tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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自惚れ~うぬぼれ~…<つかつく>  16.



其の日の司は、西田が、迎えに来た事に寄り、午後から、仕事に向かったのだ。
そして、此の時の司は、迎えに来た西田と共に、リムジンに乗り込むのだった。


だが、西田から観ても、司は、意気消沈して居る様にしか見えなかったのだ。


何故なら…。
司の顔色は、血の気の引いた蒼褪めた顔色だったのだ。


そして、此の時の司の顔付きは、何を考えて居るのか?
西田にも、分からないと言った顔付きだった事は言うまでも無かったのだ。


だからだったのだろう。
此の時の西田は、そんな司に、訊かずには居られない程だったのだ。
なので、西田は、司に、訊き始めるのだった。


「司様…。
 如何為されましたか?
 皆様と、お集まりに成られた際に、何か、お有りに成ったのでしょうか?」と…。


だからだったのだろう。
司は、唯、一点を見詰めて、頭を抱えた状況のまま…。
西田に、類との会話の内容を話しし始めたのだった。


其の話しの内容を、司から、聞いた時の西田は、言葉に詰まる程…驚愕して居たのだ。


何故なら…。
西田から視ても、司がつくしにした行為は、卑劣としか言い様が無かったのだ。


だからだったのだろう。
西田は、言葉に詰まっても、仕方無かったと言えたのだ。



だが、司は、其の上で、西田に、話しし始めるのだった。


という寄りも…。
此の時の司は、西田に、自身の心の内(苦しさ)を、ぶちまけて居たのだった。
其の上で、司は、西田に、訊くのだった。


「西田…。
 俺は、卑劣な男だよな。
 其れでも、俺は、牧野を、俺から、引き剥がす事は出来ねぇ‼
 高等部のガキの頃の俺は、牧野と知り合うまで、『恋』という物が、如何いうモノなの
 か?
 其れ自体、知らなかった。
 俺にとって、牧野は、初恋の女で、最初で最後の唯一無二の女だ。
 其の女を、俺は、傷付け続けた。
 類が言ってる意味も、今の俺には、痛ぇ程、良く、分かる。
 けど…な。
 あいつを失った俺は、俺で居られなく成る。
 其れは、あいつの記憶だけを失った時に、分かり過ぎる位ぇ、分かった事だ。
 頭の中が真っ白に成り、ドス黒い物だけが、俺の中に存在して居た。
 だから…よ。
 今の俺は、あいつを失う訳には、いかねぇんだよ。
 西田…。
 俺は、如何したら、牧野のお袋さんに、許されるんだ?」と…。


だが、其れでも、此の時の西田には、司に、言える言葉が、見付からない程だったのだ。


司は、例え、高等部の頃に行った(おこなった)自身の行為だったとしても、自身が行って(おこなって)しまった行為には変わり無い事を、承知して居るのだ。


だからこそ…。
此の時の司は、苦しんで居たのだ。


だからだったのだ。
此の時の西田は、そんな司に対して、思って居たのだ。


“生半可な気持ちのまま…。
 司様に、お話しする事は出来ない。”と…。


其処で、西田は、取り敢えず…。
当たり障りの無い言葉で、司を励ます事にしたのだった。


「今は、牧野様のお母様のお気持ちも分かります。
 最愛の娘が、生死の境を彷徨ってお出でなのです。
 無理も御座いません。
 ですから…。
 様子を視ましょう。
 牧野様のお気持ちは、今は、司様に在るのです。
 きっと、牧野様のお母様も、司様の思いに、気が付いて下さる時が来る事でしょう。
 ですので…。
 其の日まで、司様は、花沢様よりも、牧野家のご家族に、尽くされませ。」と…。


なので、西田からの話しに、思い直した司は、西田に、返答したのだった。


「そうだな。
 西田の言う通りだな。
 俺は、何に、怯えて居たんだろうな。
 西田…。
 サンキュな!」と…。


そして、司は、気合を入れ直しして、仕事に、向かうのだった。



勿論、此の時の西田は、自身の上司で在り、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓にも、此の事を、伝えるのだった。


何故なら…。
もし、司が、つくしとの事で、思いも寄らない事態が起こってしまった時に、“対処出来るのは、此の方しか居ないだろう。”と、思っての事だったのだ。


だからこそ…。
此の時の西田は、自身の上司で在り、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に、話ししたという訳だったのだ。



勿論、此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身の息子で在る 司が、つくしにした行為に関して、頭を悩ませて居た事は言うまでも無かったのだ。


何故なら…。
今は、まだ、つくしの両親で在る 晴夫と千恵子に、コトの真相を、知られて居ない状況だったとしても、何時かは、バレるかも知れないのだ。


だからこそ…。
頭を悩ますしか無い司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓だったのだ。


なので、其の事を知った司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、寄り一層、今後の事について、策を練り始めたのだった。



そして、其れからの司は、躊躇して居たつくしへのお見舞いにも、向かう様に成って居たのだった。


実は、今迄のつくしの母親で在る 千恵子は、司に対して、門前払いかの様に、追い帰して居たのだが…。
此の日以降、司が、つくしの下に、向かった時には、一切、何も言って来なく成って居たのだ。


云わば…。
司は、此の日を境に、門前払いされる事が無かったという訳だったのだ。



勿論、其れでも、つくしの母親で在る 千恵子が、司に、喋り掛けて来る事は無いのだ。


だが、司にして視れば…。
其れ迄の司は、つくしの母親で在る 千恵子から、門前払いかの様に、追い帰されて居たのだ。


だからだったのだろう。
司は、そんなつくしの母親で在る 千恵子に、感謝して居たのだ。


此れも其れも、つくしの父親で在る 晴夫の功績が大きいと言えたのだ。
また、類からの口添えも、利いたのかも知れない。


だが、此の時のつくしの両親で在る 晴夫と千恵子は、司が、自身達の娘で在る つくしに、高等部の頃に行って(おこなって)居た行為について、未だ、知らないのだ。
其れも、類が、つくしの両親で在る 晴夫と千恵子に、何も、話しして居ないからに、過ぎないのだが…。



実は、未だ、目を覚まさない状態だったつくしは、『ICU』に入院したままの状況だったのだ。
だが、一日に、一人ずつ、20分間だけ…つくしの下に、見舞う事が出来るのだ。


寧ろ、そんな時にも、つくしの母親で在る 千恵子は、司が、つくしの下に、向かう事を、許す様に成って居たのだ。


だからだったのかも知れない。
司は、何時(いつ)、つくしの両親で在る 晴夫と千恵子に、バレるのか?
不安で仕方無かった事は言うまでも無かったのだ。



其れでも、司は、つくしの下に行く事が出来る嬉しさを、爆発させるかの様に…。
つくしが眠って居るベッドの傍に、出向くのだった。


そして、司は、つくしのベッドの横に在る チェアーに座り、眠って居る状態のつくしの手を取り、話し掛けるのだった。
実は、司が、つくしに伝える言葉は、何時も、同じ話しだったのだ。


「牧野…。
 ごめんな。
 俺は、愛する牧野を傷付け続けた。
 其れは、馬鹿だった高等部のガキの頃の俺のせいだったのだが…。
 其の当時の俺が、牧野に遣った行為のせいで、今も尚、俺は、牧野を傷付けてる。
 入れなくても良いメスを、牧野の腹に入れさせてしまった。
 全ては、俺の責任だ。
 だから…。
 一生、俺に、償わせてくれ‼
 そして、一生、尽くさせてくれ‼
 牧野、良いよな。」と…。



そして、つくしの面会が終了した司が、つくしの下から出て来て、其の場を後にする時も、何時も、つくしの母親で在る 千恵子に、司は、お礼の言葉を伝えて、帰るのだ。


だが、つくしの母親で在る 千恵子は、そんな司に、何の返答もする事も無いのだ。


だからだったのだ。
何時もの司は、其のまま、礼をした状態で、其の場を後にするしか無かったのだ。


そして、其の日も、何時もと同じ様に、司は、礼の言葉を伝えて、帰ろうとして居たのだ。


「今日も、有難う御座いました。
 つくしさんと、話す事が出来ました。」と…。


だが、其の日のつくしの母親で在る 千恵子は、そう言ってお礼の言葉を伝えて来た司に、声を掛けて来たのだ。


「そう。
 其れは、良かったわ。」と…。


勿論、司は、つくしの母親で在る 千恵子から、何か、返答して欲しいから、礼の言葉を伝えて、帰って居た訳では無かったのだ。


だが、此の時の司は、そう言って、司に、返答して来たつくしの母親で在る 千恵子に対して、度肝が抜かれた様な状況だった事は言うまでも無かったのだ。


だからだったのかも知れない。
一瞬は、言葉の出て来ない状況だった此の時の司は、慌てるかの様に、返答するのだった。


「………、はい。
 有難う御座いました。」と…。



実は、此の時の司は、どんな言葉だったとしても、つくしの母親で在る 千恵子が、自身に、そう言って返答してくれた事自体が嬉しかったのだ。


だからこそ…。
此の時の司は、素直な気持ちで、つくしの母親で在る 千恵子に、お礼の言葉が言えたのだった。



<此の二次小説『自惚れ~うぬぼれ~…<つかつく>  16.』の中に出て来る一部の言葉
 の表現の中に、不快に思われるやも知れない文面が入っております。
 了承の程、宜しくお願い致します。>


<連絡事項です。
 2021.4.5 10:52に、『自惚れ~うぬぼれ~…<つかつく>  15.』にて、コメン
 トを頂戴しました『おしゃれな〇〇』様…。
 URLを記載して頂いておりますが…。
 其のまま、コメントを記載させて頂いても、宜しかったでしょうか?>

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