tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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自惚れ~うぬぼれ~…<つかつく>  56.



【『自惚れ~うぬぼれ~…<つかつく>  55.』のエピローグ】


司は、NYに出張で渡米して来たあきらに伝えて居た通り…。
自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓と約束して居た事が有ったのだ。


司は、4年間の修業と言う事で、NYへ渡米して居たのだ。
其の司が、4年間の修業の為に、NYへ渡米して居た最初の理由は、自身の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保が、倒れたからに他成らないのだ。


だが、此の4年間の修業の為に、司は、NYへ渡米した事で、大きく成長して居たのだ。


其れこそ…。
司が、NYへ渡米した当時は、NYの大学での勉学と修業の為に、多忙を極め、寝る間も惜しんで居た事で、毎日が、悪戦苦闘の日々だったのだ。


そんな日々も、NYの大学を卒業した事で、ビジネスだけに時間を費やす事が出来、其の内、道明寺HDの重役や幹部からは、司自身、信頼される様な存在に成って居たのだ。


そうした事で、此の頃の司は、其の内、自身だけで、仕事を任せて貰える様に成って来たのだ。


云わば…。
自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からの指示を仰ぎ乍ら、ビジネスを行うのでは無く、自分自身の考えの元…ビジネスを遂行出来る様に成って居たのだ。


其の集大成として、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、或るプロジェクトを司に任せる事にしたのだ。


だからこそ…。
此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、断言するかの様に、司に、言って除けて居たのだ。


「貴方が、此のプロジェクトを成功させる事が出来れば…。
 日本に帰国しても宜しくてよ。
 但し、つくしさんは、まだ、学生…。
 貴方が、帰国出来たとしても、直ぐに、入籍・結婚という訳には、いかないわ。
 其れは、貴方にも、十分、分かって居るとは思うけど…。
 先に、申して置きます。
 邪な考えは、為さらぬ様に…。」と…。


勿論、此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身の息子で在る 司に、忠告する事も、忘れては居なかったのだ。


其れに、当の司とて、そんな事は分かり切って居たのだ。
だからだったのだろう。
此の時の司は、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に、言って除けて居たのだ。


「ああ、そんな事は分かってる。
 けど…な。
 俺は、あいつの俺への想いを、取り戻さねぇといけねぇんだわ。
 其の為に、日本に帰国後の俺は、あいつに向き合おうと思ってる。
 だから…よ。
 其の事に関しては、邪魔しねぇでくれ。
 頼む。
 与えられた任務は、ちゃんと、熟すから…よ。」と…。


だが、此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身の息子で在る 司に、了承する様でも、更に、忠告する事も、忘れては居なかったのだ。


「ええ、貴方が、思う様に為さい。
 でも、彼女を傷付ける様な事は、今後、為さらぬ様に…。
 彼女は、きっと、まだ、貴方には、警戒心を持って居ると思うわ。
 其処は、忘れない様に…。
 貴方には、前科が在るんですから…ね。」と…。


其処で、司は、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に、一言、悪態を突くのだった。


「人聞き悪ぃ事を、言うんじゃねぇよ。」と…。


だからだったのだ。
其の後の司は、そう自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から約束を取り付けた事で、一日でも早く、日本へ帰国する為に、必死で、此のプロジェクトを熟して居たのだ。



だが、其の後の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、そう司と遣り取りをした裏で、或る事の話しを進める為に、出張と称して、日本へ帰国して居たのだ。


其の或る事の話しとは、つくしと会って、話しをする事だったのだ。
そして、其の或る事の話しとは…。


世田谷の道明寺邸に帰って来た司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、タマに頼んで、つくしを、自身の自室に呼び出したのだ。


其処で、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から呼び出されたつくしは、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の自室に向かって居たのだ。



そして、つくしは、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の自室に入った時に、現在のつくしにとっては、初めて見る筈の人物なのに、何処かで会って居る様な気がして居たのだ。


だが、つくしは、“気のせいかも…。”と、思う事で、目の前に居る司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に挨拶を交わして居たのだ。


「初めて、お目に掛かります。
 牧野つくしと申します。
 此の度は、私の両親と弟が、大変、お世話に成って折ります。
 お礼が遅く成り、申し訳御座いませんでした。」と…。


其処で、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、つくしの方を向き乍ら、言って除けるのだった。


「そうね。
 今の貴女にとって、私(わたくし)は、“初めまして…。”…なのよね。
 其れと、貴女の御家族の事は、貴女が、司の婚約者…何ですから。
 当然の事よ。
 気に為さらないで、頂戴‼」と…。


其処で、つくしは、思って居たのだ。


“道明寺のお母さんとお会いしたのは、やっぱり、初めてじゃ無かったんだぁ~。
 私の気のせいって、訳じゃ無かったんだぁ~。
 如何し様‼
 「初めて、お目に掛かります。」って、挨拶しちゃったよ。”と…。



だが、此の時のつくしは、其の事に、触れなかったのだ。


何故なら…。
司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の見た目のオーラというのか?
見た目の迫力に、つくし自身、押された感が有ったから…と言う事が、最大の理由だったのだ。


だからこそ…。
つくしは、家族についてだけ、お礼の言葉を、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に、告げて居たのだ。


「有難う御座います。
 私の家族も、喜んで居ます。
 私の両親は、性に合って居る様で、マンションの管理人の仕事を、真面目に、取り組んで
 くれて居ます。
 其れも此れも、全て、道明寺社長のお陰です。
 今後共、宜しくお願い致します。」と…。


其処で、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、つくしに、言って除けるのだった。


「其の様ね。
 つくしさんの御両親に、マンションの管理人のお仕事を、お願いして良かったわ。
 其れと、良いかしら?
 つくしさん…。
 貴女に、記憶が、有ろうと無かろうと…。
 貴女は、私(わたくし)の息子 司の婚約者よ。
 此れからは、私(わたくし)の事を、『お母様』と、呼んで下さらないかしら?
 其の方が、自然でしょ‼」と…。


なので、つくしは、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からの要望に応える形で、そう呼ぶ事にしたのだった。


「承知しました。」と…。



そして、其処で、つくしの了承の言葉を聞いた事で、此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、頷き乍らも、更に、自身の要望を、つくしに、伝えるのだった。


「其れと、つくしさん…。
 貴女に、今後の事を、お話しして置くわ。
 貴女は、司の婚約者だけじゃ無く…。
 大学を卒業後の貴女には、司の為に、司の傍に居て貰うわ。
 其れは、唯単に、司の傍には、貴女に居て貰うという意味では無いわ。
 貴女には、道明寺HDに入社して貰って、司の秘書をして貰うわ。
 なので、此れからは、其のおつもりで、行動して頂戴‼
 其の為に、貴女が、大学に在学中の間に、秘書検定1級の資格を取って貰うわ。
 其れと、司が、パーティーに出席する際には、司の婚約者として、常に、司のパートナー
 を務めて貰います。
 ですので、其のおつもりで、レッスンを受けて頂戴‼
 宜しいわね、つくしさん…?」と…。


だが、つくしと云えば…。
司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からの要望の話しは、驚愕で、直ぐには、言葉も出て来ない程…だったのだ。
なので、此の場は、一瞬、沈黙が起こったのだ。


其処で、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の怪訝な顔付きに、ハッと成ったつくしは、漸く、言葉を口にしたのだった。


「………。
 ですが…。
 司さんの秘書は、西田さんという有望な秘書がお出でとか…。
 タマさんが、そう仰って居ました。
 と言う事は、私は、お飾り的な秘書と言う事でしょうか?」と…。


だからだったのだろう。
此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、突拍子も無いつくしからの返答の言葉に、驚愕すると同時に、思うのだった。


“つくしさんは、相変わらずな様ね。
 此の私(わたくし)に、意見して来るとは…。”と…。


其処で、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、つくしに、言って除けるのだった。


「優秀な貴女を、お飾りで終わらせる筈が無いでしょ‼
 其れに、お飾りなら…。
 態々、貴女に、秘書検定1級の資格を取る様に言わないでしょ⁉
 貴女を見込んで居るからこそ…。
 司の傍で、仕事をさせるのよ‼
 あの息子(こ)は、貴女が居ないと、ちゃんと、仕事も出来無い様なダメな男よ‼
 貴女が、あの息子(こ)の傍に居る事で、あの息子(こ)の仕事の効率化(時間の短縮の
 仕方)が変わって来るのよ‼
 情けないんだけど…。
 だからこそ…。
 貴女が、あの息子(こ)の傍に居て、何時も、あの息子(こ)のヤル気を出させる様に、
 発破を掛けたり、お尻を叩いたりして頂戴‼
 其の為に、貴女には、資格を取って貰わなければいけないのよ。
 分かるわよね、つくしさん…?」と…。


だからだったのだろう。
つくしは、漸く、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の言いたい事が分かったのだ。


だからこそ…。
此の時のつくしは、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からの要望にも、了承するのだった。


「承知しました。
 宜しくお願い致します。」と…。



其れは、まるで、つくしは、司の婚約者で在る事を認めて居る様にも、見て取れる程…だったのだ。


だからだったのだろう。
此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、思って居たのだ。


“つくしさんの潜在意識の中に、きっと、司への想いが有ると言う事なのかしらね。”と…。


そう思い乍らも、此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、そんなつくしの事を、嬉しく思って居たのだった。



そして、つくしは、年が明けた大学3年生の終わり頃(2月)…。
司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からの要望通り…。
秘書検定2級の試験を受けて、秘書検定2級の資格を取得したのだ。
そして、其の同じ年(大学4年生)の6月に、秘書検定1級の試験を受けて、秘書検定1級の資格を取得したのだった。


勿論、つくしは、其の事を、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に、自ら、報告した事は言うまでも無かったのだった。

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