き、西門邸に、お邪魔して居た様ですか
 ら…。」と…。


そんな風に、知らなかった話しを、優紀から、聞かされた総二郎は、驚愕するのだった。



そして、漸く、此の時の総二郎は、納得するのだった。
自身の母親で在る 西門流 家元夫人が、自身に言って来た言葉の意図を…。


だからこそ…。
此の時の総二郎は、納得するかの様に、思って居たのだった。


“成程…な。
 お袋が、あの時、言って来た言葉の意図は、そう言う意味だったのかよ。
 勿論、お袋が言いてぇ言葉の意図の中には、世間体も有るんだろうけど…な。
 云わば…。
 優紀の(義)両親に、「詫び無くては成らねぇ事をするな‼」と、でも、俺に、言いたか
 ったんだろうな。”と…。


そして、此の時の総二郎は、そんな自身の母親で在る 西門流 家元夫人に対して、漸く、合点が行くのだった。



だからだったのだろう。
そんな風に、考えて居た総二郎は、尚も、優紀に、訊き始めるのだった。


「だったら…よ。
 何も問題ねぇだろ?
 先ずは、俺の親父とお袋に、会ってくれるか?」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時の優紀は、総二郎からの話しを聞いて、総二郎の自身への想いに、漸く、納得出来たのだ。
なので、此の時の優紀は、頷くのだった。


だからだったのだろう。
此の時の総二郎は、更に、優紀に、確認するかの様に、訊き始めるのだった。


「じゃあ…よ。
 優紀は、俺からのプロポーズも、受けてくれたと思って、良いんだよな?」と…。


なので、優紀は、更に、頷くのだった。



そして、総二郎は、優紀に手渡して置いた『ピンクゴールドのハートのダイヤのリング(婚約指輪)』を受け取り、ジュエリーケースから取り出すと…。
其の『ピンクゴールドのハートのダイヤのリング(婚約指輪)』を、優紀の左手薬指に、嵌めて遣るのだった。


そして、此の時の総二郎は、優紀を、自身の腕の中で抱き締め乍ら、再度、プロポーズの続きかの様に、優紀に、話しし始めるのだった。


「優紀の腹の中のガキは、俺と優紀との間に産まれて来るガキだ。
 俺は、其のガキの父親だ。 
 だから…な。
 俺も、優紀と一緒に、其のガキを育ててぇ‼
 俺も、優紀と一緒に、其のガキを育てても、良いよな?」と…。


だからだったのだ。
此の時の優紀は、素直な気持ちで、総二郎に、返答する事が出来て居たのだった。


「はい。」と…。


勿論、此の時の優紀は、総二郎に、「はい。」と、返答した事は、事実だが…。
まだまだ、不安で居た事も、また、事実だったのだ。


だからこそ…。
此の時の総二郎は、そんな優紀に、言えた言葉だったのだろう。


「優紀…。
 やっと、返事してくれたんだな。
 サンキュな!
 西門流の事は、心配するな。
 俺が、就いてる。
 俺が、傍に居る。
 其れに、お前の周りには、仲間も居るし…。
 お前を支えてくれる奴も居る。
 だから…な。
 深く、考えずに、俺の傍に居てくれ‼」と…。


だからだったのだ。
此の時の優紀は、漸く、素直に、総二郎に頼る決心が付いて居たのだった。


だからこそ…。
優紀は、返答する事が出来て居たのだ。


「はい。」と…。




<此の二次小説『喧嘩をしてしまった…<総優>  58.』は、短めに終わっております事
 をお詫び申し上げます。
 了承の程、宜しくお願い致します。>

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