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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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桜子は、やっぱり、小悪魔‼【自惚れ~うぬぼれ~】…<つかつく>  番外編



<此の二次小説『桜子は、やっぱり、小悪魔‼【自惚れ~うぬぼれ~】…<つかつく>  
 番外編』は、タイトルに記載は有りませんが、<あき桜>と成って折ります。
 そして、『自惚れ~うぬぼれ~…<つかつく>  55.』のエピローグ的な番外編と成っ
 て折ります。
 了承の程、宜しくお願い致します。>



【『自惚れ~うぬぼれ~…<つかつく>  55.』のエピローグ】


桜子は、実は、気が付いて居たのだ。


或る日、突然、あきらが、つくしのカメラマンのか様に、携帯のカメラ機能を使用して、つくしを撮り始めた事を…。
しかも、其れは、つくしが、英徳大学に復帰してからだという事を…。


実は、其の事を知った桜子は、其の事には、一切、触れず…。
唯、あきらの様子を、只管(ひたすら)、見て居たのだ。


何故なら…。
“唯単に、理由もな無く、美作さんが、先輩を撮り続ける事は考えられない。”と、思って居たから…だったのだ。


其れに、桜子は、あきらのそんな行動を観て居て、認識して居た事が有ったのだ。


“大方、道明寺さんからの要望に応えた形で、美作さんは、先輩を撮って居るのだろ
 う。”と…。


だからこそ…。
此の時の桜子は、何も言わなかったのだ。



其れに、総二郎も、此の事を知って居るだろう事も、桜子には、お見通しだったのだ。
だが、相変わらずなつくしは、全く、気が付いて居なかったのだ。


だからだったのだろう。
桜子は、思って居たのだ。


“先輩は、記憶が有ろうと無かろうと…。
 相変わらず、鈍感なご様子です事…。”と…。


云わば…。
此の時の桜子は、そんなつくしを、半ば、呆れて居たのだ。



そして、そんな日から、数か月後の或る日…。
桜子は、偶然、街で、あきらと遭遇したのだ。
そして、あきらと桜子は、其の後、あきらからの誘いで、一緒に、BARに入る事にしたのだ。



だからだったのかも知れない。
桜子は、何気に、あきらに訊いてしまったのだ。


「美作さんは、道明寺さんから、頼まれたんでしょうが…。
 4月頃から、携帯のカメラで、先輩を撮って居らっしゃいますよね?」と…。


其処で、あきらは、“はぁ~。”と、溜息を突き乍らも、桜子からの問いに返答したのだった。


「ああ、そうだよ。
 やっぱり、桜子には、バレてたんだな。」と…。


だからだったのだ。
桜子は、そう言って来たあきらを、呆れた様な顔付きで見詰めたまま、言い返すのだった。


「私は、先輩じゃ無いんですから…。
 其れ位、分かってますよ‼
 如何も、先輩は、気が付いて居ない様子ですが…。」と…。


そして、桜子は、一呼吸置いてから、また、あきらに、訊き始めるのだった。


「西門さんも、此の事は、ご存知…何ですよね?」と…。


其処で、あきらは、そう訊いて来た桜子に、返答したのだった。


「ああ。
 俺から、総二郎には、伝えたから…な」と…。



そして、其の後(あと)の桜子は、ずーっと、気に成って居た事を、あきらに、訊いて視る事にしたのだ。


「実は、先輩に訊いた事が有ったんです。
 “道明寺さんとは、連絡を取り合って居るのか?”って…。
 でも、先輩から返って来た返答の言葉は、“取って無い。”と、唯、一言だけだったんで
 す。
 道明寺さんと先輩は、今でも、婚約者同士…何ですよね?
 お二人は、一体、如何成って居るんでしょうか?」と…。


其処で、あきらは、桜子に、話しし始めるのだった。
勿論、あきらの見解として…。


「司は、今でも、牧野の傍に居たいと思うぞ‼
 でも、今の司の状況が、そうはさせてくれねぇ。
 だからこそ…。
 必死で、耐えて、NYで、修行してんだろ?
 きっと…な。
 だからこそ…。
 今の司は、俺が撮って遣った牧野の動画や画像で、我慢してんだと思う。
 だから…よ。
 其処の処は、桜子も、多目に見て遣ってくれ‼
 『連絡』の件は、俺から、司には、訊いて視るから…よ。」と…。



だからだったのだ。
あきらが、出張でNYに渡米した際…。
司と会った時に、あきらは、司に、『連絡』の件を、訊いて居たという訳だったのだ。


実は、あきらも、桜子から、そんな話しを聞いて、気に成って居た事は、確かだったのだ。


だからこそ…。
此の時のあきらは、司に訊けた話しだったのだ。



そして、あきらは、NYからの帰国後に桜子を呼び出して、桜子と会い、司から聞いた話しを、桜子に話しして聞かせて居たのだ。


其の時の桜子は、実は、呆れて居たのだ。


だからだったのだ。
桜子は、そんな司とつくしの二人の事を想い、密かに、思って居たのだ。


“其れって、連絡を取り合って居ると言うのでは無く…。
 業務連絡の様なモノですよね?
 此れで、本当に、道明寺さんと先輩は、『婚約者』と、言えるんでしょうか?”と…。



そして、桜子が、そんな風に思って居るとは知らないあきらは、其の日の最後に、司の様子を、桜子に言って聞かせて居たのだ。


「司は、自分から牧野に連絡した事で、牧野から、嫌われる事を恐れてるんだよ。
 だから…な。
 自分からは、中々、連絡出来ねぇで居るんだよ。
 でも…な。
 そう話しして居た時の司は、気落ちして話しして居たんだけど…な。
 例え、業務連絡的な連絡で在ったとしても、牧野からの連絡には、司自身、嬉しかったん
 じゃねぇの?
 此の時の司は、満面の笑みで、そう言ってたわ。
 如何やら、司は、牧野に、惚れ捲って居る様子だわ。」と…。


だからだったのだ。
桜子は、嬉しかったのだ。


桜子にとって、司は、『初恋の男性(ひと)』…。
でも、桜子にとってのつくしは、初めて出来た信頼出来る親友でも在るのだ。


桜子にとっては、司とつくしの何方も、掛け替えの無い『友人』には変わりないのだ。


だからこそ…。
桜子にとっては、司とつくしの二人の幸せを、何時までも、願い続けて居るのだ。



なので、此の時の桜子の心からのホッとした表情は、何物にも代え難いパワーが有ったのだ。
此の時のあきらは、そんな桜子の様子を、密かに、見て居たのだ。


何故なら…。
桜子は、ホッとした表情だけでは無く…。
満面の笑みで、あきらに、返答して来たから…だったのだ。


「其れなら、良かったです。」と…。


そして、此の後のあきらは、桜子から頼まれて居た『約束の品』を、桜子に手渡したのだ。



実は、あきらが、桜子に例の司からの要望の件がバレた時点で、桜子は、密かに狙って居た事が有ったのだ。


だからこそ…。
桜子は、あきらに、言って除けて居たのだ。


「“先輩には、此の事を言わないで置きます。”と、美作さんとお約束して居たので、今で
 も、言ってません。
 其れは、此れからも、同じです。
 ですが…。
 其の代わりと言っちゃあ何ですが…。
 此れからは、唯でという訳にはいきません。
 実は、私の欲しいブランドの限定のBagが、NYで無いと販売して居ないそうです。
 問い合わせたのですが…。
 ショップで無いと、買えないそうです。
 私が、NYに渡米出来たら良いんですが…。
 先輩の事が心配ですし…。
 美作さんは、近々、出張で、NYに渡米為さるそうですね?
 私の代わりに、買って来て貰う事は、可能ですか?」と…。


という訳で、此の時のあきらは、そんな桜子からの要望に応えて、桜子から頼まれて居た『約束の品』を、手配したという訳だったのだ。
『総合商社』で在る『美作商事』の名に懸けても…。



だが、あきらは、思って居たのだ。


“何時の間に、桜子は、俺のNY出張の件を知ったんだろうな。
 きっと、チャンスを窺って居たんだろうけど…な。”と…。



だからだったのだ。
此の時(桜子に手渡した時)に、桜子から言われて居た話しを思い出して居たあきらは、密かに、思って居たのだ。
桜子から頼まれて居た『約束の品』を、桜子に手渡し乍ら…。


桜子は、やっぱり、小悪魔‼…だよな。”と…。



勿論、そんな風に、あきらが思って居るとは、現地点で知らない桜子が、もし、そんな風に、あきらが、密かに、思って居た事を知れば…。
きっと、桜子は、逆上するだろう。


「“『やっぱり』…。”とは、如何いう意味ですか?」と…。


だからこそ…。
此の時のあきらは、桜子に手渡した時点で、自身のそんな思いを何も言わずに、桜子には、手渡して居たのだ。
桜子に、其の事がバレるとヤバい事は、あきらとて、分かり切って居たから…だったのだ。


なので、此の日のあきらは、『あきらスマイル』のまま、桜子の前に居たという訳だったのだ。



fin

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