tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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自惚れ~うぬぼれ~…<つかつく>  10.



<此の二次小説『自惚れ~うぬぼれ~…<つかつく>  10.』の一部の言葉に、不快に思
 われるやも知れない言葉が入っております。
 了承の程、宜しくお願い致します。>



司は、類に、確かめる事が出来ないまま…。
看護師の誘導の下…処置室に向かったのだ。


そして、其の後の司は、類に対して、思う事は沢山有れど…。
ベッドに寝て居たのだった。



そして、総二郎とあきらは、司と類の様子を観て居て、実は、不安に思って居たのだ。


“また、牧野を巡って、司と類との間が険悪なムードに成るのでは無いか?”と…。


だからこそ…。
此の時の総二郎とあきらは、お互い、顔を見合わせて居たのだ。


此れまでも、つくしを巡って、司と類との間が険悪なムードに成る度に、総二郎とあきらが、そんな司と類との間に、割って入って来たのだ。


だが、そんな総二郎とあきらでは有ったのだが…。
“今回は、何時も寄りも、ヤバいんじゃねぇか?”と、此の時の総二郎とあきらのそれぞれは、そんな風に、思わずには居られない程…だったのだ。



其れは、司の知らない間に、類が、つくしの母親で在る 千恵子と、仲良く成って居た事…。
そして、つくしの母親で在る 千恵子が、類の呼び名を呼ぶ時に、『類君』と呼んで居た事…。
そして、類が、つくしの母親で在る 千恵子に説得した話しを、つくしの母親で在る 千恵子は、素直に、了承したのだ。


「類君がそう言うのなら…。」と…。



だからだったのだろう。
此の時の総二郎とあきらは、そんなつくしの母親で在る 千恵子と類の様子を観た時に、更に、“今回ばかりは、司に、分が悪ぃよな。”と、思わずにはいらない程だったのだ。



という訳で、此の時の総二郎とあきらは、二手に分かれたのだ。
あきらは、司の所に…。
そして、総二郎は、類の所に…。



そして、あきらは、司の下に向かう為に、VIP専用処置室に向かったのだ。


あきらは、ドアをノックして、VIP専用処置室に入ったのだ。
そして、其処で、あきらは、ベッドに横に成り乍ら、自身の腕で、目を塞いで居る司に、声を掛けたのだ。


「司…。
 大丈夫か?」と…。


だからだったのだろう。
司は、自身の腕で自身の目を塞いで居た腕を外して、あきらの方に向いたのだ。


「おぉ、あきらか…。」と…。


だからだったのだろう。
あきらは、そんな気弱に成って居る様子の司が心配に成り乍らも、一言だけ、返答するのだった。


「ああ。」と…。


其処で、司は、あきらに、訊き始めるのだった。


「なぁ~、あきら…。
 類は、如何して、あんなに、牧野のお袋さんと仲良く成ってんだぁ~?
 何時の間に、類は、牧野のお袋さんと、あんな風に、仲良く成ってたんだよ?
 あのポジションは、本来、俺のポジションだろ?
 類のポジションじゃねぇよな?
 あれじゃあ、まるで、牧野の恋人は、俺じゃ無くて…。
 『類』みてぇだろ?
 あきらは、知ってたのかよ?」と…。


だからだったのだろう。
あきらは、神妙な顔付きに成って、司に返答するのだった。


「否…。
 俺は、知らなかった。
 類が、あんなに、牧野の母ちゃんと仲良く成って居た事を、俺は、知らなかった。
 其れは、総二郎も、同じみてぇだ。
 なぁ~、司…。
 取り敢えず…。
 今は、司の分が悪ぃ。
 だから…よ。
 類の様子を視ようぜ‼
 俺が、牧野を観て居た限りでは、今でも、牧野は、類に対する対応は、ちっとも、変わっ
 ちゃあ居ねぇよ。
 司が、NYに飛んだ事で、類が、牧野に近付き始めて居るのなら…。
 其れは、総二郎も、俺も、黙っちゃあ居ねぇよ。
 だから…。
 今は兎に角…。
 司は、冷静に成れ‼
 司が動揺すれば…。
 司の血を通して、牧野に気付かれるかも知れねぇだろ?
 だから…よ。
 今は、冷静で、居ろよ‼」と…。


だからだったのかも知れない。
司は、取り敢えず…。
あきらには、一言、返答だけして置いたのだ。


「ああ。」と…。


だが、此の時の司の心の中は、モヤモヤ処か?
不安で、一杯だったのだ。


何故なら…。
つくしの初恋は、其の当時の司が、つくしに貼った『赤札』に寄って、何時も、つくしを庇って居た『類』だったのだ。


だからこそ…。
高等部(其の当時の司が、つくしに貼った『赤札』)当時のつくしは、類に会いたいが為に、何時も、あの非常階段に、出向いて居た程だったのだ。


其の当時の事を、良く、知って居る司は、あきらには、一言だけ、返答したモノの…。
司の心の中では、思うのだった。


“そんな悠長な事を言ってられっかよ。
 牧野が、あんな風に、牧野のお袋さんと類とが、仲良くして居る姿を魅たら…。
 どんな風に、思うか?
 其れに、牧野のお袋さんに言われて、何時、牧野が、類に、絆されるか?
 分かったもんじゃねぇ‼
 牧野は、お袋さんに言われて、英徳(学園)に入って来た位ぇ…何だから…よ。”と…。


だからだったのかも知れない。
此の時の司は、そんな風に、不安の気持ちのまま…。
愛するつくしの輸血の為に、(輸血の)採取に臨んで居たのだった。


そして、そんな司の様子を観て居たあきらは、司の事を心配して居たのだ。



一方、類の下には、総二郎が、向かったのだ。
そして、総二郎は、類に、声を掛けるのだった。


「類…。
 訊きてぇ事が有んだ。
 ちょっと、こっちに来てくれるか?」と…。


そして、総二郎は、手術室とは離れたソファの所に、類を連れて行き、総二郎が、疑問に思って居た事を、類に、訊き始めるのだった。


「なぁ~、類…。
 あれは、如何言う事だ?」と…。


だからだったのだろう。
何の事を、総二郎が、自身に、訊いて居るのか?
大体は、検討の付いて居る当の類は、態と、小首を傾げ乍らも、総二郎に、訊いて居たのだった。


「総二郎は、俺に、何の事を、訊いてるの?」と…。


だからだったのだ。
少し、イラっとして居た此の時の総二郎は、其れでも、冷静に、類に、訊こうとして居たのだ。


「類は、本当に、俺が言って居る話しの意図が、分かって居ねぇのか?
 否…。
 類には、分かって居る筈だよな?
 けど…よ。
 言って遣るよ。
 類は、何時の間に、牧野の母ちゃんとあんなに、仲良く成ってんだ?
 あれじゃあ、まるで、類が、牧野の彼氏みてぇだろ?
 司は、牧野の母ちゃんの前で、良く、キレずに居たもんだよ。
 本来の司だったら…。
 類と、一触即発に成ってても、可笑しかねぇだろ。
 まさか?
 類は、其の事を分かってて、態と、司の前で、牧野の母ちゃんとあんな風に、仲良くして
 居たのかよ?
 だったら…よ。
 俺とあきらも、類を許さねぇぞ‼」と…。


だが、類は、そう言って来た総二郎の目の前で、クスクス、笑い乍らも、話しし始めるのだった。


「(笑)
 総二郎は、何、言ってんの?
 司がNYに飛ぶ前に、俺等 F3に、司から、頼んで来た時の事を、総二郎も、覚えてるで
 しょ?
 あの時、司は、俺等 F3に何て言って来たぁ~?
 “俺が、日本に、居ねぇ間…。
  牧野の事を頼んだ。”と、司は、言って来たんだよね。
 総二郎も、聞いて居たでしょ‼
 だから…。
 俺は、牧野だけじゃ無く…。
 牧野のパパさんとママさん…。
 そして、牧野の弟の進も、守って来たつもり。
 其れは、全て、司の為でしょ。」と…。


だが、総二郎は、類の心の奥に在る 何かを観て居たのだ。


だからこそ…。
此の時の総二郎は、そんな類に言えた言葉だったのだろう。


「牧野の家族の事に関しては、司の事だ。
 牧野だけじゃ無く…。
 SPを付けてただろ?
 其れに、司は、牧野の家族の事迄、俺等 F3に、頼んで行った訳じゃねぇだろ?
 今の類は、如何考えても、牧野の家族に近ぇんだよ‼
 俺とあきらの前では、牧野の父ちゃんと母ちゃんの事を、『父ちゃん』、『母ちゃん』と
 呼んでたのに…よ。
 急に、司の前で、牧野の母ちゃんの事を、『ママさん』って、呼ぶのは、俺は、如何かと
 思うぞ‼」と…。


だからだったのだ。
類は、不服そうに、総二郎に、言って除けるのだった。


「総二郎が知らないだけで、俺は、今迄から、『パパさん』、『ママさん』って、呼んで居
 たの。
 だからこそ…。
 『ママさん』も、気にして居なかったでしょ‼」と…。


其処で、総二郎は、更に、類に、訊き始めるのだった。


「じゃあ…よ。
 類は、何時から、牧野の母ちゃんに、『類君』と、呼ばせて居たんだよ?」と…。


だからだったのだろう。
類は、“まだ、訊くの?”と、云わんばかりに、言って除けるのだった。


「だから…。
 其れも、自然な流れで、そう呼んで貰ってたの。
 牧野ん家(ち)に、良く、遊びに行く様に成ったから…ね。
 『パパさん』も、『類君』と、呼んでくれてるよ。
 牧野だって、『花沢類』➡『類』って、呼ぶ様に成ったでしょ‼」と…。


だからだったのだ。
総二郎は、怒り出し兼ねない顔の表情のままで、類に、言い出したのだ。


「俺は、常々、思ってた。
 今迄は、何も、言わなかったが…な。
 何で、牧野が呼ぶ時の類は、『類』呼びで、司は、『道明寺』呼びのまま何だよ?
 可笑しいだろ?
 牧野からは、“「類から、『類』と、呼んで欲しい。」と、言われた。”と、聞いてるぞ‼」と…。


なので、類は、そう訊いて来た総二郎に、嫌気が差し乍らも、言い返して居たのだった。


「司の事は、牧野に、訊けば…。」と…。
 


だが、此の時の類は、思って居た事が有ったのだった。

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