tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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自惚れ~うぬぼれ~…<つかつく>  27.



総二郎とあきらは、西田からの連絡に寄り、それぞれ、東京メープルのラウンジ内に在る F4ラウンジに向かったのだ。


其処で、総二郎とあきらが見た物は、司の驚愕する様な姿だったのだ。


既に、どれ位、アルコール類を飲んだのか?
総二郎とあきらにとっては、想像を絶する程の司の姿だったのだ。


だからだったのだろう。
此の時のあきらは、そんな姿に成って居る司に、声を掛けずには居られなかったのだ。


其処で、あきらは、司に声を掛けたのだ。


「司…。
 お前、どれ位、酒を飲んだんだ?」と…。


だが、此の時の司は、そう訊いて来たあきらの方に顔を向けるも、一切、声を発する事は無かったのだ。
唯、ニヤッと、不敵な笑みを浮かべるだけだったのだ。


其処で、総二郎は、そんな司に、声を掛けるのだった。


「司…。
 一体、何が有った?」と…。


だが、其れでも、司は、何も言おうとし無かったのだ。


だからだったのだろう。
其処で、総二郎とあきらは、それぞれ、司の両隣りに座り、肩を組み始め、司から、訊き出そうとするのだった。


「なぁ~、司…。
 お前には、俺等が付いてるだろ?
 言って視?」


「そうだぞ‼
 司…。
 お前に何が有っても、俺等は、お前の味方だ‼」と…。


だからだったのかも知れない。
司は、総二郎とあきらに、話しし始めるのだった。
つくしが入院して居る道明寺総合病院のつくしの病室内で、類とつくしが、何を話しして居たのかを…。


其の上で、司は、総二郎とあきらに、訊き始めるのだった。


「なぁ~、総二郎…。
 あきら…。
 俺が、記憶を失くして居た当時…。
 牧野も、こんな風に、苦しんで居たのか?」と…。


其処で、あきらが、口火を切ったのだ。


「そうだろうな。
 前にも言って居たが…。
 お前の場合は、牧野の記憶が、司の頭の中に無い事を良い事に、司に近付いて来た変な女
 (海ちゃん)を、自身の傍に置いて居たんだ。
 牧野に魅せ付けるかの様に…。
 そりゃあ、牧野が、苦しまねぇ訳ねぇよな。」と…。


其処で、総二郎も、頭を抱えて、蹲る様に座り始めた司に、言い始めたのだった。


「あの頃の牧野は、落ちてたもんな。
 俺等の前では、涙こそ、流さねぇけど…よ。
 苦し紛れの笑顔を出す位だった。
 やっと、司と牧野の気持ちが繋がった途端に、牧野は、司から邪険にされたんだ。
 当然と云えば、当然だろ。
 其れに、牧野からして視れば…。
 牧野は、司を助け出した筈だったのに…。
 其の司が、自分自身だけの記憶を失ってしまったんだ。
 で、尚も、仕打ちかの様に、其の司が、司に近付いて来た変な女(海ちゃん)を、自身の
 傍に置いて居たんだ。
 司は、自分自身の前から、牧野を、排除する為に…。
 そんな牧野が、落ちねぇ訳ねぇだろ?」と…。


だからだったのだろう。
司は、総二郎とあきらに、蹲って座ったまま、話しし始めるのだった。


「そうだよな。
 あの当時の俺に、牧野の記憶が無かったにしても、(あの当時の)俺の遣った事は、(あ
 の当時の)牧野にとっては、相当、酷かったよな。
 俺なぁ~。
 牧野の記憶が、例え、『赤札』の頃に戻ったとしても、“牧野は、また、俺を求めてくれ
 る。”と、何処か?
 自信みたい物が有ったんだよな。
 感覚って、言うのか?
 何て、言ったら良いのか?
 分かんねぇんだけど…な。
 “(俺を)好きだ‼”と、言う牧野の思いは、(牧野の)心の中に残って居て、俺を見た途
 端、“其の想いが、溢れて来るんじゃねぇか?”って、勝手に、思ってたんだよな。
 如何も、俺は、自惚れ(うぬぼれ)てたみてぇだわ。」と…。


其処で、あきらが、口を開いたのだ。


「其れは、あの当時の牧野も、言ってな。
 “私は、自惚れ(うぬぼれ)て居たんだと、思う。”って…。」と…。


其処で、総二郎も、口を開いたのだ。


「そうだったな。
 其れに、あの当時の牧野は、こうも、言ってたもんな。
 “『道明寺なら、例え、私だけの記憶を失っても、私を見付け出してくれる。』と、そう
  思って居たんだよね。
  でも、違ってたみたい。
  私は、如何も、自惚れ(うぬぼれ)て居たんだと、思う。”って…な。」と…。


其処で、司は、パッと、顔を上げて、総二郎とあきらのそれぞれを見てから、口を開いたのだ。


「牧野に、そう思わせたのは、他でもねぇ。
 『俺』…何だよな。
 今の牧野から、邪険にされても、今の俺は、何も言えねぇよな。
 俺は、牧野の病室の中に入ろうと、ドアを少し開けた所で、あんな風に、類と一緒に笑う
 牧野の声を聞いた時に、俺は、思ったんだよな。
 “今の牧野は、俺と一緒に居る寄りも、類と一緒に居る方が良いんじゃねぇか?”って…
 な。
 “だったら…。
  俺は、日本に居る必要性がねぇだろう。”って…な。
 だから…よ。
 俺は、明日にでも、NYに戻るわ。
 で…よ。
 牧野の記憶が、此のまま、戻らねぇなら…。
 俺は、日本に帰国しねぇ‼
 類と一緒に居る牧野を見る事は、今の俺同様…。
 俺は、一生、辛ぇと思うから…よ。」と…。


其処で、総二郎とあきらは、そう言って来た司に、驚愕するのだった。


だからこそ…。
此の時の総二郎とあきらは、同時に、司に、言えた言葉だったのだろう。


「「司…。
  お前…。」」と…。


だが、此の時の総二郎とあきらにして視ても、其れ以上、一切、口に出す事は出来無かったのだ。


何故なら…。
現在の司の辛さを、誰よりも、一番知って居るのは、司の幼馴染で親友で在る 総二郎とあきらだったから…なのだ。


実は、此の時の総二郎とあきらが、そんな司に対して、口に出す事が出来無かった言葉とは、“そんなに、辛ぇのか?”…だったのだ。


勿論、此の時の総二郎とあきらにとっても、現在の司が、どれ位、辛いのか?
分かり切って居たからこそ…。
其れ以上、口に出す事が出来なかったという訳だったのだ。



そして、司は、総二郎とあきらと別れた後…。
西田に連絡を取り、告げるのだった。


「明日、NYに戻る。 
 準備を宜しく頼むわ。」と…。


だからだったのだろう。
西田は、辛そうな声質の司とのTELを切った後、直ぐ…。
司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に、其の事を報告するのだった。


勿論、此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、つくしの主治医からも、西田からも、類の事は、報告を受けて居たのだ。


なので、“司なら、そう判断するだろう。”と、既に、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓自身、予想して居たのだ。


“だから…。”と、いう訳では無いのだろうが…。
此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、既に、話しを進め様として居たコトを、実行に移す事にしたのだった。


なので、此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、司とは入れ違いかの様に、日本に帰国するのだった。



また、司と別れた後の総二郎とあきらは、相談して居たのだ。
今後の類とつくしの事を…。


だからだったのだ。
あきらが、再び、F2&T3LINEに、連絡を入れる事にしたのだ。


『更に、やべぇ事に成って来た。
 明日、また、俺ん家(ち)(美作邸)に集合‼』と…。


だからだったのだろう。
既に、桜子からの提案通り…。
T3だけで集まって、相談し始めて居たT3だったのだが…。


そんなあきらからのLINEを観た事で、T3は、それぞれ、思って居たのだった。


“何が起こったんだろうか?”と…。


だからだったのだ。
T3は、それぞれ、了承の意を、LINEにて、返信するのだった。


『了解‼』
『『了解しました。』』と…。


そして、次の日…。
総二郎とT3は、それぞれ、美作邸に、集合したのだった。


そして、F2&T3は、また、話し合いするのだった。

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