tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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自惚れ~うぬぼれ~…<つかつく>  21.



つくしは、其の後…。
『ICU』から、VIP専用病室に移った際も…。
また、目が覚めた後も、未だ、何処を観てるのか?
唯、一点を見詰めて居るだけだったのだ。


勿論、此の時点に於いてのつくしは、瞬きを繰り返して居た事は言うまでも無かったのだ。
唯、意識が、はっきりして居ない様子だけ…だったのだ。


だからだったのだろう。
つくしの母親で在る 千恵子は、唯、つくしに、声を掛けるだけ…だったのだ。


「つくし…。
 目が覚めたんでしょ⁉
 ママの事が分かる?」と…。


だが、そんな自身の母親で在る 千恵子の声掛けにも、此の時点に於いてのつくしは、無意識だったのだ。



実は、つくしが、其の後、『ICU』から、VIP専用病室に移った際…。
つくしの主治医から、話しが有ったのだ。


「牧野さんの意識がはっきりする迄…。
 暫くの間…。
 家族以外、面会謝絶とします。」と…。


“だから…。”と、いう訳では無かったのだろうが…。
例え、つくしが、意識を取り戻すまで、家族以外、面会謝絶に成ったとしても…。
司は、つくしの婚約者なのだ。


だからだったのだろう。
司は、家族として、つくしと面会出来る様に、つくしの主治医に申し出たのだ。


「俺は、牧野の婚約者だ‼
 一度、牧野の様子を見に行きてぇのだが…。」と…。


何故なら…。
1ケ月後に、NYに戻るという自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓との約束だった日にちが、近付いて居るから…だったのだ。


なので、司は、つくしの主治医に申し出たという訳だったのだ。



其処で、つくしの母親で在る 千恵子は、司からのそんな申し出の話しを、つくしの主治医から、聞かされたのだ。


「司様から、申し出が有りました。
 司様は、牧野さんの婚約者として、牧野さんの病室に、見舞いに来たいそうです。
 司様だけなら…。
 私は、許可するつもりですが…。
 如何でしょうか?」と…。


だからだったのだろう。
そんな話しを、つくしの主治医から聞いたつくしの母親で在る 千恵子は、類を呼び出して、類に相談するのだった。


「今は、家族以外、面会謝絶…何だけど…。
 道明寺さんが、(つくしが入院して居るVIP専用)病室に、来るらしいの。
 先生が仰るには、つくしに会う為に、“お見舞いに来たい。”と、道明寺さんが、仰って居
 るそうなの。
 だけど…。
 ママは、ちょっと、不安で…。
 良かったら…。
 類君も、ママと一緒に居てくれないかしら?」と…。


だからだったのだろう。
類は、即答したのだ。


「良いよ。」と…。


なので、つくしの母親で在る 千恵子は、つくしの主治医に、伝えたのだった。


「類君も、一緒に居てくれるらしいんですが…。
 其れで、宜しければ…。」と…。


なので、つくしの主治医は、つくしの母親で在る 千恵子からのそんな申し出では有ったのだが…申し出を受け入れたのだ。


「承知しました。」と…。



だが、つくしの主治医は、つくしの母親で在る 千恵子からのそんな申し出の話しを、司だけじゃ無く…。
西田にも、報告する事は無かったのだ。


云わば…。
司にも、西田にも、其の件に関しては、一切、連絡を取らなかったのだ。


何故なら…。
此の時のつくしの主治医は、態々、「司様は、牧野さんの婚約者として、牧野さんの病室に、見舞いに来たいそうです。」と、つくしの母親で在る 千恵子に、伝えたにも関わらず…つくしの母親で在る 千恵子は、つくしの主治医に、伝えて来たのだ。


【「類君も、一緒に居てくれるらしいんですが…。
  其れで、宜しければ…。」と…。】


だからだったのかも知れない。
此の時のつくしの主治医は、そんな風に、自身に伝えて来たつくしの母親で在る 千恵子からの申し出の話しに関して、“まるで、花沢様が、牧野さんの婚約者の様だ。”と、思ってしまう程だったのだ。


だからだったのだ。
此の時のつくしの主治医は、司にも、西田にも、其の件に関しては、一切、連絡を取らなかったのだ。


だが、其の後のつくしの主治医は、つくしの母親で在る 千恵子のそんな思いを、体現してしまう事態に、陥ってしまう事と成るのだった。



そして、其の後…。
司は、つくしの主治医から、了承の連絡を受けた事で、つくしの病室で在る VIP専用病室に向かうのだった。


そして、其処で、司は、見てしまったのだ。
類が、其の場に居る事を…。


しかも、つくしの婚約者で在る筈の自分自身(司)よりも、一足早く、類が、牧野家の面々と共に…其の場に居たのだ。
其れは、まるで、類の方が、つくしの婚約者で在るかの様に…。


司からすれば…。
類が、自身を迎え入れて居るかの様にも、見えたのだ。


云わば…。
此の時の類は、まるで、司(お客様)を、迎え入れる側に居るかの様…だったのだ。



だからだったのだろう。
司は、思わず、類に向かって、声を掛けてしまったのだ。


「何で、類が、此の場に居んだ?」と…。


其処で、司から理由を聞かれた類よりも早く、つくしの母親で在る 千恵子が、司に返答して来たのだ。


「ママが、類君を呼んだのよ。
 いけなかったかしら?」と…。
「………」


なので、司は、其れ以上、何も言えなかったのだ。


何故なら…。
言える訳等無かったのだ。


だからだったのだろう。
司は、口に出せない分、思って居たのだ。


“俺は、まだ、牧野のお袋さんから、受け入れて貰えてねぇんだな。”と…。



だからだったのかも知れない。
一人、アウェー状態の司は、つくしの寝て居るベッドの方に、足を進めたのだ。


そして、司は、つくしに声を掛けたのだ。


「牧野…。
 聞こえるか?
 俺だ‼
 司だ‼
 道明寺司だ‼」と…。



其処で、今迄、唯、一点を見詰めたままだったつくしが、そんな司の声に反応したかの如く…目をパチッと、開けたのだ。


云わば…。
今迄のつくしの目は、確かに、開いて居るのだが…。
意識の無い様な…。
ボーっとして居る様な…そんな目だったのだ。


言う成れば…。
此れ迄のつくしは、端から観れば…。
“唯、目が開いて居るだけ…。”と、いう感じだったのだ。


其れだけ、つくしの目は、意識の無い様な『目』と、いう訳だったのだ。


其れが、司の声に反応したかの如く…つくしの目は、パチッと、開いたのだ。


言う成れば…。
此の時のつくしの目は、意識を持った『目』に変わったという訳だったのだ。



此れには、此の場に居た誰もが、吃驚した程だったのだ。


だからこそ…。
此の時の司は、思ったのだろう。


“やっぱ、牧野は、俺の声に反応したんだな。
 やっぱ、牧野は、『俺の女』だよな。
 牧野は、俺の声を、忘れて居なかったんだよな。”と…。


だからだったのだ。
此の時の司の心は、嬉しさで、弾んで居たという訳だったのだ。



だが、そんな司とは、反対に、つくしの母親で在る 千恵子は、一人、不貞腐れて居たのだ。


何故なら…。
つくしは、自身の母親で在る 千恵子の呼び掛けの声には、一切、反応し無かったのだ。


其れ処か?
何処を観て居るのか?
意識の無い『目』のままだったのだ。


だからだったのだろう。
此の時のつくしの母親で在る 千恵子は、一人、不貞腐れて居たという訳だったのだ。




<此の二次小説『自惚れ~うぬぼれ~…<つかつく>  21.』の中に出て来るつくしの症
 状ですが…。
 つくしの様に、目ははっきりして居るのに…。
 意識がはっきりして居ないという症例も、過去には、有ったそうです。
 ですが…。
 患者さんの症状も、様々で、其の後、意識が戻ったという方と、戻って居ないという方
 も、居らっしゃるそうです。
 其処で、お詫び申し上げます。
 不快に思われるやも知れないのですが…。
 此の様な『二次小説ネタ』にしてしまった事を、申し訳無く思います。
 ストーリー上、致し方無いとしても、配慮に掛けて居ましたら、お詫び申し上げます。
 了承の程、宜しくお願い致します。>

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