【『自惚れ～うぬぼれ～…＜つかつく＞　6．』と『自惚れ～うぬぼれ～…＜つかつく＞　　
　7．』のエピローグ＜つくしの主治医　と　つくしの両親との会話の其の後＞】

道明寺総合病院の院長は、道明寺総合病院の看護師長共々、つくしの主治医を、呼び出したのだ。

何故なら…。
つくしの手術の成功は、司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓からの業務命令と言っても、過言じゃ無かったのだ。

だからこそ…。
道明寺総合病院の院長は、つくしの主治医に、発破を掛ける意味で、呼び出したとも言えたのだった。

勿論、つくしの主治医にしても、つくしの手術の成功は、言うまでも無く、任務だと思って居るのだ。

だが、道明寺総合病院の院長から呼び出され、司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓からの話しを聞いたつくしの主治医にとって…。
道明寺総合病院の院長からの業務命令は、至極当然の話しだと云えたのだ。

だからこそ…。
此の時のつくしの主治医は、つくしの両親で在る　晴夫と千恵子を呼び出したのだった。

そして、つくしの両親で在る　晴夫と千恵子に、つくしの手術のサインをする前手に、つくしの手術に関しての説明を始めるのだった。

何故なら…。
つくしの両親で在る　晴夫と千恵子に、同意を求めなくてはいけない事案が有るから…だったのだ。

そして、此の時点に於いて、道明寺総合病院の院長も、同席して居た事は言うまでも無かったのだ。

何故なら…。
道明寺総合病院の院長は、自身の上司で在り、司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓からの申し出が有ったからだけじゃ無く…。
自身の上司で在り、司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓からの申し出は、『絶対』と云えたから…だったのだ。

だからこそ…。
道明寺総合病院の院長も、同席して居たという訳だったのだ。

そして、つくしの主治医は、つくしの両親で在る　晴夫と千恵子に、訊き始めるのだった。

「お嬢さんの手術は、如何為さるか？
　結論は、出ましたか？」と…。

だからだったのだろう。
つくしの父親で在る　晴夫が、返答するのだった。

「はい。
　娘の手術を、宜しくお願い致します。」と…。

其処で、つくしの主治医は、つくしの両親で在る　晴夫と千恵子に、手術に対する説明を始めるのだった。

「そうですか？
　分かりました。
　唯、其の前に、此の手術に関して、説明させて頂きます。」と…。

其処で、つくしの両親で在る　晴夫と千恵子は、つくしの主治医からの落ち着いた話し振りに、返って、不安に感じ乍らも、了承するのだった。

「「はい。」」と…。

そして、つくしの主治医は、つくしの両親で在る　晴夫と千恵子に、話しし始めるのだった。

「実は、検査の結果…。
　お嬢さんの手術の成功の確率は、『50・50（フィフティフィフティ）』だと、ご認識頂け
　ると、幸いです。
　現在は、処置を致して折りますので、出血は治まって居ります。
　勿論、最善は尽くします。
　ですが…。
　通常の此の手の手術の成功の確率で云うと…。
　『50・50（フィフティフィフティ）』は、究極の確率だと言わざるを得ません。
　其れに、稀に、手術が成功したとしても、再度、手術を受けて頂く必要性が有るかも知れ
　ません。
　結局の処…。
　手術が成功しても、助かるか如何かは、本人の生命力次第だとも、言えます。
　其れに、お嬢さんが倒れて居た時間は、想定出来ても、確実では有りません。
　云わば…。
　不確かだと言えるのです。
　ですから…。
　お嬢さんが、倒れて居た間に、通常、脳に供給される筈だった酸素が供給されずに、滞っ
　て居た可能性も、『無きにしも非ず』です。
　ですので、脳に、何らかの異常を来たして居る可能性も、『無きにしも非ず』です。
　と言う事は、総合的に考えても、お嬢さんの生命力に掛けるしか無いという訳です。」と…。

其処で、つくしの父親で在る　晴夫が、つくしの主治医に、訊き始めるのだった。

「もし、娘の手術をし無い方向で、進めた場合…。
　娘は、如何成りますか？」と…。

其処で、つくしの主治医は、つくしの両親で在る　晴夫と千恵子に、返答するのだった。

「お嬢さんの生存率は、かなり、減るでしょう。
　1～2年持つか如何かでしょう。」と…。

其処で、つくしの父親で在る　晴夫は、疲れ切った顔の表情で、つくしの主治医に、お願いし始めるのだった。

「分かりました。
　家族で、相談させて下さい。」と…。

そして、了承されたつくしの両親で在る　晴夫と千恵子は、自宅に戻った事で、其の日に、つくしの主治医から言われた話しを、自身達の息子で在る　進に、話しするのだった。

其の上で、如何したら良いのか？
家族で、話し合いするのだった。

既に、精神的に、疲れ切って居るつくしの両親で在る　晴夫と千恵子は、判断出来ずに居たのだ。

だからだったのだろう。
つくしの両親で在る　晴夫と千恵子は、悩み始めたのだ。

其処で、進は、F3に相談する事にしたのだった。

何故なら…。
自分一人では、自身の両親で在る　晴夫と千恵子を、説得出来ないと判断したからだったのだ。

そして、進は、類に、LINEを入れるのだった。

『類さんと西門さんと美作さんに、ご相談したい事が有ります。
　会って貰えませんか？』と…。

そして、F3は、進と会う事と成ったのだった。
其処で、F3は、進から、話しを聞いたという訳だったのだ。

そして、進から話しを聞いた類は、進に、言って除けるのだった。

「分かった。
　進…。
　今から、（牧野の）パパさんとママさんに、話しし様‼
　そして、パパさんとママさんを、説得し様‼」と…。

だからだったのだ。
類は、進を引き連れて、牧野家の住まいで在る　アパートに向かうのだった。
勿論、花沢家のリムジンで…。

其処で、類は、つくしの両親で在る　晴夫と千恵子に、話しし始めるのだった。

「パパさん…。
　ママさん…。
　前にも、言ったけど…。
　手術費の事は、心配し無くても、良いよ。
　どんなに、お金が掛かっても、司が、支払うから…。
　でも、今は、兎に角、牧野の生命力を信じ様‼
　牧野は、そんな柔な女性じゃ無いよ‼」と…。

勿論、此の時の類は、あの赤札の時の事を思い出しかの様に…。
心の中で、呟いて居たのだった。

“英徳（学園）の全生徒から、ハブにされて、あんな虐めに遭っても、牧野は、逃げる様な
　女性じゃ無かった。
　反対に、牧野は、戦って居た女性だったよ。
　だから…。
　絶対、牧野は、負けないよ。”と…。

そして、此の時、類からのそんな話しを聞いて居たつくしの母親で在る　千恵子は、泣き出したのだ。

「つくしを、英徳（学園）に、無理矢理、入れなければ良かった。
　そうすれば…。
　こんな事に成らずに済んだかも知れないのに…。」と…。

全ての事を知ってしまったつくしの両親で在る　晴夫と千恵子だったからこそ…。
つくしの母親で在る　千恵子は、そう言い乍ら、泣き出したのだ。

実は、つくしの主治医からの話しを聞いた時に、自身達の娘で在る　つくしが、如何して、こんな事に成ったのか？
不思議だったつくしの両親で在る　晴夫と千恵子は、類に、頼み込んで、全ての話しを聞いて居たのだ。

だからこそ…。
つくしの母親で在る　千恵子は、司だけじゃ無く…。
道明寺家をも、許せない気持ちで居た事は、確かだったのだ。

何故なら…。
司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓から、つくしだけじゃ無く…。
牧野家も、馬鹿にされた経緯が有るから…だったのだ。

だからこそ…。
類を、信用し様とし始めたつくしの両親で在る　晴夫と千恵子だったのだ。

なので、つくしの両親で在る　晴夫と千恵子は、そう言って来た類に、それぞれ、了承するのだった。

「そうだね。
　そうするよ。」

「そうね。
　サインするわ。」と…。

そして、つくしの両親で在る　晴夫と千恵子は、翌日、つくしの手術に関してのサインを行うのだった。
そして、つくしの手術は、行われる事と成ったのだ。

だが、実は、つくしの両親で在る　晴夫と千恵子のそんな思いは、此の時点に於いての司と総二郎とあきらには、全く、知らされて居なかった事は言うまでも無かったのだが…。

＜此の二次小説『自惚れ～うぬぼれ～…＜つかつく＞　　8．』の中に出て来る手術に関し
　ての詳細・内容は、全く、架空の物です。
　間違って居ましても、此処は、『二次小説の世界』と、スルーして頂けましたら幸いで
　す。
　了承の程、宜しくお願い致します。＞