tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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自惚れ~うぬぼれ~…<つかつく>  22.



司が、つくしに呼び掛けた事で、つくしの目は、意識の在るはっきりとした『目』に代わったのだ。


云わば…。
倒れてからのつくしの『目』は、『眠りの姫』から目を覚ましても、意識の無い様な『目』だったのだ。


だからだったのだ。
此の時の司は、自身が、つくしに声を掛けた事で、意識の在るはっきりとした『目』に代わった事を、嬉しく思い、司の心の中は、弾んで居たのだ。


だが、司の其の弾んで居た心の中は、つくしの言葉で、一気に、沈んでしまったのだ。



実は、此の時迄のつくしは、酸素マスクを装着して居たのだ。


だからだったのだろう。
意識がはっきりとした其の後のつくしは、其の酸素吸入を自身で外し乍ら、言って除けるのだった。
勿論、此の時のつくしは、声は、多少、掠れ気味だった事は言うまでも無かったのだが…。


そして、其の時のつくしが、司に言って除けて居た言葉とは…。


「如何して、道明寺が、此処に居るのよ?
 って、言うか?
 此処は、何処よ⁉
 私は、一体、何処に居るのよ‼」と…。


此の時のつくしは、司に対して、敵意剥き出しの様なそんな話し振りで、司に、そう訊いて居たのだ。


だからだったのだ。
司は、つくしに、返答したのだ。
所謂、此の時点に於いての司は、まだ、冷静だったのだ。


「お前は、英徳(学園)で、倒れて…よ。
 だから…な。
 今のお前は、道明寺総合病院に、入院してんだ。
 此処は、俺も、嘗て、入院して居た道明寺総合病院のVIP専用病室だ。
 で、俺は、“お前(牧野)が倒れた。”と、あきらから聞いて…よ。
 ババアに頼んで、日本に帰国して帰って来たんだよ。
 ババアと約束した期間は、1ケ月…。
 其の約束の1ケ月が経てば、俺は、また、NYに戻らねぇといけねぇんだわ。
 だから…よ。
 其の約束の1ケ月前までに、お前が、目を覚ましてくれて良かったわ。」と…。


其処で、つくしは、そう言って来た司に言って除けるのだった。


「私が、英徳(学園)で、倒れたの?
 其れは、道明寺の手下のあいつ等に、蹴られたり、殴られたりしたから…。
 もしかして、私は、あいつ等に負けたの?」と…。
「………」


だからだったのだ。
司は、驚愕で、言葉も出て来なかったのだ。


しかし、類は、思い当たる節が有った為に、つくしに、訊き始めるのだった。
先ずは、たわいも無い話しをし乍ら…。


「ま~きの。
 牧野は、今迄、良く寝て居たね。
 お目覚めは如何(いかが)かな?」と…。


なので、つくしは、類を見掛けた事で、司を観て居る目と違って、安心し切った様な目付きに成り、類に訊き始めるのだった。


「あっ‼
 花沢類っ‼
 私…。
 そんなに、眠ってたの?」と…。


だからだったのだろう。
此の時の類は、冗談を交え乍ら、何時もの様に、つくしに話しし始めるのだった。


「うん。
 ぐっすり、眠って居たよ。
 寝言を言って居た様だったけど…。」と…。


だからだったのだ。
つくしは、自身の心の声が寝言と成って、出て居たと勘違いした事で、自身の両手で、口を隠したのだった。


だからだったのだ。
類は、笑い乍ら、つくしに、言って除けるのだった。


「牧野…(笑)。
 嘘だよ‼
 でも、そう思う位、眠って居たよ。」と…。


其処で、類は、一呼吸置くかの如く、つくしの顔を、ジーっと、見乍らも、更に、つくしに訊き始めるのだった。


「で、牧野は、今、何歳?」と…。


だからだったのだろう。
つくしは、そう訊いて来た類の顔を見返し乍らも、言って除けるのだった。
不思議そうに…。


「えっ??
 花沢類は、私の一歳年上でしょ⁉
 だから…。
 私の歳は、花沢類にも、分かってるでしょ?
 私は、英徳学園に通ってる 高等部2年生…。
 花沢類…。
 此れで、良い?」と…。


だからだったのだ。
類は、一人、心の中で、思うのだった。


“やっぱり…。”と…。


しかも、類は、つくしの話しを聞いて居て、気が付いた事が有ったのだ。


云わば…。
類には、分かって居たのだ。
今のつくしの記憶は、司に寄って、『赤札』を貼られた当時の記憶しか持って居ないと言う事を…。


だからこそ…。
此の時の類は、つくしに訊けたのだ。


【「牧野は、今、何歳?」と…。】


そして、此の時の類の中では、つくしからの返答の言葉を聞いて、確信に変わったのだ。


“今の牧野の記憶は、司に寄って、『赤札』を貼られた当時に、遡ってしまった様だ
 ね。”と…。



だからだったのかも知れない。
そんな類とつくしの話しの遣り取りを聞いて居た司は、驚愕で、言葉が、全く、出て来なく成って居たのだ。


という寄りも…。
司にとっては、ショッキングな出来事で、最悪な事態に陥ったと言う事と成るのだ。


なので、此の時の類は、そんな風に、驚愕して居るで在ろう 司の方を向いて、目配せをして居たのだ。



其処で、つくしは、司の存在を思い出したかの様に、司に、言って除けるのだった。


「ふ~ん。
 と言う事は…。
 あんたは、私に、『赤札』を貼った事で、NYに逃げたんでしょ⁉
 だから…。
 NYに渡米したんだぁ~‼」と…。


そんな風に、つくしから訊かれた此の時の司は、何と言って、つくしに、返答すれば良いのか?
悩む程だったのだ。


だからだったのだろう。
此の時の司は、意気消沈したかの様に、下を向いたまま、顔を上に向ける事が出来なかったのだ。
其れ程、此の時の司にとっては、ショックな出来事だったのだ。



其処で、類は、つくしに、声を掛けるのだった。


「牧野は、漸く、目を覚ました様だし…。
 余り、喋り過ぎても…だろうから…。
 司と俺は、帰るよ。」と…。


そして、此の時の類は、つくしの母親で在る 千恵子の方を向いて、話しし始めるのだった。


「ママさん…。
 牧野の様子も見られたし…。
 司と俺は、此れで、帰るよ。
 ドクターには、牧野が、目覚めた事を、伝えて於くよ。」と…。


だからだったのだ。
此の時点でのつくしは、まだ、ベッドに横に成って居た状態だったので…。
つくしの母親で在る 千恵子達 牧野家の面々が居た場所と言うのは、つくしから言えば、死角と成って居たのだ。


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、つくしの母親で在る 千恵子達 牧野家の面々が、此の場に居た事を、確認して居なかったのだ。


なので、牧野家の面々が、『赤札』の事を知らないと思って居るつくしは、つくしの母親で在る 千恵子達 牧野家の面々に、『赤札』の事を知られたと思い、此の場で、『赤札』の事に関して、話しして居た事を、つくし自身、後悔して居たのだ。


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、自身の心の声が、口から出てしまって居たのだ。


「ママが、此処に居たの?」と…。


なので、此の時のつくしの母親で在る 千恵子は、そう言って来た自身の娘で在る つくしに対して、話しし始めるのだった。


「つくし…。
 ママ達は、大丈夫よ。
 つくしが倒れた事で、『赤札』の事に関して、全ての話しを聞いたのよ。
 だからこそ…。
 つくしは、気にし無くて、大丈夫よ。」と…。


だからだったのかも知れない。
つくしは、自身の母親で在る 千恵子の話しを聞いて、気に成った事が有ったのだ。


だからこそ…。
此の時のつくしは、自身の母親で在る 千恵子に、訊き始めるのだった。


「ママ…。
 其の話しを、誰から聞いたの?」と…。


なので、此の時のつくしの母親で在る 千恵子は、そう訊いて来た自身の娘で在る つくしに、返答するのだった。


「類君よ。」と…。


なので、つくしは、納得して居たのだ。


「そう何だ。」と…。



だからだったのだろう。
今迄、一人、不貞腐れて居た筈のつくしの母親で在る 千恵子は、ほくそ笑んで居るかの様に、此の時の司には、見えて居たのだ。



そして、取り敢えず、其の後の司と類は、此の場を後にしたのだった。


勿論、此の時の類は、何も話しする事が出来ない司に代わって、つくしの主治医に、つくしの意識がはっきりした事 と つくしの記憶が、英徳学園に通って居た高等部2年生の当時の頃の記憶しか無い事を、報告するのだった。



そして、此の時の類は、ショックで、歩く事も出来ない状態に成って居る司を、引き摺るかの様に、或る場所に、連れて行くのだった。


勿論、此の時の類は、総二郎とあきらにも連絡を入れて、或る場所で、待ち合わせする事にしたのだった。


そして、此の時のF4の4人は、現在のつくしについて、話しし合って居たという訳だったのだ。

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