tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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自惚れ~うぬぼれ~…<つかつく>  49.



此の年の4月から、つくしは、英徳大学2年生として、復帰する事に成って居たのだ。
勿論、つくしの同級生として、英徳大学に在籍する事に成って居るのは、『桜子』だった事は言うまでも無かったのだ。


因みに、其の事を羨ましく思って居たのも、『滋』だった事は言うまでも無かったのだ。



そして、忘れては成らないのが、F2の存在だったのだ。


類は、未だ、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の策略に寄り、フランス留学したままだった事は言うまでも無かったのだが…。
F2こと、総二郎とあきらは、此の年の4月から、英徳大学4年生に在籍する事に成って居たのだ。


だからこそ…。
総二郎とあきらは、つくしと再会出来る事を、楽しみにして居たのだ。




そして、等々、此の日と成って居たのだ。


実は、道明寺邸では、前日に、タマが、つくしに、伝えて居たのだ。


「英徳(学園)へは、リムジンで行く様に…。」と…。


だが、つくしは、此れ迄通り、英徳学園に通う際は、交通機関を利用するつもりで居たのだ。


だからこそ…。
つくしは、タマに、返答する為に、話しするのだった。


「態々、私の為に、リムジンを出して頂いたりと、皆様に、ご迷惑をお掛けしてしまうと思
 うので…。
 私は、英徳(学園)へは、今迄通り…。
 交通機関を利用し様と、思って居ます。」と…。


だが、タマは、其の事を許さなかったのだ。


何故なら…。
司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から、言われて居たから…だったのだ。


「つくしさんが、英徳大学に通う際は、リムジンで、通学する様に伝えて頂戴‼
 世間(セレブ界)では、つくしさんは、司の婚約者なのよ。
 つくしさんが、自覚するし無いに関係無く…ね。」と…。


だから…だったのだ。
タマは、つくしに諭す様に、話しし始めるのだった。


「良いかい‼
 つくし…。
 仮にも、つくしは、司坊っちゃんの婚約者…何だよ。
 其れは、つくしが、自覚するし無いに関係無く…さね。
 だからこそ…。
 つくしが、交通機関を利用すれば、世間の目は、つくしに、注がれる。
 そう成れば…。
 つくしを誘拐して、身代金を奪おうとする輩も出て来ない共、限らない。
 実際、司坊っちゃんも、幼少期の頃には、SPの目を盗んで、SPから離れた事で、誘拐さ
 れそうに成ってるんだよ。
 だからこそ…。
 奥様は、慎重にも成られる。
 其れは、道明寺家の為だけじゃ無く…。
 司坊っちゃんの為でも有る。
 其れに、つくしの我が儘で、もし、つくしが、交通機関を利用すれば…。
 つくしを守る為に、道明寺家のSPは、総動員される。
 つくしが、リムジンを利用すれば…。
 少人数のSPだけで、コトが足りるんだよ。
 つくしは、どっちが良いださね?」と…。


其処迄、タマに言われてしまったつくしは、諦めざるを得ない状況だったのだ。


そして、此の時に、つくしは、悟ったのだった。


“此れが、道明寺の婚約者としての務め何だろうなぁ~。
 もし、仮に、道明寺の婚約者が、私じゃ無くて、同等の家柄のお嬢様だとすれば…。
 「当然…。」と、受け止めて、其の厚意を、素直に、受け居れられるんだろうけど…。
 私は、元々、庶民代表の様な家柄の娘…何だよね。
 「当然…。」と、受け止めて、其の厚意を、素直に、受け居れられないんだよ。
 でも、私が、交通機関を利用し様とすれば、SPの皆様にご迷惑が掛かる。
 また、何か有れば、其れは、全てが、SPの皆様の責任と成る。
 だったら…。
 仕方ないのかも…。
 タマさんの言う通りに、従おう。”と…。


だからだったのだ。
つくしは、タマに、伝えて居たのだ。


「英徳(学園)へは、リムジンで、向かいます。」と…。



なので、タマは、つくし専用の運転手と成った道明寺家の使用人に、伝えて居たのだ。


「明日からは、つくしの事を頼むよ‼」と…。


勿論、此の事自体、つくしは、知らなかったのだが…。



そして、タマは、つくしが了承した事を、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓にも、報告して居たという訳だったのだ。


だからだったのだろう。
司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、つくしが了承した事を、タマから聞いて、ホッとして居た事も、また、言うまでも無かったのだ。



だが、実は、タマには、了承したつくしだったのだが…。
本来成らば、今でも、交通機関を利用したいと言う気持ちに変わりは無かったのだ。


何故なら…。
つくしが、英徳学園に、リムジンで向かえば…。
英徳学園の学生からは、好奇な目で見られる事が分かって居たから…だったのだ。


此の時点に於いて、未だ、記憶の戻って居ないつくしでは在ったのだが、其の事に関してだけは、何故か?
つくしの頭から離れて居なかったのだ。


案の定…。
リムジンで英徳学園に到着した時のつくしが、リムジンから降りて来た時には、英徳学園の学生から、好奇な目で見られただけじゃ無く…。
口々に、何か、言って居る事は、当のつくしにも、分かる程だったのだ。


其の中には、現在の司とつくしが、如何言う状況に在るのか?
良くも知らない筈なのだが…。
週刊誌等で、伝えられて居る情報を元に、口々で、話しして居る学生も居た程だったのだ。


勿論、つくしが、倒れた理由を知らない学生も居たので、全てが、嫉妬や妬み、嫉みから言って居る話しでは無く、興味本位で話しして居る学生も居たのだ。


「道明寺さんがNYに渡米した時点で、牧野さんは、道明寺さんから、捨てられたんじゃ無
 かったの?」とか…。


「牧野さんが、道明寺家のリムジンで、英徳学園に来たという事は、道明寺さんの婚約者
 は、牧野さんという事なの?」とか…。


其れは、つくしの元 同級生だけでは無く…。
学年関係無く、口々に言って居るのだから、始末に負えない状況だった事は言うまでも無かったのだ。



そんな様子に、苛立ちを覚える桜子は、道明寺家のリムジンから降りて来たつくしに近付き、英徳学園の学生達の前で、言って魅せるのだった。


「此の女性(ひと)達は、先輩が、羨ましいですよ‼
 だって…。
 牧野先輩は、道明寺さんの恋人で、両家が認めた婚約者‼
 此の女性(ひと)達には、到底、有り得ない話しですから…。
 先輩は、堂々として居れば、良いんですよ‼」と…。


だからだったのだろう。
英徳学園の学生達は、ムッとして居たのだ。



其処に、総二郎とあきらが、つくしと桜子の前に現れたのだ。


総二郎とあきらにとってのつくしは、『仲間』だが…。
未だ、記憶の戻って居ないつくしにとっては、総二郎とあきらのそれぞれは、『F4のメンバーの一人』と、いう認識しか無かったのだ。


云わば…。
此の時のつくしにとって、総二郎とあきらは、自身の『仲間』という認識は無かったのだ。


そんな所に、つくしは、総二郎とあきらから、声を掛けられたのだ。


「よぉ~、牧野‼
 元気だったか?」
「漸く、英徳(学園)にお出ましだな。
 此れからも、『仲間』として、宜しくな‼」と…。


だからこそ…。
総二郎とあきらから声を掛けられた時のつくしは、きょっとんとして居たのだ。


だからだったのだろう。
其の後のつくしは、困った様な顔付きに成り、総二郎とあきらに、声を掛けるのだった。


「あのぉ~。
 お二人は、F4のメンバーの方ですよね。
 確か、西門さんと美作さん…。
 申し訳無いんですが…。
 私には、過去の記憶が無いんです。
 なので、失礼な事をして居たら、すみません。」と…。


だからだったのだ。
総二郎とあきらは、カフェテリア内に在る F4ラウンジに、つくしと桜子を連れて行き、つくしに、自身達が、つくしの『仲間』で在る事を、話しし始めるのだった。


其処で、桜子も、つくしに、説明するかの様に、話しを付け加え乍ら、話しして居たのだ。


だからだったのだろう。
つくしは、漸く、自身の過去が、総二郎とあきら共、『仲間』として、付き合って居た事を知ったのだ。



其処で、つくしは、自身の過去には、如何言う事が有ったのか?
知りたく成って居たのだ。


何故なら…。
つくしの記憶は、英徳高校2年生の途中で、途切れて居るのだ。


云わば…。
司から、赤札を貼られた頃で、つくしの記憶は、途切れたままなのだ。


勿論、つくしの記憶は、例の事で、類から助けられた所で途切れた状態だった事は言うまでも無かったのだ。



実は、其の当時のつくしの父親が、万年平社員と言う事も有り…。
其れに付け加えて、つくしのママは、見栄っ張りな所も在るが故に、社宅の奥様連中への見栄も有り…。
つくしのママは、自身の娘で在る つくしの思いを訊く事も無く、無理矢理に近い形で、つくしは、英徳高校を受験するしか無かったのだ。


だからこそ…。
入学当時のつくしは、英徳高校内では、何時も、ずっと、一人だったのだ。


毎朝毎朝、鞄が、靴が、制服が重くても…。
“何時か、此の重みから、解放される時が来る。”と、信じて居たのだ。
其れは、英徳学園からの『卒業』と、言う形で…。


其の時、つくしは、初めて、“此の英徳学園に勝つ‼”と、思って居たのだ。



そう思って居たつくしだったからこそ…。
総二郎とあきら…。
そして、桜子からの話しを聞いて、自身の過去について、興味を示し始めたのかも知れない。


なので、司から赤札を貼られた理由を知って居るつくしは、其の後(虐めに遭って居た後)の自身の過去が、如何言う過去だったのか?
聞きたく成って居たのだ。


だからこそ…。
つくしは、総二郎とあきらに言えた言葉だったのだろう。


「そうだったんですね。
 此れからも、私の過去に、何が有ったのか?
 教えて下さい。」と…。


だからだったのだろう。
総二郎とあきらは、そんなつくしに、頷いて魅せて居たのだった。

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