【『自惚れ～うぬぼれ～…＜つかつく＞　　32．』のエピローグ
　＜司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓と司の姉で在る　椿との会話＞】

実は、司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓は、NYに戻った際に、NYの道明寺邸の執事から、訊かれて居たのだ。

「日本で、椿様とお会いに成りませんでしたか？
　実は、椿様より、奥様の事を聞かれましたので…。
　何方（どちら）か？
　と言う事は、申して折りませんが…。
　“奥様は、只今、出張中で御座います。”と、椿様に、申し上げました。
　ですので、日本で、会われて居るかと思って居りましたが…。」と…。

其処で、司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓は、NYの道明寺邸の執事から、そんな質問をされて、驚愕するのだった。

そして、此の時の司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓の顔付きは、自身の娘で在る　椿の行動に対して、驚愕から怒りに変わるのだった。

何故なら…。
椿の日本への帰国を止めて居たのは、他でも無い。
自身の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓だったのだ。

“其れにも関わらず…。”と、いうのか？
「鬼の居ぬ間に…。」と、云わんばかりに…。
椿は、日本に帰国したという事に成るのだ。

だからだったのだ。
此の時の司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓が、自身の娘で在る　椿に、怒らずには居られない状況だったという訳なのだ。

だからだったのだろう。
此の時の司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓は、NYの道明寺邸の執事に、返答するのだった。

「ええ、会って無いわ。
　如何も、入れ違いだった様ね。」と…。

なので、此の時の司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓は、NY本社での仕事を、一つ熟した後…。
慌てるかの様に、日本へ、逆戻りするのだった。

だからだったのだ。
此の時の椿は、世田谷の道明寺邸にて、自身の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓と、バッティングしてしまったという訳だったのだ。

という訳で、此の時の椿は、世田谷の道明寺邸に居ないと思って居た自身の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓が、其処（世田谷の道明寺邸）に居る事に、度肝を抜かれたという訳だったのだ。

其処で、自身の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓の顔付きは、椿が観て居ても、怒り顔だった事は言うまでも無かったのだ。

だが、此の時の椿は、自身の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓が、何故、怒って居るのか？
全く、分かって居なかったのだ。

だからだったのだ。
此の時の椿は、平然と、自身の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓に、訊けた言葉だったのだ。

「お母様…。
　今日は、東京に、出張でしたの？」と…。

だからだったのだ。
此の時の司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓は、自身の娘で在る　椿に、何食わぬ顔で、飄々と、訊けたのだ。

「一旦は、NYに戻って居たの。
　でも、また、東京に、逆戻りして来たという訳よ。
　で、貴女は、何故、此処（世田谷の道明寺邸）に…？」と…。

だからだったのだろう。
此の時の椿は、自身の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓の顔の表情を無視して居るかの如く…。
話しし始めるのだった。

「私は、西田から話しを聞いて、類に会う為に、日本に帰国して帰って来たの。
　司の為に…ね。
　で、あわよくば…。
　“つくしちゃんに会えたら…。”と、思って居るだけど…。」と…。
「………」

そんな自身の娘で在る　椿の話し振りに、此の時の司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓は、驚愕を通り越して、怒り顔が、更に、怒り始める程だったのだ。

だからだったのかも知れない。
自身の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓の顔の表情を見た椿は、“ヤバい‼”と、思った程だったのだ。

だが、其れでも、此の時の椿は、自身が、過去にも観た事の無い様なそんな自身の母親の顔付きに驚愕するのだった。

そして、此の時の椿は、自身の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓の様子に、不思議で仕方無かったのだ。

だからこそ…。
此の時の椿は、思って居たのだ。

“何故、お母様は、そんな顔付きを為さって居るのだろうか？”と…。

だからだったのかも知れない。
何も、言おうとし無い自身の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓に、言ってしまうのだった。

「お母様…。
　如何為さったの？
　そんな怖い顔をして…。」と…。

だからだったのだろう。
此の時の司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓は、拍子抜けするかの如く…。
自身の娘で在る　椿に、訊き始めるのだった。

「私（わたくし）は、貴女に、言って置いた筈よね？
　“まだ、日本には、帰国し無い様に…。”と…。
　なのに、如何して、貴女は、此処（世田谷の道明寺邸）に居るのかしら？
　其れに、例え、司の為だと言っても、類さんに会うとは、如何言うおつもりなのかしら？
　私（わたくし）が、コトを荒げない様に、全てを遂行したというのに…。
　貴女は、私（わたくし）の邪魔を為さりたいのかしら？
　勝手な事は、為さらない様に…。
　宜しいわね。
　椿…。」と…。

だからだったのだ。
此の時点に於いての椿は、自身の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓が、司の為に、コトを荒げない様に、全てを遂行して居たとは、思っても視なかったのだ。

だからこそ…。
此の時の椿の顔付きは、驚愕顔だった事は言うまでも無かったのだ。

だからだったのだろう。
此の時の椿は、そんな風に、驚愕したまま…。
自身の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓に訊き始めるのだった。
そして、此の時の椿は、自身の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓に、謝りを入れるのだった。

「お母様は、NYの執事から、私が、東京に向かった事を聞いたのかしら？
　だから…。
　お母様は、再び、東京に、戻って来たという訳だったのね？
　お母様…。
　勝手な事をして、ごめんなさい。」と…。

なので、素直に謝って来た自身の娘で在る　椿に、司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓は、其れ以上、怒る事は無かったのだ。
だが、一言だけ、此の時の司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓は、話しして置く事にしたのだ。

「ええ、執事から、聞いたのよ。
　其れよりも、椿は、私（わたくし）が、何も行動し無いとお思いだったのかしら？
　私（わたくし）は、盤石な体制でコトを遂行する為に、策を練ってから、コトを遂行した
　のよ。
　分かったかしら？
　椿…。」と…。

だからだったのだろう。
此の時の椿には、興味が有ったのだ。
司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓が、どんな策を練って居たのか？

だからだったのだろう。
此の時の椿は、自身の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓に訊き始めるのだった。

「お母様…。
　どの様な策を練られたのかしら？」と…。

其処で、司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓は、自身の娘で在る　椿に、話しし始めるのだった。

だからだったのだろう。
自身の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓から、そんな話しを聞いた事で、此の時の椿は、思って居たのだった。

“だからだったのね。
　あの時の類の機嫌が悪かったのは…。”と…。

という訳で…。
此の時の椿は、漸く、其の時の類の機嫌が悪かった理由を知るのだった。

そして、其の後の椿は、自身の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓から許される事無く…。
そして、つくしに会う事無く、自身の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓と共に、NYに戻ったのだった。

其の理由は…。
司の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓自身の口から、告げられたのだ。

「類さんが、フランス留学の為に渡仏してから、牧野さんと、会いなさい。
　其の方が、スムーズでしょうから…。」と…。

なので、此の時の椿は、自身の母親で在る　道明寺HD　社長　道明寺楓の意見に賛同して、一旦は、NYに戻ったのだった。

＜此の二次小説『自惚れ～うぬぼれ～…＜つかつく＞　　34．』は、切りが良い為に、短め
　に成って居ります事を、お詫び申し上げます。
　了承の程、宜しくお願い致します。＞