tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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タマとつくしの思い【I’m crazy about you. ~お前に夢中~】  番外編②



2021年の春のお彼岸
彼岸入り 3月17日 ・ 中日 3月20日(春分の日) ・ 彼岸明け 3月23日



<此の二次小説『タマとつくしの思い【I’m crazy about you. ~お前に夢中~】  番外編
 ②』の日付は、『2021.3.18』と成っておりますので、本日(2021.3.18)の投稿分
 の様に見えますが…。
 実は、本来は、昨日(2021.3.17)投稿分の『二次小説』と成ります。
 本日(2021.3.18)、投稿致して折ります事を、了承の程、宜しくお願い致します。>



司とつくしの結婚式の夜…。


「じゃあ、仕方ねぇから…よ。
 今度、タマに会いに、(道明寺)邸に遊びに行くか?」と、言って居た筈の司だったのだが…。
其の後…。
そんな日は、中々、訪れる事は無かったのだ。


だからだったのだろう。
つくしは、痺れを切らしたかの如く…。
其の後のつくしは、経った一人で、タマに会いに、(道明寺)邸に遊びに行く事にしたのだった。



勿論、道明寺邸のスタッフの誰もが、つくしの存在を知って居たのだ。
そして、つくしが、何方のお嬢様なのかも知って居るのだ。


中でも、タマを筆頭に、道明寺邸の執事や、古株の使用人…。
そして、古くから、道明寺邸に、出入りして居る道明寺家の全てのスタッフに於いては、つくしの過去(牧野家の事)に関しても、承知して居るのだ。


だからこそ…。
つくしが、道明寺邸に、経った一人で、出入りし様共…。
誰もが、つくしの事を、快く、迎え入れるのだ。



という訳で、つくしは、誰に気兼ねする事無く…。
道明寺邸を、訪れて居たという訳だったのだ。
勿論、此の時のつくしは、司には、何一言、告げずに、道明寺邸を、訪れて居たと言う事は言うまでも無かったのだが…。



其処で、つくしは、タマに、司の愚痴を言って居たのだった。


「司は、私に、言ったんです。
 “じゃあ、仕方ねぇから…よ。
  今度、タマに会いに、(道明寺)邸に遊びに行くか?”と…。
 でも、最近に成って、誤魔化す様に成って来たんです。
 “今、仕事が、立て込んで居て、行けそうにねぇな。”とか…。
 “行ける様に成ったら、(道明寺)邸に連れて言って遣る。”とか…。
 誤魔化す様な言葉を、言う様に成ったんです。
 司は、(司とつくしの)結婚式から、どれ位、経って居ると思って居るんでしょうか?」と…。



実は、司とつくしの結婚式から、更に、3ケ月は、過ぎて居たのだ。


ところが、此の時点での司は、一向に、つくしを、道明寺邸に、連れて行こうとし無かったのだ。


だからだったのだ。
等々、つくしは、痺れを切らしたかの如く…。
其の後のつくしは、経った一人で、タマに会いに、(道明寺)邸に遊びに行く羽目に成って居たのだ。



だが、タマには、分かって居たのだ。
司に、其の気が無い事位…。


其れでも、“つくしと過ごしたい。”と、思って居たタマにとってすれば…。
司に、つくしを連れて来て貰う寄り、他無かったのだ。


其れか?
タマが、マンションに向かうかしか無かったのだ。


だが、現在のつくしは、今でも、つくしの祖父で在る 桃乃園総帥に就いて、ビジネスや学園経営について、勉強して居たのだ。
将来に備えて…。
勿論、此の時点に於いてのつくしは、司程、忙しくは無かったのだが…。



だからだったのだ。
タマは、そんな忙しい思いをして居るで在ろう つくしに、気を使って居たのだ。


「つくしの時間が有る時に、(道明寺)邸に遊びに来てくれたら、言いださね。」と、前々から、つくしに、伝えて居た程に…。



其れが、中々、実現し無いと成ると…。
つくしだけじゃ無く…。
タマも、司に、愚痴を言いたく成る程だったのだ。


だが、此処は、年長者らしく、タマは、つくしに諭す様に、話しし始めるのだった。


「まぁまぁ、つくし…。
 そう、怒りなさんな。
 坊っちゃんにも、何か、考えが有っての事かも知れないださね。
 “もう直ぐしたら、連れて行こう。”と、思ってお出でだったかも知れないださね。
 だから…。
 つくしだけでも、遊びに来てくれたら、良いださね。」と…。


だが、其れでも、腸が煮えくり返って居るで在ろう 此の時のつくしは、タマの前で、怒りを露わにして居たのだ。


「どうせ、司は、逃げて居るんです。
 初めから、私を、(道明寺)邸に連れて行こうだ何て、考えて居なかったと思います。
 そんな話しをして居た日は、司と私の結婚式の日だったから…。
 喧嘩する事が嫌で、私に、そう言って来ただけだと思います。
 実は、私は、あの日…。
 司に訊いたんです。
 “司…。
  今日の司は、何時もの司とは、違う様な気がするんだけど…。”って…。
 そうしたら、私に、司が、言って来たんです。
 “今日の俺とつくしは、結婚式を終えたばかりだぞ‼
  なのに…だ。
  喧嘩するバカは、居ねぇだろ?”って…。
 だから、其の時の私は、司からの返答に、妙に、納得出来て、笑いそうに成って居たんで
 す。
 というか?
 少し、笑ってましたけど…。
 で、私は、納得序に、司に、更に、お願いして置いたんです。
 “成程…ね(笑)。
  そう言えば、そうだよね。
  じゃあ~さぁ…。
  本当に、今度、タマさんに会いに、(道明寺)邸に遊びに連れて行ってよね。”と…。
 なのに…。
 此れですから…。」と…。


だからだったのだ。
タマは、そう言って来たつくしに、訊き始めるのだった。


「で、坊っちゃんは、つくしに、何て、返答して来たんだい?」と…。


なので、つくしは、タマに、返答するのだった。


「“ああ、そうだな。
  分かった。”って…言ってましたけど…。」と…。


だからだったのだろう。
タマは、そんな司に、呆れて居たのだった。


だからだったのだ。
タマが、つくしに言える言葉は、こうとしか言い様が無かったのだ。
愚痴っぽく…。


「椿お嬢様も、仰ってお出でだったが…。
 司坊っちゃんは、タマに、つくしを取られたくは無かった様ださね。
 (道明寺)邸に、つくしを、連れて来れば…。
 つくしは、タマの部屋に入り浸って…。
 中々、タマの部屋から出て来ない事は、坊っちゃんとて、予想出来たんだろうさね。
 だからこそ…。
 坊っちゃんは、態と、つくしを、(道明寺)邸から、遠避けて居た共、言えるだろう。
 其処は、まだまだ、坊っちゃんは、子供で居らっしゃる様ださね。
 つくしは、嫌と言う程、坊っちゃんの性格を把握して居る筈…。
 坊っちゃんのつくしに対する独占欲の強さは…。
 だったら…。
 此れからのつくしは、内助の功で、坊っちゃんの精神を立て直す時ださね。」と…。


其処で、此の時のつくしは、思うのだった。


“司は、どんだけなのよぅ~”と…。


だが、此の時のつくしは、タマを安心させるかの様に…。
タマに、頷き乍らも…返答するのだった。


「そうですね。
 そんな司を、立て直せるのは、私しか居ないですもんね。」と…。


まるで、此の時のつくしは、“仕方無い。”と、言って居るかの様…だったのだ。



そんなつくしの心の中を、覗いて居るかの如く…。
否…。
此の時のタマは、まるで、つくしの心の内を分かって居るかの如く…。
思って居たのだった。
苦笑いと共に…。


“昔も、今も…。
 坊っちゃんには、つくしだけ…。
 つくしさえ、坊っちゃんの傍に居れば…。
 坊っちゃんは、如何とでも成るださね。
 つくし…。
 此れからも、坊っちゃんの事を、宜しく頼むださね。”と…。



そして、其の後のつくしは、時間さえ合えば…。
タマに会いに、(道明寺)邸に遊びに行くのだった。


もしかすると…。
(道明寺)邸に遊びに行く頻度は、自身の実家で在る 桃乃園邸よりも、高いかも知れなかったなのだ。


其れ程…。
つくしにとっては、昔も、今も…。
タマだったのだ。



勿論、つくしの実家で在る 桃乃園家の面々には、此の事は、話しして居なかったのだ。
特に、つくしは、つくしの母親で在る 千恵子には、一切、言って居なかったのだ。
寧ろ、言える筈等、無かったのだ。


何故なら…。
もし、此の事を、つくしの母親で在る 千恵子に話ししたと成ると…。
つくしの母親で在る 千恵子が、タマに、焼きもちを焼くだろう事は、目に見えて居るのだ。


だからこそ…。
つくしの実家で在る 桃乃園家の面々には、話せなかったのだ。



其れに、英徳学園に通って居た当時のつくしは、タマの事を、何時しか、自身の本当の祖母の様に思う程…。
つくしは、タマを、慕って居たのだ。


そして、タマも、また、つくしの事を、自身の本当の孫の様に、接して居たのだ。


云わば…。
タマとつくしの思いは、一致して居たのだ。


だからこそ…。
タマは、つくしを可愛がり…。
つくしは、タマを信頼して、慕って居たのだ。



“こんな関係が、何時迄、続くだろうか?
 何時までも、続いて欲しい。”と、タマは、つくしの事を、そんな風に、思い乍らも、過ごして居たのだった。


何故なら…。
司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓 と つくしの母親で在る 千恵子との対立の話しを聞いて、タマは、知って居たから…だったのだ。


だが…。
其の後のタマとつくしの関係は、タマの生涯を終えるまで…。
其の関係は、変わる事無く…。
末永く、続くのだった。


そして、つくしは、タマが、生涯を終えた後も…。
毎年、春と秋のお彼岸 及び お盆には、タマの所に向かうのだった。



fin

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