tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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自惚れ~うぬぼれ~…<つかつく>  20.

  


【『自惚れ~うぬぼれ~…<つかつく>  19.』のエピローグ】


つくしの目覚めは、誰にも気が付かれない様な、そんな静かな位の目覚めだったのだ。



つくしは、何を観て居るのか?
唯、一点を見詰めて居るのみだったのだ。


云わば…。
此の時のつくしは、唯、目が開いて居るだけの状況だったのだ。


苦しそうにするでも無く…。
痛そうにするでも無く…。


云わば…。
端から観て居たら、今のつくしの状態は、きっと、誰もが思うのかも知れないそんな状況だったのだ。


“ボーっとしたまま、何処を観て居るのだろう。”と…。



だからだったのだろう。
此の時のつくしの主治医は、つくしの診察を終えた後…。
つくしが目を覚ました事で、未だ、検査し切れて居ない箇所の検査に入る事を、つくしの両親で在る 晴夫と千恵子に、告げるのだった。



其の結果…。
つくしの脳にも、内臓にも、其れ以上の異常は、見受けられず…。
急遽、手術をし無ければいけない状態にも無い事から…。


未だ、『要観察』という状況には変わりないのだが…。
『ICU』から、一般病棟(つくしの場合は、道明寺家が用意したVIP専用病室)に、移る事と成ったのだ。


其の事に関しても、つくしの主治医は、つくしの両親で在る 晴夫と千恵子に、つくしの状況に関して、伝えるのだった。


だからだったのだろう。
つくしの両親で在る 晴夫と千恵子は、ホッとして居た事は言うまでも無かったのだ。


勿論、『要観察』という状況には変わりない事も付け加えて、つくしの主治医は、つくしの両親で在る 晴夫と千恵子に、報告した事は言うまでも無かったのだ。



そして、其の事に関しても、西田は、つくしの主治医からの報告を受けるのだった。


「其れと、牧野さんの脳にも、内臓にも、其れ以上の異常が、見受けられなかったので…。
 牧野さんには、VIP専用病室に移って頂きます。
 勿論、『要観察』という状況には変わり御座いませんが…。」と…。


なので、此の時の西田は、其の足で、司に報告するのだった。


と言う事は…。
司は、自身の彼女で在り、婚約者の現在の状況の全てを、西田を通して、つくしの主治医からの報告で知った事と成るのだ。


だからだったのだろう。
此の時の司は、思うのだった。


“俺は、まだ、牧野のお袋さんから、直接、連絡を貰えねぇんだな。
 牧野のお袋さんは、まだ、俺の事を、許してはくれて居ねぇんだろうな。”と…。



そして、類が、つくしの事を知ったのは、つくしの母親で在る 千恵子からの連絡で知ったのだ。


「其れと、つくしは、病室に移る事に成ったのよ。
 でも、まだ、『要観察』という状況には変わりないらしいんだけど…。」と…。


つくしの母親で在る 千恵子は、ホッとして居る様子では有ったのだが…。
類が、つくしの母親で在る 千恵子の話し方で感じたのは、つくしが、まだ、『要観察』という状況に、落胆して居るかの様にも、類には、思えた程だったのだ。



だが、其の後の司は、類が、つくしの状況を、つくしの母親で在る 千恵子から聞いたという事を知って、ショックを隠せなかった事も、また、事実だったのだ。


だからだったのだろう。
そんな現実を知った司は、更に、ショックを引き起こして居たのだ。


“俺は、やっぱ、牧野のお袋さんから、許されてねぇって、事だよな。”と…。



だが、つくしの母親で在る 千恵子からして視れば…。
当然と云えば、当然だったのかも知れない。
司は、つくしに、『赤札』を貼った事で、つくしを虐めて居た張本人なのだ。


だからこそ…。
つくしの母親で在る 千恵子にとっては、未だ、蟠りが残って居たとしても、仕方無いと言えたのだ。



また、総二郎とあきらは、類からの報告で知ったのだった。


「其れと、牧野は、病室に移る事に成ったらしい。
 多分、牧野は、司が入院して居たあのVIP専用病室に移ったんじゃ無いかな?
 まだ、『要観察』という状況には変わりないらしいんだけど…ね。」と…。


其処で、総二郎は、類に訊き始めるのだった。


「ところで、類は、何で、其の事を、知ってんだよ⁉
 誰から訊いて、知ったんだよ⁉」と…。


だからだったのだろう。
類は、飄々と、総二郎に、返答するのだった。


「えっ??
 “誰から…。”って…。
 牧野のママさんに、連絡を貰ったから…⁉」と…。


此の時の類は、まるで、“当然でしょ‼”と、でも、言いた気に、総二郎に話しして居たのだった。


そんな風に、飄々と、事も無げに、言われてしまった総二郎は、其れ以上、類に言える言葉が見付からない程だったのだ。



だからだったのかも知れない。
あきらは、類に訊くのだった。


「其の事を、司は、牧野の母ちゃんから訊いて知ってるのか?」と…。


だからだったのだろう。
類は、“知らない。”と、でも、言いた気に、『Why?』の仕草をして魅せたのだ。


云わば…。
両腕を頭の上の高さで、手の掌を上に向けたのだ。


だからだったのだろう。
あきらも、其れ以上、類には、訊く事は無かったのだ。



そして、あきらは、桜子を呼び出して、つくしの現状を、伝えて居たという訳だったのだ。


「其れと、類が言って居たんだけど…な。
 未だ、『要観察』という状況には変わりないらしいんだけど…な。
 取り敢えず…。
 牧野は、病室に移る事に成ったらしい。
 類が、言うには、“多分、牧野は、司が入院して居たあのVIP専用病室に移ったんじゃ無い
 かな?”って、言ってたけど…な。」と…。


だからだったのだろう。
桜子は、あきらに、訊かずには居られない状況だったのだ。


「美作さん…。
 花沢さんは、先輩の事を、誰から、聞いたんですか?
 其れって、もしかし無くても…。
 花沢さんが、お聞き成った方は、先輩のお母様という事ですよね?
 其の事を、道明寺さんは、ご存知で居らっしゃるんですか?」と…。


なので、あきらは、桜子に、返答するのだった。


「ああ。
 其の通りだ。
 類は、牧野の母ちゃんから、牧野の状況を聞いたらしい。
 で、司が、其の事を、牧野の母ちゃんから聞いて知って居るのかは、類には、分からねぇ
 らしい。」と…。


其処で、桜子は、あきらに、また、訊き始めるのだった。


「其れって、酷く無いですか?
 だって…。
 先輩の恋人は、道明寺さんで…。
 花沢さんは、先輩の親友みたいなものですよね。
 其れに、何時も、花沢さんと先輩は、良く、仰って居ましたでしょ‼
 お二人は、“『ソウルメイト』だ。”と…。
 私には、理解し難いですが…。」と、小首を傾げ乍ら…。


そんな仕草を普段し無い桜子だからこそ…。
此の時のあきらは、ハッとする程、そんな桜子が、可愛く見えたのだ。


そして、此の時の桜子は、そんな事とは知らず…。
一呼吸置いてから、また、話しし始めるのだった。


「其れに…。
 もし、道明寺さんが、先輩の事を、お知りに成って居ないのに…。
 花沢さんが、先輩のお母様から、お聞きに成って、先輩の事を、お知りに成って居たとす
 れば…。
 もし、其の事が、事実だとすれば…。
 大変な事に成りませんか?
 如何して…。
 何時も、こう成るんでしょうか?」と…。


だが、此の時のあきらが、言える言葉が有るとする成らば…。
こう言うしか無かったのだった。


「まぁ~、兎に角…。
 牧野は、一般病棟と言うべき、VIP専用病室に移る事が出来たんだ。
 今迄は、『眠りの姫』だった牧野が、漸く、目を開いたんだ。
 其れに…な。
 今の処は、脳にも、内臓にも、其れ以上の異常が見受けられないらしいから…。
 良かったというべきだろ。
 勿論、桜子が、言いてぇ事も、俺には、分かる。
 けど…な。
 牧野の母ちゃんには、『赤札』の事は、バレてんだ。
 類は、そんな牧野を助けた側…だ。
 司は、そんな牧野を虐めた側と成る。
 って事は…。
 牧野の母ちゃんからすれば…。
 類は、好意印象で、司は、最悪だ。
 だからこそ…。
 司は、一歩引いて、牧野の両親と接してるんだと思うぞ‼」と…。


だが、此の時の桜子には、到底、納得出来る物では無かったのだ。


だからだったのだろう。
桜子からの言葉は、そんな所が、随所に見受けられたのだった。


「もしかして、花沢さんは、態と、道明寺さんが、不利な立場に成る様に…。
 先輩のお母様に、『赤札』の事を、お話しに成ったんじゃ在りませんか?
 もし、私の推理通りだったとする成らば…。
 私は、花沢さんを許せませんけど…。」と…。


だが、此の時のあきらは、思って居たのだった。


“桜子は、『司』派だから…な。
 桜子が、そう思えても、仕方ねぇのかも知れねぇな。”と…。


云わば…。
此の時のあきらは、苦笑いだった事は言うまでも無かったのだ。




<此の二次小説『自惚れ~うぬぼれ~…<つかつく>  20.』の中に出て来る
 【『Why?』の仕草】と言う所ですが…。
 絵で表すのと違って、文面に寄る表現方法が難しくて、間違って居るかも知れません。
 間違って居ましても、スルーして頂けましたら幸いです。
 了承の程、宜しくお願い致します。>

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