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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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喧嘩をしてしまった…<総優>  59.



【喧嘩をしてしまった…<総優>  57.<White Day 編>のエピローグ 
 <総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人 と 総二郎との約束の会話>】


「明日、親父とお袋の所に、優紀の妊娠の報告を、伝えに行くぞ‼
 序に、優紀に、プロポーズした事も伝えるから…な。」と…。



実は、此の時の総二郎は、優紀にそう言い乍らも、覚悟して居た事が有ったのだ。


自身の母親で在る 西門流 家元夫人との約束を破ったのだ。
当然と云えば、当然な話しなのだ。


だからだったのだろう。
此の時の総二郎は、優紀には、そうは言っても、覚悟を決めたかの様に、思って居たのだった。


“お袋に、優紀の妊娠を報告すれば…。
 俺は、お袋から、責められる事は、間違い無いだろうな。”と…。



其の時に交わした総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人 と 総二郎との約束の会話とは…。


「総二郎…。
 分かって居らっしゃるとは、思いますが…。
 西門流 次期家元の貴方が、間違っても、過ちを犯さない様に…。
 宜しいですわね。
 総二郎…。」と…。


そして、此の時の総二郎は、頭を抱え乍らも、自身の母親で在る 西門流 家元夫人に、返答して居たのだ。


「ああ。
 分かってる。
 そんな事をすれば…。
 優紀の立場が危うく成るという事も併せて…。
 俺は、ちゃんと、理解してる。」と…。



だが、そんな風に、自身の母親で在る 西門流 家元夫人と約束して居た筈の総二郎だったのだが…。
油断とは恐ろしいモノで、総二郎は、優紀を、妊娠させてしまったのだ。


云わば…。
総二郎と優紀が付き合い始めて、早4年目を迎えたという総二郎の油断だったのかも知れない。


だが、事実は、事実なのだ。
優紀が、妊娠してしまった事は、事実なのだ。


だからこそ…。
総二郎の油断だったとしても、其れは、言い訳にしか過ぎないのだ。


寧ろ…。
此の時点に於いての総二郎は、“『恋愛呆け』して居たのでは無いか?”と、誰からも、疑われても仕方無い状況だったと言えたのだ。


否…。
確実に、此の時点に於いての総二郎は、『恋愛呆け』して居たのだろう。



そして、翌日と成り、総二郎と優紀は、西門邸に向かうのだった。


そして、総二郎の口から、自身の両親で在る 西門流 家元と家元夫人に、優紀の妊娠の事が、報告されたのだった。


「親父とお袋…聞いてくれるか?
 優紀が、妊娠した。
 今の優紀は、もう直ぐしたら、妊娠3か月だ。」と…。


其処で、総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人は、思って居たのだった。


“やっぱり、こう成ったのね。
 だからこそ…。
 総二郎には、あんなに、注意をしたというのに…。
 松岡のご両親に、何と、お詫びを申したら、良いのかしら?”と…。


実は、此の時の総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人は、自身の息子で在る 総二郎とは、違う意味で、頭を抱えて居たのだった。


だからだったのかも知れない。
此の時の総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人は、自身の息子で在る 総二郎に、言って除けるのだった。


「私(わたくし)は、貴方に、言って置いた筈ですわよね?
 総二郎…。
 貴方は、分かって居らっしゃるのかしら?
 貴方が、優紀さんを妊娠させたと言う事は、私(わたくし)との約束を、無にしたという
 事に成るわ。
 貴方が、優紀さんに為さった事は、松岡のご両親に対しても、申し訳無い事をしたという
 事に成るの。
 貴方は、あの時…。
 私(わたくし)に、返答為さったわよね。
 “ああ。
  分かってる。
  そんな事をすれば…。
  優紀の立場が危うく成るという事も併せて…。
  俺は、ちゃんと、理解してる。”と…。
 忘れたとは、言わせませんわよ。
 其の事を、お分かりに成って居る筈の総二郎が、優紀さんを、妊娠させたという事なのか
 しら?
 其れなら、貴方は、最低ですわね。」と…。
「………」


実は、自身の母親で在る 西門流 家元夫人から、其処迄、言われた此の時の総二郎は、直ぐには、返答出来なかったのだ。


だが、漸く、返答するも、此の時の総二郎が、言えた言葉は、詫びの言葉だけ…だったのだ。


という寄りも…。
実は、其れだけを言うだけでも、此の時の総二郎にとっては、精一杯だったのだ。


だからこそ…。
此の時の総二郎は、詫びの言葉を、自身の母親で在る 西門流 家元夫人に、言って除けるのだった。


「済まん。
 俺は、油断しちまったのかも知れねぇ。
 “此の先も、優紀と一緒に居られる。”と…。
 付き合い始めて、もう、3年以上経つんだ。
 俺が、そんな風に、思っても仕方ねぇだろ?」と…。


だが、此の場に居た総二郎の両親で在る 西門流 家元と家元夫人だけじゃ無く…。
優紀迄もが、そんな総二郎に、呆れて居たのだ。


だが、此の時の優紀とて、総二郎の両親で在る 西門流 家元と家元夫人の前では、総二郎に、何も言えないのだ。


何故なら…。
総二郎の両親で在る 西門流 家元と家元夫人は、今後、総二郎と結婚する優紀にとっても、(義)両親なのだ。


だからこそ…。
総二郎に、言いたくても、此の時の優紀は、我慢して居たのだ。
なので、此の時の優紀は、そんな総二郎に対して、思って居たのだった。


“後で、総二郎さんには、話しして置かなきゃ…。
 『油断大敵』という話しを…。”と…。


云わば…。
優紀は、言いたかったのだ。


“油断するとは…。
 物事の失敗の基…。
 云わば…。
 油断をするという事は…。
 物事が、順調に進んで居る時に、起こり易い。
 言う成れば…。
 『油断』という名の『恐ろしい敵』が存在して居るという事に成る。
 そして、注意を、少しでも、怠れば、思わぬ失敗を招く。
 だからこそ…。
 十分に気を付けるべきで在る。”と…。



そんな優紀の様子に、気が付いた総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人は、そんな優紀に、話しし始めるのだった。


「優紀さん…。
 ごめんなさいね。
 総二郎が、優紀さんにした事は、許される事じゃ無いわ。
 お互いの同意が有って、総二郎と優紀さんのお二人は、お付き合いして居る筈…。
 其れでも、お互いの同意が無ければ…。
 女性を妊娠させると言う事は、男性として、してはいけない事…。
 ましてや、総二郎は、分別の付く年齢の筈…。
 “油断をして居たから…。”と、言って…許される話しじゃ無いわ。
 総二郎…。
 此の件に関して、優紀さんに、謝りを入れたのよね?」と…。


だからだったのだろう。
総二郎は、漸く、話しし始めるのだった。


「ああ。
 優紀は、俺との結婚に、承諾してくれた。」と…。
「………」


だからだったのかも知れない。
自身の息子で在る 総二郎から、唐突に言われた此の時の総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人は、きょっとんとして居たのだ。


何故なら…。
唐突過ぎて、此の時の総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人は、言葉が出て来なかったのだ。


だからだったのかも知れない。
無言状態の家元夫人が、其処には、居たという訳だったのだ。



其処で、声を発して来たのは、総二郎の父親で在る 西門流 家元だったのだ。


実は、此の時の総二郎の父親で在る 西門流 家元は、同じ男として、自身の息子で在る 総二郎の言いたい言葉の意図が、理解出来たからこそ…総二郎に、声を掛けたのだ。


だからこそ…。
自身の妻で在る 西門流 家元夫人の代わりかの如く…。
自身の息子で在る 総二郎に、訊き始めるのだった。


「総二郎…。
 と言う事は…。
 優紀さんに、プロポーズしたと言う事か?」と…。


だからだったのだろう。
総二郎は、声を大にして言わなかった迄も…。
其れでも、此の時の総二郎は、誇らし気に、返答するのだった。


「ああ。
 だから…よ。
 優紀からの承諾が、貰えた。」と…。



なので、総二郎の両親で在る 西門流 家元と家元夫人は、それぞれ、思って居たのだった。


“漸く、此の日が来たのか(ね)…。”と…。



だからだったのだろう。
今の今迄…。
顔に、『怒りマーク』を張り付かせた状態だった筈の総二郎の両親で在る 西門流 家元と家元夫人は、漸く、にこやかな顔付きに成るのだった。


そして、総二郎の両親で在る 西門流 家元と家元夫人は、次なるステージに、進もうと考えて居たのだった。

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