tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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自惚れ~うぬぼれ~…<つかつく>  50.



<此の二次小説『自惚れ~うぬぼれ~…<つかつく>  50.』は、一部、下品な内容も含
 まれて折ります。
 了承の程、宜しくお願い致します。>


総二郎とあきらは、つくしからの要望に、頷いて魅せたのだった。


だが、其処で、そう言って来たつくしに対して、総二郎は、反対に、要望の言葉を、つくしに伝えるのだった。


「ああ。
 牧野が、自分自身の過去について、知りてぇと、思うのなら…。
 幾らでも、聞いて来たら良い。
 だが、其の際、一つだけ、牧野に、伝えて置きてぇ事が有んだ。」と…。


其処で、つくしは、総二郎に、了承の言葉を伝えるのだった。


「はい、構いません。」と…。


なので、総二郎は、あきらの方を観乍ら、あきらにも、尋ねるかの様に、つくしに、言って除けるのだった。


「じゃあ、お構い無く…。
 高等部の頃の牧野は、俺等と話しする際も、一切、敬語を使って来た事がねぇんだ。
 云わば…。
 其の当時の牧野は、1歳でも、年上の俺等に対して、常に、タメ語だった。
 だから…よ。
 俺等と話しする際も、タメ語で、話ししてくれねぇか?
 牧野から、敬語で話しされると、気色悪くて、仕方ねぇんだわ。
 あきらも、そうだろ?」と…。


其処で、あきらも、総二郎に返答するかの様に、つくしに、言って除けるのだった。


「ああ、全くだ。
 総二郎の言う通りだ。
 俺等に、気を使って喋って来る牧野は、気色悪ぃっつーの。
 だから…よ。
 俺等には、敬語を使うな‼」と…。


だが、此の時のつくしは、思って居たのだ。


“私の過去は、如何言う態度で、F4に接して居たんだろうか?
 もしかして、私の過去は、年上のF4に対して、上から目線で、話しして居たのだろう
 か?
 過去の私という人間は、如何言う人間だったのだろうか?”と…。


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、自分自身の過去について、自分自身を自分自身で疑う程だったのだ。


だからこそ…。
此の時のつくしの顔付きは、そんな自分自身の過去を呪って居るかの様な顔付きだったのだ。


だが、そんなつくしの顔付きを観たあきらは、思って居たのだ。


“牧野は、総二郎と俺の会話を聞いて、きっと、自分自身の過去を、勘違いし始めて居るの
 だろうな。”と…。


だからだったのだ。
あきらは、慌てるかの如く、つくしに、話しし始めるのだった。


「牧野…。
 勘違いすんなよ‼
 高等部当時の牧野は、俺等 F4とは、対等な立場で居たかったんだと思うぞ‼
 司には、何時も、そう言って居たらしいから…な。
 だから…よ。
 牧野が、年上の俺等 F4に対して、えらっそうだったとか、そう言う事じゃねぇんだよ。
 牧野は、牧野で、俺等 F4にも、敬意を表して居た時も有ったし…な。」と…。


だからだったのだ。
つくしは、そう言って来たあきらに訊き始めるのだった。


「うん、分かった。
 敬語は、使わない様にするよ。
 でも、私が、F4に対して、敬意を表して居た時…って、如何言う時…?」と…。


だからだったのかも知れない。
あきらは、返答の言葉を模索して居たのだ。
なので、此の時のあきらは、総二郎の方を向いて、ヘルプを求め始めて居たのだ。


「まぁ~、其れは…だな。
 なぁ~、総二郎…。
 有ったよな?」と…。


だからだったのだ。
此の時の総二郎は、総二郎らしく、つくしに、返答して魅せて居たのだ。


「そうだな。
 あっち系の時は、そうだったかも…な。」と…。


其処で、つくしは、首を傾げ乍らも、総二郎に、訊き始めるのだった。


「“あっち系…。”とは…?」と…。


其処で、説明し始めて居た総二郎の言葉を制止したのは、他でも無い。
桜子だったのだ。


「先輩…。
 そろそろ、講義室に向かわないと、講義が始まってしまいますよ‼」と…。


其処で、つくしは、桜子の言葉を聞いて、慌てるかの様に、桜子に、返答の言葉を告げたのだ。


「あっ、そうだったね。
 では、お二人さん…。
 私と桜子は、今から、講義に行って来るね。」と…。


そして、此の時点でのつくしは、総二郎の言葉の意図を、其れ以上、聞く事無く…。
桜子と共に、講義室に向かったのだった。


勿論、総二郎と、何の話しをして居たのかも、此の時点でのつくしは、すっかり、忘れてしまって居たのだ。
云わば…。
つくしの頭の中は、都合が良い様に出来て居るかの様子…だったのだ。



だからだったのだろう。
此の時の総二郎は、そんなつくしに、“相変わらずだな。”と、思い乍らも、大笑いだったのだ。


寧ろ、記憶を失くしても、何時もと変わりないつくしに、此の時の総二郎は、ホッとして居る様子だったのだ。



だが、此の時のあきらは、何方かと言うと、苦笑いだったのだ。


否…。
寧ろ、困惑の顔付きに成って居た事は言うまでも無かったのだ。


何故なら…。
“此の事を、司が知ったら、総二郎と俺は、無事で居られるのだろうか?”と、思って居た程…だったのだ。


と言うのも…。
つくしが覚えて居るのは、例の事件で、類が、つくしを助けたシーン迄だったのだ。


だからこそ…。
此の時のあきらは、“先手を打って、此の話しを、先に、司にして置こう‼”と、企んで居たのだ。


実は、今の司にとって、そう言う話しは、ご法度な話しに成って居たのだ。


何故なら…。
其の事に寄り、つくしの司に対する印象は、“最悪だろう。”と、司が、思って居たから…だったのだ。


勿論、此の時のあきらは、総二郎とつくしが話しして居た内容は、リメイク気味に、司に伝えて居た事は言うまでも無かったのだ。


其れに、現在の司とつくしは、また、振り出しに戻って居たのだ。
だからこそ…。
“今の司を刺激する様な話しを、態々、司の耳に入れる必要もねぇだろう。”と、あきら自身、思っての事だったのだ。



また、現在、記憶を失くして居るつくしにとっては、知らない話しなのだが…。
実は、高等部当時に記憶を取り戻した司と、つくしが、何時、そう言う関係に成って居たとしても、可笑しく無かったと、言えたのだ。


其れは、記憶を取り戻した司が、『1年の猶予』を貰う程、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から、つくしとの付き合いを許されて居たのだ。
其れは、つくしにも、言えた事だったのだ。
だが、其の当時の司とつくしは、そうは成らなかった。


何故なら…。
つくしが、水に濡れてしまったせいで、風邪を引いて、熱を出してしまったのだ。


勿論、其れだけでは無かったのだ。


本来なら…。
其れまでにも、そう言う関係に成れるチャンスは有った筈なのだ。
其れは、つくしが怖がってしまったから…そうは成らなかったと言えたのだ。


其れと、高等部当時のつくし自身が、司と、本格的に付き合い始める迄、司への気持ちに、気が付いて居なかった事が、そう成らなかった最大の理由だったのだ。



実は、あきら自身も、其の事に、気が付いて居た事は言うまでも無かったのだ。
其の当時のあきら自身…。
類と総二郎と一緒に成って、司を揶揄って(からかって)居たのだが…。


だからだったのだろう。
総二郎とつくしが話しして居た内容を、其のまま、司に話せば、唯、司が、熱り(いきり)立つ事は言うまでも無いのだ。


だからこそ…。
此の時のあきらは、リメイク気味に、司に、話しして居たのだ。



其処で、リモートで連絡を入れて居たあきらは、司から、頼まれるのだった。


「なぁ~、あきら…。
 頼まれてくれねぇか?」と…。


其処で、あきらは、司に、返答するのだった。


「内容に寄っては、断るかも…だけどな。
 話しだけは、聞いて遣るよ。」と…。


其処で、司は、あきらに、言って除けるのだった。


「牧野を、あきらん家(ち)の東屋に連れて行って貰えねぇか?」と…。


だからだったのだろう。
司からの突然の言葉に、此の時のあきらは、先ず、言葉を失う程…だったのだ。
だが、あきらは、我に返ったかの様に、司に訊くのだった。


「………、はぁ~??
 何で…だ?」と…。


其処で、司は、自身の思いを、あきらに、伝え始めたのだった。


「もしかしたら…よ。
 牧野が、あの時の事を、思い出すかも知れねぇだろ?
 少しでも、思い出すかも知れねぇ事は、遣って置きてぇんだよ。
 けど…な。
 今の俺は、未だ、NYだ。
 だから…よ。
 俺の代わりに、あの時に、俺と牧野を閉じ込めた張本人で在る 総二郎とあきらが、牧野
 を東屋に連れて行って貰いてぇんだよ。
 遣って視てくれねぇか?」と…。


勿論、“遣って遣れねぇ事はねぇ‼”と、思うあきらだったのだ。


だからだったのだろう。
此の時のあきらは、司の頼み事を聞いて遣る事にしたのだった。


「あの時の詫びも有るし…よ。
 総二郎に話しして、頼まれて遣るよ‼」と…。


だからだったのだ。
司の声質は、1トーン上がったかの様に、司の声は、弾んで居たのだった。


「サンキュな、あきら‼
 宜しく頼むわ。」と…。



そして、あきらは、司からの頼み事の話しを、総二郎に伝えて、数日後に、決行する事にしたのだった。

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